医院ブログ

2024.04.10更新

2024年4月21日にインプラント治療とインビザライン治療に関するセミナーを開催いたします。
インプラント、インビザラインに関しての基本的なことから、さまざまな治療ケースをご紹介いたします。
セミナーの後には、無料個別相談もお受けいたします。
詳細は下記をご確認ください。

詳しくはこちら

 

【開催日時】
2024年4月21日(日)
〇インプラントセミナー
1部 10時~
2部 13時~
〇インビザラインセミナー
1部 11時30分~
2部 14時30分~

※参加者全員に歯科医院でしか購入できないマウスウォッシュをプレゼント
※各セミナーの後に個別相談も開催予定です。

【開催場所】
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科 内にて

【参加費用】
無料
※各セミナー先着10名まで

【対象者】
インプラント治療、矯正歯科治療に関心のある方
※歯科関係者のご参加はご遠慮ください

【申し込み方法】
お申し込みフォームよりお申し込みください。
<<<申し込みはこちらから>>>

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.03.30更新

ワイヤー矯正


歯列矯正を決意したものの、その方法をなかなか決断できない患者さまは多くいらっしゃいます。
大きく分けると「ワイヤー矯正」と「インビザライン」の2種類が挙げられ、決定的な違いは装置の特徴だと考えられます。
そこで今回は、両者の違いやメリット・デメリットについて掘り下げてお話しします。

 


インビザライン


メリット
・痛みや違和感が出にくい
・むし歯や歯周病に罹患しにくい
・透明の装置で目立ちにくい


デメリット
・症例によっては適用できない場合がある
・食事と口腔ケアのタイミング以外は装置を原則付けておく必要がある
・食事はもちろん、コーヒーやジュースを飲むときも装置を外す必要がある
・装置を失くしたり変形させたりしないよう管理が必要である

 


ワイヤー矯正


メリット
・さまざまな症例に対応している
・歴史があるため信頼度が高い
・方法によっては治療期間を大幅に短縮できる


デメリット
・食事や口腔ケアがしにくい
・むし歯や歯周病に罹患するリスクが高めである
・装置が口腔内の粘膜を傷付けて、炎症を起こす可能性がある
・装置が目立ちやすい(表側矯正の場合)

 


矯正方法を決めかねる場合は?
矯正方法によってメリットやデメリットはさまざまですが、症例によっては選択肢がおのずと限られることがあります。
そのような場合は、診察や検査の結果とともに担当医師から伝えられるでしょう。
「この矯正方法がよかったけど、自分の症例には適用できなかった」と落ち込むことがないよう、まずはかかりつけ医に相談することが大切です。
もし複数の選択肢がある場合は、本記事の内容を参考にしながら検討してもらえると幸いです。

 


まとめ
矯正方法は大きく分けて2種類ありますが、症例によっては選べないこともあります。
まずは信頼できる歯科医院を受診し、事前の診察や検査を受けましょう。その結果を受けて、ご自身にとって最適な選択をすることがポイントです。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.03.20更新

インプラント


前回に引き続き「奥歯のインプラント」について詳しく解説します。治療のメリットやデメリットを中心にお話しするので、補綴治療を予定している方はぜひご一読ください。

 


メリット
インプラントには、ブリッジや義歯にない魅力が複数存在します。まずはメリットを理解し、補綴治療の選択肢の一つとしてぜひ検討してください。


1.天然歯に近い噛み心地を実現できる
義歯は約2~3割、ブリッジは約6割程度の噛み心地を実現できるといわれています。
インプラントはそれ以上で、天然歯に負けない噛み心地を実現できるのだとか。食事のときに、違和感なく食事を楽しめるでしょう。


2.痛みや違和感が比較的少ない
義歯に比べると、痛みや違和感が少ないのも魅力の一つです。義歯は土台がないため、強く噛むと歯茎へ触れて痛みが出やすくなるでしょう。歯に合わない義歯を付けていると、より痛みが生じやすくなります。
一方インプラントは、歯槽骨へ埋め込んだ土台に人工歯がある状態です。強く噛んでも、痛みや違和感が出る心配がないでしょう。何かの拍子にずれることも、まずありません。


3.噛み合わせのバランスが正される
噛み合わせの良し悪しは奥歯の高さによって決まるため、何らかの理由で奥歯を失くすと咬合力が偏りバランスが崩れます。肩こりや頭痛、顔のゆがみなどを起こす恐れがあるでしょう。
ほかの補綴方法で治療を行うと、咬合力の不足から偏りを改善できないかもしれません。しかしインプラントは「天然歯に近い噛み心地を実現できる」という特性から、時間が経つとともにバランスを整えられる可能性が高いです。


4.発声や発音がしやすくなる
奥歯を失うと、欠損部から息が漏れて「ラ行」や「イの段」の発音が難しくなります。インプラント以外の方法でも改善が見込めますが、義歯の場合は話している途中にずれることが懸念されます。しっかりと固定されるインプラントであれば、その心配なく会話を楽しむことが可能です。


5.顎骨の吸収を予防できる
歯を失くすと、歯槽骨が歯根を通じて刺激を受けることがなくなります。時間の経過とともに歯槽骨がやせていき、骨の吸収が徐々に進行するでしょう。
歯根のないブリッジや義歯ではこの問題を解決できませんが、インプラントであれば人工歯根と顎骨ががっちりと結合します。刺激が伝達し、歯の健康をキープできるでしょう。

 


デメリット
続いてはデメリットを紹介するので、両者を理解したうえでご自身にとって最適な治療法を選びましょう。


1.保険が適用できない
インプラントは保険が適用できないため、治療費が高額になる傾向にあります。埋入本数が増えるにつれて、治療費がかさんでしまうでしょう。
一方でブリッジや義歯は、選ぶ材質によって保険適用内の治療ができます。
予算がある方は、ほかの補綴方法を検討するのもよいかもしれません。


2.ある程度の通院が必要
外科手術でインプラント体を埋め込むと、結び付くまでに約3ヶ月の経過観察が必要です。
さらに骨造成が必要となると、1年ほどかかる可能性もあります。
仕事や育児が忙しい方にとっては、通院がネックだと感じるかもしれません。


3.骨造成が必要になるケースもある
治療前の検査で厚みや骨量不足が発覚した場合、まずは骨造成を行わなければなりません。
骨造成や骨移植に対応していないクリニックの場合は、転院が必要になるでしょう。

 


まとめ
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、患者さまのさまざまなニーズにお応えできるよう最先端の技術や設備を積極的に取り入れています。
事前検査で骨が薄いことが発覚した場合は、サイナスリフトやソケットリフト、そして骨自体の再生を促すGTR法などを用いて十分な骨量を確保します。
年間約500本のインプラントを埋入している、経験豊富な歯科医師が担当しますのでご安心ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.03.10更新

インプラント


何らかの口腔トラブルで奥歯を欠損したとき、今まではブリッジや義歯で補綴するのが基本でした。ですが近年は、インプラントを検討する方が増加しています。
噛みにくさや違和感がなく、まるで天然歯のような使い心地を実感できるのが人気の秘密のようです。
そこで今回は「奥歯のインプラント」について詳しくお話しします。補綴治療を考えている方は、本記事を参考に比較検討してみてくださいね。

 


治療における注意点
注意すべき点を、治療のときと治療後に分けてそれぞれ紹介します。


治療時の注意点
もっとも大切なのは、事前カウンセリングを受けたうえで歯科医院選びを行うことです。
治療法や考え方を強引に押し付ける歯科医師ではなく、患者さまの疑問や悩みに丁寧に答えながら進めてくれる医師のもとで治療を受けるのがベストです。
とくに貧血や心疾患、糖尿病や骨粗しょう症といった既往歴がある方は注意が必要です。症状や投薬状態によって、すぐに治療を始められない可能性があるためです。
また喫煙習慣も、治療のスタートを左右しうるので気を付けましょう。
さらに、歯科医院の検査体制や衛生状態も重要視すべきポイントです。というのもインプラントは、外科手術をともなう治療です。
CT検査などで事前に神経や血管の位置を把握しておかないと、手術中に傷を付けて感染症を起こす恐れがあります。それと同時に、歯科医師の高い技術も欠かせません。
経験豊富な歯科医師が在籍する、検査体制や医療器具が整った歯科医院を選びましょう。


治療後の注意点
治療が終わったら、インプラント周囲炎に罹患しないよう気を付けましょう。歯周病に似た症状で、埋め込んだインプラントの周りの粘膜が出血や炎症を起こすのがきっかけです。
炎症が進行すると粘膜との隙間が深くなり、膿が出て、最終的にインプラントが抜け落ちます。歯周病よりも進行しやすいため、とくに注意が必要です。
原因は歯垢や歯石、歯ぎしりなどさまざまです。日頃の口腔ケアを徹底するとともに、歯科医院で定期健診を受けて清潔な口腔状態を維持しましょう。歯科クリーニングを受けるだけでなく、インプラントの状態や悪習癖の有無も確認してもらうことが大切です。

 


ほかの補綴手段について
ほかの補綴手段として「ブリッジ」や「義歯」が挙げられます。それぞれの特徴は次の通りです。


ブリッジ
欠損した箇所の両端の歯を土台にして、橋(ブリッジ)のように歯を引っ掛けるという手段です。土台となる歯が左右に必要なので、残念ながら最奥の歯には選択できません。義歯よりも安定感があり、違和感や噛み心地の悪さを感じにくいという魅力があります。材質によっては保険が使えるので、予算に限りがある方も安心して治療に臨めます。
ただ、土台となる歯へ大きな負担がかかることは否めません。治療では土台となる歯を削らなければならず、その時点で細菌感染のリスクが生じます。健康な歯を削ることに、抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
また生活をしているうちに、土台へ負荷がかかって痛みや口腔トラブルを起こす可能性もあります。


義歯(入れ歯)
残存歯にバネを引っ掛けて、欠損箇所に人工歯を補う手段です。土台を埋入するわけではないので、原則としてどの位置を失くした場合にも適用できます。
また患者さま自身で取り外しができるため、手入れがしやすいというメリットも持ち合わせています。保険適用で治療できるのも、嬉しいポイントではないでしょうか?
一方で義歯には、特有の締め付け感があります。慣れるまでは、少し生活しにくく感じるでしょう。また適合具合によっては、簡単に外れたり痛んだりします。ほかの補綴方法に比べて顎骨へ刺激を与えにくいので、骨が少しずつやせて口周りの印象が変化しやすいのも難点の一つです。

 


インプラントは部位によって難易度が異なる?
前歯と奥歯の補綴治療における相違点は「治療の難しさ」です。
前歯の顎骨は骨量が少ないので、埋入したインプラントが定着しにくい傾向にあります。場合によっては、骨造成術などで骨を増やす必要があるでしょう。
以上の理由から、前歯の方が難易度が高いといえます。

 


インプラントが適用できないケース
症例によっては、インプラントが適用できないこともあります。
その代表となるのが、顎骨がもろくなりがちな「骨粗しょう症」です。仮に埋め込んでもうまく固定されないため、治療を中断せざるを得ません。
また骨格の発達を終えていない子どもや、飲める薬が限られている妊婦も治療が困難です。
さらに貧血や心疾患、糖尿病などの既往歴がある方も注意が必要です。かかりつけの内科医と連携したうえで、タイミングを図りながら治療をスタートする流れとなるでしょう。
喫煙習慣がある方も、インプラントの定着が難しく、炎症を起こしやすいため注意が必要です。
カウンセリングの段階で担当医に伝え、最適な治療計画を作成してもらいましょう。

 


まとめ
奥歯の補綴手段や注意点について、詳しく解説しました。
次回は、インプラントのメリットとデメリットを中心に紹介します。興味がある方は併せてご覧ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.02.28更新

リテーナー


リテーナーの使用におけるトラブル

以前もお伝えしたように、リテーナーは1~3年程度付けて過ごすのが一般的です。しかし長期間装着していると、トラブルが起こる可能性があります。
そのような場合、歯科医院で適切な処置を受けなければなりません。
費用や通院回数が増えてしまうため、できるだけ患者さま自身でトラブルの予防や簡単な対処に努めることが大切です。
なおトラブルには、さまざまな種類のものがあります。起こりやすいものや大きな被害を及ぼすものから、優先して防げるよう努めましょう。


1.装置の破損および紛失
持ち運んだときに多いのが、リテーナーの破損や紛失です。バッグやポケットに入れて移動している際、人や物にぶつかって壊れるというケースは少なくありません。
外部からの強いダメージが加わらないよう、専用のケースに入れて持ち運びましょう。
また紛失の主な原因は「外出先での置き忘れ」です。専用のケースに収納したら、その場でバッグなど所定の場所へしまうことを心がけてください。ルーチン化することによって、置き忘れるリスクを軽減できます。
もし自力で直せないほどの破損が起こった場合、歯科医院での修理が必要です。紛失も含め、何らかのトラブルが生じた際はすぐにかかりつけ医へ相談しましょう。


2.適合しなくなった
破損や紛失と同じくらい多いのが、リテーナーの不適合です。最初はうまく装着できていたものが、途中で合わなくなるというトラブルです。
原因として考えられるのが、装着をさぼったことによる後戻りの進行です。装着を怠った期間が長ければ長いほど、後戻りが進んで歯列に悪影響を及ぼします。
場合によっては、再度歯列矯正を行う必要が生じるでしょう。
「装置が合わないな」「なんとなく違和感があるな」と感じたら、まずは歯に付けられるかどうかをチェックしてください。痛みや違和感があっても、装着できるのであれば後戻りがまだ進んでいない状態だと判断できます。そこからきちんと装着していれば、状況は改善するかもしれません。
装着できない場合は、すぐにかかりつけ医へ相談しましょう。早めの処置を受ければ、二度目の歯列矯正をしなくとも改善できる可能性があります。
歯列矯正が再度必要となれば、これまでの治療に要したコストや期間がムダになってしまいます。
歯科医師の指示通りに装着し、当初の計画通りに理想の歯列を手に入れましょう。


3.滑舌が悪化した
矯正装置やリテーナーによって、滑舌が悪くなることがあります。特に装置を歯の裏に付ける場合、舌の動きが阻害されて発音が困難になるためです。
会話するときの違和感など多少の弊害はあるものの、慣れると問題なく生活できる方が大半です。
「初めは気になったけれど、徐々に慣れて普段通り過ごせるようになった」と答える方は、実際少なくありません。うまく発音できず、時にもどかしさを感じるかもしれませんが、焦らず徐々に慣らしましょう。
ちなみにサ行やタ行、ラ行といった「発音の際、歯の裏に舌が触れる音」は滑舌が悪化しやすい傾向にあります。一つの知識として、ぜひ知っておいてくださいね。
もし日常生活に支障をきたすほどの症状が見られる場合は、かかりつけ医に相談しましょう。きっと最適なアドバイスや処置を受けられるはずですよ。

 


まずはかかりつけ医に相談しましょう!
第三者から気付かれにくい装置で後戻りを予防したい方は、まずかかりつけ医に相談しましょう。患者さまの希望や症例に合った装置を提案してくれるはずです。
専門知識が必要なので、自己判断はNGです。きちんと診察と提案を受け、ベストの選択をしてください。
後悔のない治療をするためには、信頼できる歯科医院を見つけることが大切なポイントです。十分なコミュニケーションが取れて、信頼関係が築けそうな歯科医師を探してくださいね。

 


まとめ
歯列は動かして終わりではなく、整えた状態をキープすることが大切です。すぐにもとの状態へ戻らないよう、歯科医師の指示通りにリテーナーを装着して過ごしましょう。
ただ数年単位での装着が必要なので、時にはイヤになることがあるかもしれません。そのような場合は、ご自身が美しい歯並びを手に入れたときの姿を想像し、モチベーションの維持に努めましょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.02.20更新

リテーナー

 


人目に付きにくいリテーナーとは?
「長期間装着することを考えると、目立ちにくい見た目をしたものを選びたい」
きっと多くの方が、このような望みを持つはずです。
第三者から気付かれにくいリテーナーを使いたいという方は、本記事をぜひ参考にしてくださいね。
まずは、各タイプの特徴を順に解説します。


1.マウスピース式
目立ちにくさを最優先したい方におすすめしているのが、マウスピース式のリテーナーです。
透明のマウスピースを取り付けるだけでよく、至近距離でなければ気付かれにくいのが魅力です。
厚みのない装置なので違和感が生じにくく、長期間使用してもストレスが溜まりにくいでしょう。
歯がでこぼこになるのを防ぐ効果が期待でき、不具合が生じた際は歯科医院で微調整を行ってもらえます。
その一方で、欠点があることも忘れてはなりません。
ほかのタイプに比べて固定力が乏しく、強い力に弱いという難点を抱えています。
また奥歯を噛みしめた際に、上下の装置が重なると歯が圧下する恐れがあります。歯科医院の中には、上下での併用を推奨しない場合があることを知っておいてください。
圧下するとほかの歯よりも沈んで、装置を外した際に咬合が悪化するでしょう。


2.クリアボウ式
歯が接する部分に、ワイヤーを被せず固定する装置です。マウスピース式だけでは咬合が安定しない場合に用いられます。
装置同士が接触しないため、歯の圧下による不正咬合を予防できます。
これまでクリアボウ式に使われるワイヤーは、金属製で目立ちやすいのが難点でした。しかし近年は、透明のものも広く普及しています。第三者に気付かれることなく、後戻りの予防に励みたい方に適しています。
ただマウスピース式に比べて、若干の厚みがあります。破損しにくいという魅力はありますが、慣れるまでに時間を要するかもしれません。

 


着脱可能なリテーナーの注意点
フィックス式など一部の装置を除き、リテーナーは患者さまご自身での着脱が可能です。
好きなタイミングで付け外しができる一方、歯科医師の指示を守ると後戻りを起こす可能性があります。
装着時間や手入れの方法について、使用前に歯科医師から説明があるはずです。その内容をきちんと守り、整った歯列をキープできるよう努めましょう。


装着時間について
保定期間が始まってからの1年程度は、基本的にリテーナーを装着し続けなければなりません。唯一外してよいのは、食事とブラッシングの時間のみです。
装着をさぼると後戻りを起こし、最悪の場合は二度目の歯列矯正が必要になるので気を付けましょう。
せっかく整えた歯列をキープするためには、保定期間中も歯科医師の指示通りに取り組むことが大切です。ゴールが遠くて煩わしい気持ちになるかもしれませんが、歯列や咬合は私たちの心身に深く関わっていることを忘れてはなりません。
というのも一部では、咬合や顎のズレが自律神経に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。心身がともに元気であるためには、歯の健康を維持することが重要だということです。
装着が面倒になったときは、この話をぜひ思い出してください。将来の自分の姿をイメージし、モチベーションをキープすることがポイントです。


適切な方法で毎日手入れする
着脱可能なリテーナーは、毎日適切な方法で手入れしなければなりません。
外出時まで無理に行う必要はありませんが、食後はできるだけ取り外して洗浄してください。
もちろん、ブラッシングも忘れてはなりません。
歯に磨き残しが生じたままリテーナーを付けると、むし歯や歯周病などの口腔トラブルを起こす可能性があるので気を付けましょう。歯科治療が必要になると、さらに通院期間が延びたり費用がかかったりします。
特に注意してほしいのが、マウスピース式のリテーナーです。汚れた歯にかぶせると「細菌にフタをした状態」となります。
リテーナーが汚れる原因にもなるでしょう。
歯とリテーナーの両方を清潔にし、整った歯列をキープしましょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.02.10更新

リテーナー


歯列矯正に欠かせない「リテーナー(保定装置)」。
中には、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。ズバリ、歯列を整えるために必要な装置のことです。
歯の裏側に取り付ける器具やマウスピース装置など、歯列矯正に用いる装置はどんどん進歩を遂げています。それと同時に、リテーナーの開発も進められていることを忘れてはなりません。
どのような種類があるのか理解し、矯正治療で整えた美しい歯列をキープしましょう!

 


どんな装置?
各種装置を用いて歯を動かしたあと、整えた歯列をキープする目的で歯に取り付ける装置です。
「歯列が整ったなら、わざわざ新たな装置を付ける必要はないだろう」
と思った人もいるかもしれませんが、保定を怠ると「後戻り」を起こす可能性があります。
専用の装置を医師からの指示通りに取り付けることで、整えた歯列を美しい状態で維持できるでしょう。


使用の目的
先述した通り、使用の一番の目的は「動かした歯列を美しい状態でキープすること」です。
動かしたばかりの歯は不安定な状態であるため、装着を怠ると後戻り(もとの位置に戻ってしまうこと)を起こすかもしれません。
長い期間と多額の費用をかけて動かした歯が、すぐに戻ってしまっては悲しいですよね。
リテーナーを用いることで、歯の固定および後戻りの予防につながるでしょう。


使用期間
リテーナーは、歯を動かす期間と同じだけ装着するのが基本です。症例によって個人差があり、骨の構造や歯列などから歯科医師が総合的に判断をします。一般的には、1~3年程度の装着期間が必要だと考えておきましょう。
数年単位の装着が必要だと知って、ゴールが遠いと落胆した方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし後戻りを防ぐためには、症状に応じてリテーナーをきちんと装着することが大切です。
ちなみに後戻りのしやすさは、日頃の生活習慣や年齢にも左右されます。どれだけ注意を払っていても徐々に戻ってしまうため、できれば継続的に装着しましょう。

 


リテーナーの主な特徴
個々の骨格や症状に適合するよう、近年はさまざまな特徴を持ったリテーナーが開発されています。
大きく分けて3種類あるので、それぞれの特徴を押さえておいてください。
用途に合ったものを使うことで、最大限の効果を発揮するでしょう。


1.プレート式
歯の表側を金属製のワイヤー、裏側をプラスチックで固定します。
奥歯の固定に向いており、使用することで噛み合わせを安定させられます。
また耐久性が高く、入念な手入れをすれば長期間の使用が可能です。
患者さま自身で着脱できるので、手入れがしやすく口腔内を清潔に保てるのも大きなメリットです。
一方でプレート式は、ほかのタイプに比べて目立ちやすいという難点を抱えています。固定に使用するワイヤーが、第三者から見えることもあるでしょう。
また装置はオーダーメイドで作製されるため、手間や費用がかかります。具体的にどれくらいの費用がかかるのか、気になる方は事前にかかりつけ医へ尋ねましょう。


2.フィックス式
専用の接着剤を用いて、歯の裏側にワイヤーを固定されるタイプです。第三者から目立ちにくく、食事の際に取り外さなくてよいというメリットがあります。
ただ見方を変えれば、丁寧な手入れができないのが大きな難点です。磨き残しが生じないよう、丁寧なブラッシングを行うことが大切です。
ケアを怠ると、口腔トラブルを起こす可能性があるので気を付けましょう。トラブルの早期発見も兼ねて、定期検診を受けるのがおすすめです。
なお費用に関しては、比較的リーズナブルなケースが多いです。初期費用をできるだけ安く済ませたい方は、フィックス式を検討してください。


3.マウスピース式
その名の通り、歯の表面を装置で覆う形状をしています。樹脂製のものが多く、後戻りで歯がでこぼこになることを防いでくれるでしょう。
歯列矯正用の装置ほど厚みがないので、日常生活に支障をきたしにくいという魅力もあります。
さらに寝ている間も付けているため、歯ぎしりの予防に一役買ってくれるのも見逃せないポイントです。
しかし耐久性が低いため、重度の悪習癖がある方には不向きかもしれません。ギリギリと歯を擦り合わせたり、雑な着脱を行ったりしていると破れる恐れがあるので注意しましょう。
簡単な手入れや目立ちにくさを望む方に向いていますが、徹底した管理が必要です。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.01.30更新

X線検査
インプラント治療を行うにあたって、まず必要になるのがカウンセリングと精密検査です。
歯科用CTやレントゲンを用いて、顎骨の形状や健康状態を確認します。そして結果をもとに、治療計画を立てて患者さまへ共有するというプロセスになります。
そこで今回は、具体的な検査内容について紹介します。治療を検討中の方や、これからスタートする予定の方はぜひ参考にしてくださいね。


1.口腔内や顎骨の検査
まずは残存歯や口の中の衛生状態、歯列や咬合のチェックのために、視診と触診を行います。欠損部の異常や口腔トラブルが見つかった場合は、インプラント治療の前に対処する必要があります。
またインプラントに悪影響を及ぼす可能性がある、顎関節症や歯ぎしり、口腔内乾燥症の有無も見逃せません。
一つとして見落とすことがないよう、じっくりと確認します。
「検査内容が多いなぁ・・・」
と思った方もいるかもしれませんが、のちのち大きなトラブルを招かないためには、事前に患者さまの口腔状態を把握することが非常に大切です。
例えば歯周ポケット(歯と歯肉との境目にある溝)が深い場合、歯周病が疑われます。ほかにも歯の表面にプラークや歯石が付いていると、むし歯や歯周病のリスクが高くなるでしょう。
このような場合は先に治療を行い、口腔トラブルを撲滅した上でインプラント治療を開始する流れとなります。


2.診断用模型による検査
続いては患者さまの歯型から作製した模型を用いて、欠損部の異常の有無を確認します。大きさや形状もチェックし、埋入するインプラント体の本数などを決めていきます。


3.各種X線検査
X線検査では、撮影した画像をもとに歯槽骨の状態をチェックします。外から撮影する「パノラマX線検査」で口の中全体を確認したのち、細部は薄いフィルムを口の中へ入れて行なう「デンタルX線検査」で診ていきます。
どちらもデジタル写真として出力し、カウンセリングルームや診察室で患者さまへ共有できます。患者さまとしても、普段とは違った形で自身の口腔状態を把握できるのは大きなメリットになるでしょう。
また当院では、口腔状態および顔や顎の解剖学的構造を3Dでチェックできる「歯科用CT」を導入しています。歯槽骨の様子を立体的に捉えられるので、すぐに治療を始められるかどうかが瞬時に判断できるでしょう。手術に欠かせない、神経や血管の位置、骨造成の必要性なども正確にわかります。
「歯科用CTによる被ばく量が心配…」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科用CTの被ばく量は全身用CTのわずか10分の1です。365日毎日浴びたとしても、健康被害が起こるリスクはまずないので安心してくださいね。


主な検査の内容は以上です。
こうした複数の検査による結果をもとに、インプラントの埋入本数や位置などを歯科医師が判断します。
一昔前は珍しい機器だといわれていた歯科用CTも、近年は多くの歯科医院で使用されています。
模型とデジタルデータの両者から診断することで、より正確かつ安全性の高い治療を提案できるでしょう。
安心して治療を受けていただければと思います。

 


機器を使用したシミュレーション
近年歯科治療では、コンピュータを用いたシミュレーションが広く普及しています。
CT撮影で得られた複数のデータを画像処理し、平面的あるいは立体的にシミュレーションするというものです。
ピンとこない人のために、具体的な手順を紹介します。


【シミュレーションの段取り】
1.上顎の骸骨で鼻腔・切歯管・上顎洞、下顎の骸骨でオトガイ孔・口底部・下顎管の位置を、平面的および立体的にそれぞれチェックする。
2.手順1で得られた結果をもとに、埋入するインプラントの種類やサイズ、本数などを検討する。
3.アバットメントの種類やサイズ、深度や角度などを慎重に検討する。
4.被せ物(上部構造)のタイプを決めたのち、骨造成や移植の必要性を検討する。
5.外科手術の実施
具体的な手順は以上となります。
検査で得られたデータをもとに、歯科医師がいかに正確性と安全性の高い治療計画を立てるかという点が大切なポイントです。仕上がりはもちろん、治療中の患者さまへの負担も左右されるでしょう。

 


まとめ
インプラント治療には、綿密な事前検査が欠かせません。治療を成功させるためには必要不可欠ですので、ぜひ前向きな気持ちで取り組んでくださいね。
当院では患者さまの負担を少しでも軽減できるよう、丁寧な説明と対応をスタッフ一同が心がけています。
補綴治療について悩んでいる方は、
スマイル歯科クリニックでは丁寧な説明と対応を心がけています。インプラント治療を検討中の方がいらっしゃいましたら、岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科へぜひ一度ご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.01.20更新

インプラント

 


今回は、大切なインプラントを長持ちさせるコツを紹介します。
補綴方法を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 


何より重要なのは「予防」!
インプラントの寿命を延ばすには、口の中を清潔な状態でキープすることが大切です。
次のポイントに注意しながら過ごしましょう。


1.歯科医院で定期検診を受ける
インプラント周りにプラークが付着すると、細菌感染を起こしてダメになる可能性があります。
「治療をすれば終わり」という考え方は捨て、その後も定期検診を受けて良好な口腔状態を維持しましょう。
歯科検診を受けることで、日々のブラッシングでは除去できない汚れや歯石をキレイにできます。むし歯や歯周病といった、口腔トラブルの早期発見にもつながるでしょう。
日頃の生活が忙しい方もいると思いますが、3~4ヶ月に1回程度は診てもらうようにしてくださいね。


このような悪習癖や習慣に注意!
埋入したインプラントが天然歯に負けない咬合力を持っているのは、骨にガッチリと結合しているためです。
次のような悪習癖や習慣があると、骨を弱くする可能性があるので気を付けましょう。


●悪習癖(噛みしめ・食いしばり・歯ぎしりなど)
これらの悪習癖は、無意識下で行われるケースがほとんどです。家族や知人から指摘を受けたときは、早めにかかりつけ医に相談して改善に努めましょう。
マウスピースの装着やストレスの軽減などによって、症状が軽くなることがあります。


●喫煙習慣
タバコを吸う習慣があると、インプラントと骨が結び付きにくくなります。感染症のリスクも上がるため、あまりおすすめできません。
また喫煙習慣があると、唾液分泌量が減少して口腔トラブルが急速に進行します。
インプラントを少しでも長持ちさせたい方は、本数を減らしたり禁煙に取り組んだりしてくださいね。


歯科医院は慎重に選びましょう!
インプラントは保険適用外の治療であるため、費用が比較的高額になります。極力安く済ませたい気持ちはわかりますが、費用だけで歯科医院選びを行わないよう気を付けましょう。
歯科医院のホームページなどから、医師が得意とする治療や実績、導入されている設備などの情報を収集するのがおすすめです。
できれば複数の歯科医院の無料カウンセリングを受け、見比べながら検討してくださいね。治療に対する優先順位をあらかじめリストアップし、カウンセリングの際に実現できるかどうかを確認しましょう。

 


インプラントがダメになったら…
何らかの事情でインプラントがダメになった場合、外科手術で一度取り除きます。
歯槽骨までごっそり抜く場合と、被せ物を除去してキャップを付けるという2種類のケースが存在します。口腔状態に問題がなければ、再手術で新たなインプラントを埋入できるでしょう。
しかし再手術には、費用や心身への負担がかかります。経済的に余裕がない場合は、ほかの補綴方法を選ぶのもよいでしょう。義歯やブリッジといった選択肢がありますが、部分義歯はあまりおすすめできません。両隣の歯にバネを掛けて支えるという構造上、健康な歯に大きな負担がかかるからです。また部分義歯と噛み合う歯がインプラントの場合、義歯が擦り減っていく恐れもあります。
それぞれの治療法にメリットとデメリットがありますので、両者を理解した上でベストの方法を選びましょう。

 


まとめ
治療後も日々の口腔ケアを徹底し、大切な胃にプラントを長持ちさせましょう。信頼できる歯科医院に通院し、定期的に検診を受けるのがおすすめです。
歯科医院選びに困ったときは、複数のホームページを閲覧したのち比較検討してくださいね。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.01.10更新

インプラント


口腔トラブルや不慮の事故で歯を失くした際に、その部分を補う方法の一つとして「インプラント」が挙げられます。
メリットの多い補綴方法ですが、日頃の生活に問題があると寿命を縮めかねません。根元が不安定な状態にならないよう、適切な方法で口腔ケアを行うことが重要です。
本記事では、埋入したインプラントが万が一ダメになった場合の対処法を紹介します。失う原因や予防法も併せて解説するので、過去に治療をした方やこれから行う予定の方はぜひ参考にしてください。

 


治療のプロセス
補綴治療の一つに「インプラント」があり「ブリッジ」や「入れ歯(義歯)」も選択肢として挙げられます。
口腔トラブルや不慮の事故などで歯を失った際に、審美性と機能性の改善を目的として用いられる治療です。
歯科医院を受診したときに、まず行われるのがカウンセリングおよび精密検査です。これまでの既往歴や治療に対する要望を聴取したのち、検査で顎骨の状態や血管・神経の位置などを把握します。
ちなみに既往歴というのは、歯科だけでなく全身疾患の話です。糖尿病や心臓病、骨粗しょう症や高血圧、脳梗塞に罹患した経験がある場合、薬の服用状況によっては治療をすぐにスタートできません。
例えば骨粗しょう症の方が服用している「ビスホスホネート製剤」には、骨の代謝を妨げる成分が含まれています。
既往歴について正直に回答し、治療開始の適切なタイミングを歯科医師に仰ぎましょう。


具体的な流れ
インプラントは主に「人工歯根(フィクスチャー/インプラント体)」「アバットメント」「上部構造(被せ物)」の3つから成り立っています。
人工歯根は金属製ですが、人体との親和性が高い「チタン」が用いられています。金属アレルギーの方も治療を受けられますが、心配な場合は事前にかかりつけ医へ相談しましょう。
治療の具体的なプロセスは次の通りです。


1.外科手術で歯肉を切り開き、顎の骨に穴をあけて人工歯根を埋入します。前歯などの目立ちやすい部分を補綴する場合は、そのあとに仮歯を取り付けます。
2.普段通りの生活でしばらく経過観察を行い、人工歯根が骨と結合したことを確認できたらアバットメントを装着します。
3.型取りを行い、それをもとに人工歯を作製します。
4.上部構造を取り付ければひとまず終了です。
※上部構造はセラミック製である場合が多く、強度が高い上に審美性にも優れているといわれています。


ここから先は、まるで天然歯のように噛むことができます。しかしインプラントの周りが細菌感染を起こすと、最悪の場合脱落しかねません。美しい状態で長持ちさせるために、数ヶ月おきの定期検診で口腔状態を確認してもらいましょう。

 


欠損の可能性について
インプラントの根が折れたりグラついたりすると、歯としての機能を果たさなくなってしまいます。
軽度であれば日々のケアによって症状の改善が見込めますが、重度の場合は再手術やほかの補綴治療が必要になるかもしれません。
治療費用も期間も二重でかかってしまうので、そうならないために適切な口腔ケアに励むことが大切です。歯科医院で処方された抗生物質を指示通りに服用し、炎症を抑えることも重要になるでしょう。


インプラント周囲炎
インプラントを埋め込んだ部分の周りが、細菌感染を起こした状態です。細菌の原因となるのが、ズバリ「プラーク」です。周囲の歯周組織へ悪影響を及ぼし、最終的に顎骨までダメにしてしまうでしょう。
予防するには、なんといっても口腔内を清潔に保つことが大切です。日頃から適切なケアを行い、数ヶ月おきに定期検診を受診しましょう。
口腔トラブルはもちろん、噛みしめや歯ぎしりなどの悪習癖も改善させるのが理想です。
まずはインプラント治療を行っている歯科医院を見つけて、治療方針や医師の実績などをよく確認しましょう。近年は歯科医院のホームページをご覧になれば、多くの情報が掲載されていますよ。
そして症状や治療に対する要望をきちんと伝え、信頼して任せられると思った時点で治療を開始しましょう。
手軽に通院できるに越したことはありませんが、費用や立地だけで選ばないよう注意してくださいね。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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