オールオンフォーの治療期間を短くするためのポイント
2025.09.22更新
オールオンフォー治療を検討しているが、治療期間や流れがよく分からないと不安を感じていませんか。
オールオンフォーは、少ない本数のインプラントで人工の歯を支える治療で、短期間で噛む機能と見た目を回復することができます。
しかし、骨の状態や全身の健康状態によって期間は変わるため、事前に自分の条件に合った治療期間を知ることが重要です。
本記事では、オールオンフォーの治療期間の目安や、短縮のためのポイント、一般的な流れと所用期間について分かりやすく解説します。
オールオンフォーの治療期間の目安
オールオンフォーの治療期間の目安については、以下のとおりです。
- ・一般的な期間(手術〜最終補綴)
- ・即日負荷と従来法の違い
- ・骨造成が必要な場合の期間延長
それぞれ説明します。
一般的な期間(手術〜最終補綴)
オールオンフォーの治療期間は、手術当日に仮歯を装着してから、顎の骨とインプラントが結合し最終的な人工歯を装着するまでの3〜6か月が目安です。
通院回数は10回前後で、症例によっては半年から7か月ほどかかる場合もあります。
即日負荷と従来法の違い
インプラント治療での即日負荷と従来法で大きく違う点は、歯のない期間があるかないかです。
即日負荷は手術当日に仮歯を装着できるため、歯がない期間がありません。
一方、従来法はインプラントと骨が結合するまで数か月待つ必要があり、その間は入れ歯や歯のない状態で過ごすことが多いです。
骨造成が必要な場合の期間延長
インプラント治療では、骨造成が必要かどうかで治療期間が異なります。
骨造成を行う場合は、移植した骨が安定するまで3〜6か月以上かかるため、全体の治療期間は半年から1年以上に延長することがあります。
当院では骨造成が不要なザイゴマインプラントも行っていますので、下記も参考にしてください。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科のザイゴマインプラントについて
オールオンフォーの治療期間を短縮するためのポイント
オールオンフォーの治療期間を短縮するためのポイントは、以下のとおりです。
- ・CT撮影とデジタルプランニング
- ・即日負荷対応のクリニック選び
- ・口腔内環境を整えておく
順番に説明します。
CT撮影とデジタルプランニング
オールオンフォーの治療期間を短縮するには、CT撮影とデジタルプランニングの活用が欠かせません。
CT撮影によって正確な診断と治療計画が可能となり、デジタルプランニングを行うことで、インプラントの埋入位置や角度を術前に決定できるため、手術の効率化につながります。
当院のCT検査については下記も合わせてご確認ください。
即日負荷対応のクリニック選び
オールオンフォーの治療期間を短縮するためには、即日負荷に対応したクリニックを選ぶことが重要です。
即日負荷対応が可能な歯科医院を選ぶことで、歯がない期間を過ごすことなく、全体の治療期間も3〜6か月ほどに抑えられます。
口腔内環境を整えておく
オールオンフォーの治療期間を短縮するためには、口腔内環境を整えておくことが大切です。
歯周病や虫歯を放置すると、骨が痩せて骨造成が必要になり、治療期間が数か月から1年以上延びる可能性があります。
オールオンフォー治療の流れと所要期間
オールオンフォー治療の流れと所要期間については、以下のとおりです。
- ・診査・診断(1〜2週間)
- ・手術と仮歯装着(即日または数日)
- ・最終補綴物装着(3〜6か月後)
それぞれ解説します。
診査・診断(1〜2週間)
オールオンフォーの治療は、診査・診断からはじまります。
口腔内の状態を確認し、CT撮影やレントゲン検査などの精密検査で骨量や神経の位置を正確に把握します。
診査・診断にかかる期間は、1〜2週間ほどですが、歯周病や骨の不足がある場合は、前処置が必要となり、数週間延びることがあります。
手術と仮歯装着(即日または数日)
オールオンフォー治療は、手術でインプラントを埋め込んだ日に仮歯を入れることが多く、歯がない期間を過ごす必要がありません。
手術時間は通常1〜2時間程度ですが、歯科医院によって治療スタイルや治療時間は異なります。
たとえば、オールオンフォー治療の症例が多く、専門で行っている歯科医院は手術時間が短いです。
治療時間が短いことで低侵襲となり、患者様にとっても負担が少なくなります。
最終補綴物装着(3〜6か月後)
最終補綴物は、手術後3〜6か月ほどでインプラントと骨が結合し、安定が確認されたら最終的な人工歯を装着します。
最終補綴物の制作と装着には2〜3週間ほどかかり、噛み合わせの調整も数回行われます。
オールオンフォーの治療期間に影響する要因
オールオンフォーの治療期間に影響する要因は、以下のとおりです。
- ・骨の状態や骨量
- ・全身の健康状態
- ・治療計画の違い
順番に説明します。
骨の状態や骨量
オールオンフォーの治療期間は、顎の骨の状態や骨量によって異なります。
骨が残っている場合は、骨造成が不要のため、手術から仮歯の装着まで短期間で進めることが可能です。
骨造成が必要になると3〜6か月、場合によって1年以上の期間が延びることもありますが、骨質が悪いと手術当日に仮歯が入らず、数か月後に装着する場合もあります。
全身の健康状態
全身の健康状態によっても、治療期間は左右されます。
骨粗しょう症などの骨密度に関わる病気を持つ方は、インプラントの安定を妨げる要因となるため、場合によって治療期間が延長されます。
また、糖尿病や高血圧の持病があると、傷の治りが遅く、感染リスクの可能性が高いです。
治療計画の違い
治療計画の立て方によって、オールオンフォーの治療期間は異なります。
手術の複雑さや準備期間が変わることで、3〜6か月以上延長されることがあります。
まとめ:オールオンフォーは自分の条件に合った治療期間を把握して計画を立てる
本記事では、オールオンフォーの治療期間に影響する要因や、短縮のための工夫について解説しました。
治療の流れは診査・診断から始まり、手術と仮歯装着・最終補綴物の取り付けで完了しますが、骨の状態や健康状態、治療計画の内容によって異なります。
通常は3か月ほどで機能回復できますが、症状によっては1年以上かかるケースもあります。
無料カウンセリングを実施している歯科医院も多いため、症例実績が豊富な歯科医師に相談し、適切な治療期間と方法を確認することが大切です。
当院でも無料カウンセリングを行っています。 下記よりお気軽にご相談ください。
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