その日から軽い食事ができる!
治療が1日で終わる!
それが「All-on-4(オール・オン・フォー)インプラント治療」です。
その日のうちに歯を固定しますので、総入れ歯の方や多くの歯を失っている方、歯周病で多くの歯が揺れている状態の方に適しています。
All-on-4とは
一般的なインプラント治療では、歯を失った部分に1本ずつインプラントを埋める処置を行います。
この方法は他の歯に負担をかけない点がメリットですが、多くの歯を失うとインプラント埋入数も増えてしまい、身体的にも経済的にも大きな負担となる点がデメリットです。
この課題を解消するのがAll-on-4です。
All-on-4とは、4本の埋め込んだインプラントの上に入れ歯を取り付ける治療方法です。しっかりと支えられた土台の上で複数の人工歯を使用できますので、入れ歯とインプラントの「いいとこ取り」だといえるでしょう。
All-on-4は、インプラントを埋めた当日に仮歯を固定します。治療を受けた日から軽い食事ができる点も、大きな特徴です。
All-on-4のメリットとデメリット
メリット
デメリット
治療の流れ
1検査と準備
骨の状態をCTスキャンで分析します。
型取り、噛み合わせチェックなど各種検査を行い、治療計画を立てます。
仮歯をあらかじめ作っておきます。
2インプラントの埋め込み
歯ぐきを切開して骨を削り、インプラントを埋め込みます。
歯ぐきの切開前に麻酔を行いますので、痛みはほとんどありません。
3休憩
数時間ほど身体を休ませます。
4仮歯の装着
埋め込んだインプラントに仮歯を固定します。仮歯をつけた状態でお帰りいただけますので、普段通りに食事や会話を楽しむことができます。
※患者様の口腔内の状態によっては、仮歯の装着が翌日以降になる場合もあります。
5最終ブリッジの取り付け
約6ヶ月後に、仮歯を外してキレイな人工歯を取り付けます。
インプラントは10年保証です。グラつきや違和感が出た際には、ご遠慮なくご相談ください。
CTによる精密検査を行う理由
歯科医院でよく使われているレントゲンは、2次元の画像を撮影するものです。対してCTは、3次元の画像を撮影することができます。
歯や骨の状態はレントゲンでも撮影できますが、平面画像では把握できない部分もあります。また平面画像では、神経や血管の位置はわかりません。
CTで3次元画像を撮影すれば、インプラントを埋め込むのに適切な位置・角度・深さを、あらかじめ知ることができます。また、神経や血管を傷つけるリスクも大幅に減らせます。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、CTを使って安全で安心な治療を行います。
All-on-4の症例
All-on-4のQ&A
何本か歯が残っても、All-on-4は可能ですか?
必要に応じて残っている歯を抜くことで、All-on-4が可能です。抜歯は、インプラントを埋め込む手術時に併せて実施します。
All-on-4治療後は、何年くらい使い続けられますか?
インプラントの1年後の残存率は「上顎97.6%」「下顎98.2%」というデータがあります。ただし、快適に使い続けるにはメンテナンスの継続が必要です。
All-on-4を受けたいのですが、手術が不安です……。
局所麻酔をしますので、治療中の痛みはありません。不安や恐怖を感じやすい方には、ほとんど眠った状態になる鎮静麻酔もご用意しています。
できるだけ痛みや腫れをなくしてほしいのですが……。
CT検査によるデータを元にシミュレーションし、歯ぐきを切開せずにインプラントを埋め込む方法があります(ノーベルガイドシステム)。この方法を使えば、手術時の痛みや腫れはかなり減ります。
All-on-4は何歳まで受けられますか?
身体への負担が少ないノーベルガイドシステムを使えば、ご高齢の方でも安心して治療を受けていただけます。
All-on-4治療後のお手入れについて教えてください。
丁寧な歯磨きはもちろん、歯間ブラシや水流タイプの清掃器具なども使い、しっかりと汚れを落とすようにしてください。
治療後の注意点はありますか?
硬い食べ物は、埋め込んだインプラントへの負担になります。しばらく控えるようにしてください。