医院ブログ

2025.09.08更新

「インプラントを入れたいが、虫歯になるのか心配…」このような不安をお持ちではないでしょうか。

インプラントは人工素材で作られているため、虫歯にはなりません。

 

しかし、インプラント周囲炎を起こすリスクがあり、予防するには正しいセルフケアと定期的な歯科メンテナンスを行う必要があります。

本記事では、インプラントが虫歯にならない理由と周囲炎のリスク、長持ちさせるためのケア方法について分かりやすく解説します。

 

インプラントは虫歯になるのか

インプラントは虫歯になるのか

インプラントが虫歯にならない理由について、以下のとおりまとめました。  

  • ・天然歯との構造の違い
  • ・人工歯部分は虫歯にならない理由
  • ・虫歯ではなく「インプラント周囲炎」が問題になる

 

それぞれ見ていきましょう。

 

天然歯との構造の違い

インプラントは、天然歯と構造に違いがあります。  

インプラント チタン製の人工歯根、アバットメント、人工歯
天然歯 エナメル質、象牙質で神経あり

インプラントはセラミックやジルコニアなど人工素材で作られていて、虫歯の原因になるエナメル質がありません。

インプラント自体には神経がないため、虫歯による痛みが出ることはありませんが、周囲の歯や歯ぐきは天然組織であるため炎症を起こすことがあります。

 

人工歯部分は虫歯にならない理由

人工歯が虫歯にならない理由は、虫歯の原因であるエナメル質を持たないことにあります。

虫歯は、菌が作る酸によってエナメル質が溶けることで発生します。

人工歯は天然歯のようにカルシウムやリンが溶けだすこともなく、神経もないため、虫歯の進行による痛みも起きません。

 

虫歯ではなく「インプラント周囲炎」が問題になる

インプラントは人工素材でできているため虫歯にならない代わりに、「インプラント周囲炎」という病気が問題になります。

主な原因として、歯垢や歯石の蓄積・喫煙による血流悪化・歯ぎしりによる負担などが挙げられます。

症状が進むとインプラントが抜け落ちることもあるため、歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルフロスを使って、毎日丁寧に歯磨きを行うことが大切です。

 

インプラント周囲炎以外のリスクについては下記の記事で解説しているので、参考にしてください。

インプラント手術前に知っておきたい合併症と対処法について

 

インプラント周囲炎のリスクと症状

インプラント周囲炎のリスクと症状

インプラント周囲炎のリスクと症状については、以下のとおりです。  

  • ・プラークが原因で炎症が起こる
  • ・放置するとインプラントが脱落する可能性
  • ・歯周病とインプラント周囲炎の関係性

 

それぞれ説明します。

 

プラークが原因で炎症が起こる

インプラントは、プラークが原因で「インプラント周囲炎」を発症するリスクがあります。

プラークには細菌が多く含まれているため、歯肉に炎症を起こすと歯周病に似た症状が出ます。

天然歯と違って歯根膜がないため、炎症が早く進む点に注意が必要です。

 

放置するとインプラントが脱落する可能性

インプラント周囲炎を放置すると、脱落の危険があります。

炎症が進むと顎の骨が吸収され、インプラントの固定力が弱まり、ぐらつきや動揺が起こるためです。

 

さらに放置すると、インプラントが破損したり、骨から抜け落ちたりします。

 

歯周病とインプラント周囲炎の関係性

インプラント周囲炎は、プラークや歯石の蓄積によって細菌が歯肉に侵入し、炎症を起こします。

インプラントには歯根膜がないため、防御力が弱く、炎症が早く進む点が相違点です。

 

インプラント周囲炎を防ぐためのケアについて

インプラント周囲炎を防ぐためのケアについて

インプラント周囲炎を防ぐためのケアについては、以下のとおりです。  

  • ・毎日のセルフケアのポイント
  • ・定期メンテナンスの重要性
  • ・喫煙や生活習慣の見直し

 

順番に説明します。

 

毎日のセルフケアのポイント

インプラントを長持ちさせるためには、毎日のセルフケアが欠かせません。

歯ブラシだけだと除去率が60%にとどまるため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用し、80%まで高める必要があります。

 

定期メンテナンスの重要性

インプラントの炎症を防ぐには、歯科医院での定期的なメンテナンスが重要です。

メンテナンスでは歯科医師が専門的なクリーニングを行い、インプラントの周囲や骨の状態を確認します。

インプラントを快適に使い続けるには、半年から1年に一度、定期検診を受けることが大切です。

 

当院のメンテナンスについては、以下の参考ページをご確認ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科のメンテナンスを見てみる  

 

喫煙や生活習慣の見直し

インプラント周囲炎を防ぐには、日々の口腔ケアに加えて、喫煙習慣や生活全般を見直すことが大切です。

 

たとえば、喫煙は血流の悪化によってインプラント結合を妨げるため、治療後3か月ほどの定着期間は禁煙が推奨されています。

歯ぎしりや食生活・飲酒・激しい運動など、インプラントに負担をかける生活習慣は、見直す必要があります。

 

インプラント治療後の生活で注意すべきこと

インプラント治療後の生活で注意すべきこと

インプラント治療後の生活で注意すべきことは、以下のとおりです。  

  • ・硬い食べ物の扱い方
  • ・歯ぎしり・食いしばり対策
  • ・専用の歯ブラシやフロスの活用

 

それぞれ解説します。

 

硬い食べ物の扱い方

インプラント治療後は、硬い食べ物の扱いに注意が必要です。

手術直後から3か月間は、インプラントを顎の骨に結合させる重要な時期のため、この間に強い刺激を与えると定着が妨げられる可能性があります。

 

歯ぎしり・食いしばり対策

インプラント治療後は、歯ぎしりや食いしばりの対策をすることが大切です。

歯ぎしりや食いしばりを放置すると、強い力が加わることで顎の骨との結合が妨げられ、インプラントの脱落の原因になるため注意しましょう。

 

専用の歯ブラシやフロスの活用

インプラントを長持ちさせるには、専用の歯ブラシやデンタルフロスの活用が欠かせません。

手術直後は毛先の柔らかい専用ブラシで歯茎に負担をかけないように優しく磨くことが大切です。

 

さらに、デンタルフロスやワンタフトブラシを使うと、歯のすき間や磨きにくい部分の汚れも落とせます。

 

まとめ:虫歯よりも周囲炎予防がインプラント長持ちの鍵

まとめ:虫歯よりも周囲炎予防がインプラント長持ちの鍵

本記事では、インプラントが虫歯にならない理由や、代わりに注意すべきインプラント周囲炎について解説しました。

インプラントは人工素材でできているため虫歯にはなりませんが、歯肉や骨の炎症リスクは高いため、毎日のセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。

インプラント治療を検討している方は、専門の歯科医院で自分の口腔環境に合ったケア方法を相談することが大切です。

 

当院では、年間300症例以上の実績があるので、下記よりお気軽にご相談ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に相談してみる

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.08.29更新

インプラントの治療後に腫れると聞き、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

治療後の腫れは多くの方が経験する自然な反応です。

 

しかし、腫れのピークや回復の目安を知らないと、症状に対して不安に感じてしまうことがあります。

さらに、腫れが長引くと「何か問題があるのではないか」と心配になる方も少なくありません。

本記事では、インプラント治療後に起こる腫れのピークや回復期間、症状を軽くする方法・注意点について詳しく解説します。  

 

インプラント治療後に腫れるのはなぜ

インプラント治療後に腫れるのはなぜ

インプラント治療後に腫れる理由については、以下のとおりです。  

  • ・治療による組織損傷と炎症反応
  • ・腫れの程度は個人差がある

 

それぞれ説明します。

 

治療による組織損傷と炎症反応

インプラント治療後に腫れる理由は、治療による組織の損傷と、それに伴う炎症反応が原因です

人工の歯根を顎の骨に入れる際、歯茎を切ったり骨を削ったりするため、体に怪我を負ったのと同じ状態になります。

その結果、傷を治そうとして血液や免疫細胞が集まることで組織が膨らみ、一時的な腫れとなります  

 

腫れの程度は個人差がある

インプラント治療後に腫れるかどうかは、人によって異なります。

腫れに個人差があるのは、治療内容や体の状態、生活習慣などが関係しています。

 

たとえば、多くの歯を治療した人や、骨を増やすほどの大掛かりな治療を受けた人は、腫れが出やすくなります。

また、高齢や持病のある人は、体の回復力がゆっくりになるため、腫れが長引くことがあります。

 

インプラント治療後の腫れのピークはいつ頃か

インプラント治療後の腫れのピークはいつ頃か

インプラント治療後の腫れのピークについては、以下のとおりです。  

  • ・一般的には治療後2~3日目がピーク
  • ・その後1週間程度で落ち着く

 

それぞれ解説します。

 

一般的には術後2~3日目がピーク

インプラント治療後に顔や歯茎が腫れるピークは、体が傷を治そうとする力が一番働く、2〜3日目になります。

治療直後は麻酔の影響で腫れを感じにくいですが、時間の経過とともに血液や免疫細胞が集まり、腫れが目立ってきます。

 

また、治療範囲が広いケースや体調が万全ではない人は、腫れが長引くこともあります。

 

その後1週間程度で落ち着く

インプラント治療後の腫れは、通常1週間ほどで治まります

これは、体が傷を修復しようとする自然な反応です。

 

たとえば、複数本のインプラントを入れた場合や、骨の再生処置を伴うと腫れが強く出たり、長引いたりすることもあります。

個人差はありますが、ほとんどの方は1週間ほどで落ち着くため、過度な心配は不要です。  

 

インプラント治療の腫れを軽減するための対処法

インプラント治療の腫れを軽減するための対処法

インプラント治療の腫れを軽減するための対処法は以下のとおりです。  

  • ・術後の冷却や安静
  • ・痛み止めや抗生物質の正しい服用
  • ・歯科医師の指示を守ること

 

順番に解説します。

 

治療後の冷却や安静

インプラント治療後の腫れを抑えるには、冷却と安静が効果的です

治療によってできた傷を治そうとして腫れるため、炎症を抑える必要があります。

冷却は、タオルで包んだ保冷剤などを頬に当て、15〜20分冷やしたら、10〜40分程度の間隔を空けて再度冷却を行いましょう。

 

また、治療から2〜3日間は激しい運動や長時間の入浴を控え、体を休ませることも大切です。  

 

痛み止めや抗生物質の正しい服用

インプラント治療後の腫れや痛みを抑えるために、歯科医院で処方された薬を正しく飲むことが重要です。

痛み止めや抗生物質の服用は、体の回復を助けるうえで欠かせません。

痛み止めは痛みが強くなる前の食後に服用し、自己判断をせずに、決められた回数と量を守る必要があります。

抗生物質は感染を防ぐための薬のため、症状が軽くなっても最後まで飲み切ることが大切です。

 

歯科医師の指示を守ること

インプラント治療後の腫れを抑えるには、歯科医師の指示を守ることが重要です

たとえば、処方された薬は決められたとおりに飲み切る必要があります。

途中でやめると、痛みや腫れが悪化したり、感染の原因になったりすることがあります。

腫れの症状が続く場合は自己判断せずに、歯科医院へ相談してください。  

 

当院では経験豊富な歯科医師が治療を行っています。 詳しくは下記をご覧ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の歯科医師を見てみる  

 

インプラント治療後の腫れが長引く・悪化する場合の注意点

インプラント治療後の腫れが長引く・悪化する場合の注意点

インプラント治療後の腫れが長引いたり、悪化したりする場合の注意点は、以下のとおりです。  

  • ・感染の可能性があるため早めの受診
  • ・自己判断せず歯科医院に相談することが重要

 

それぞれ説明します。

 

感染の可能性があるため早めの受診

インプラント治療後の腫れが長引いたり悪化したりする場合、感染の可能性があります

放置すると炎症が広がり、インプラントが抜け落ちることもあります。

たとえば、術後4日以上経過しても腫れが引かない・膿や強い痛みが続く・発熱があるなどの症状があれば、注意してください。  

 

自己判断せず歯科医院に相談することが重要

インプラント治療後の腫れが長引く場合は、感染の可能性を考え、早めに歯科医院へ相談することが大切です

自己判断で様子を見るのではなく、早めの段階で歯科医師の診断を受けることで悪化を防ぎ、回復も早くなります。

軽い症状でも「念のために確認する」気持ちで、歯科医院を受診しましょう。  

 

インプラント治療のリスクについて詳しくは以下で解説しているので、ご覧ください。

インプラントのリスクについて  

 

まとめ:インプラント治療後の腫れのピークと回復を正しく理解しよう

まとめ:インプラント治療後の腫れのピークと回復を正しく理解しよう

本記事では、インプラント治療後に起こる腫れのピークや回復の目安、腫れを軽減する方法・悪化時の対処法について解説しました

治療後の腫れは一時的なことが多く、正しく対処すれば数日で落ち着くことがほとんどです。

ただし、症状が長引いたり強くなったりする場合は、感染の可能性もあるため、早めに歯科医院へ相談することが大切です  

 

当院では、300症例以上の実績(2023年1月〜12月)を持つ、経験豊富な歯科医師が在籍しています。

インプラント治療を検討している方は、お気軽に下記よりご相談ください。

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投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.08.22更新

「高齢でもインプラント治療は受けられるのだろうか」このような不安をお持ちではないでしょうか。

インプラントは、失った歯の機能や見た目を回復させる治療法です。

 

しかし、年齢を重ねるにつれて、通院やセルフケアが難しくなり、思ったように治療効果を得られずに後悔するケースもあります。

本記事では、老後にインプラント治療を受けるうえでの注意点やデメリット・後悔しないために確認するべきポイントについて、詳しく解説します。  

 

高齢になってからのインプラント治療は可能か

高齢になってからのインプラント治療は可能か

高齢になってからのインプラント治療については、以下のとおりです。  

  • ・年齢制限よりも全身状態の方が重要
  • ・70代・80代でも治療実績はある

 

それぞれ説明します。

 

年齢制限よりも全身状態の方が重要

高齢でも、全身の健康状態が良ければインプラント治療は可能です

実際、80代で治療を受ける方もいます。

大切なのは年齢より、体力や病気の有無、体の回復力です。

たとえば、骨が弱くなっている場合は、骨を増やす処置が必要になることがあります。

糖尿病や高血圧などの持病があると、手術後に傷が治りにくい傾向があります

 

そのため、インプラント治療を検討する方は、かかりつけの歯科医院に病気や服用薬を正しく伝えることが大切です。

体調に合った治療計画を立てることで、高齢でも安全に治療を受けられます。

 

70代・80代でも治療実績はある

70代・80代でも、インプラント治療を受けている方もいます。

年齢が高くても、健康状態が良ければ治療を行うことが可能です。

実際、80歳を過ぎて手術を受けたことで、食事を楽しめるようになった方もいます。

体力や骨の状態が整っていれば、高齢でも問題ありません。  

 

インプラント治療は何歳まで可能かについては以下の記事でも紹介しているので、合わせて参考にしてください。

インプラント治療の適応年齢と注意点を見てみる  

 

老後のインプラント治療における主なデメリット

老後のインプラント治療における主なデメリット

老後のインプラント治療における主なデメリットは、以下のとおりです。  

  • ・骨の吸収や体力低下による手術リスク
  • ・転倒や介護状態への備えが必要
  • ・メンテナンスの継続が難しくなる可能性がある

 

それぞれ解説します。

 

骨の吸収や体力低下による手術リスク

老後にインプラント治療を行う際は、骨の吸収や体力低下によるリスクに注意することが重要です

年齢を重ねると顎の骨が痩せやすいため、インプラントの埋入が難しくなる場合があります。

特に自分の歯を失ってから時間が経過すると、骨の吸収が進みます。

骨粗しょう症の方は、骨の密度が落ちやすいため注意が必要です。

 

また、体力が落ちていると手術後の回復が遅れたり、免疫力の低下によって、感染症のリスクが高まったりします。

そのため、インプラント治療前には歯科医師に健康状態や持病・服用薬について相談することが大切です。  

 

当院の無料カウンセリングについては、以下の参考ページからお問い合わせください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科へお問い合わせしてみる  

 

転倒や介護状態への備えが必要

老後にインプラント治療を受ける際は、将来の介護や通院の難しさを考えておくことが大切です。

なぜなら、インプラントは、手術後も定期的な通院と日々のケアが必要だからです。

 

しかし、要介護状態や寝たきりになると歯科医院への通院が難しくなり、インプラント周囲の炎症など、口腔内環境の悪化リスクが高まります。

認知症になった場合や、転倒によるけがや手足の動きが悪くなることで、セルフケアが難しくなる場合もあります。

日頃の健康管理が重要になるため、インプラントを長く使い続けるには、将来のことを見据えて準備する必要があります。

 

メンテナンスの継続が難しくなる可能性がある

インプラントは、治療後も継続的なメンテナンスが必要です。

 

しかし、老後にはその継続が難しくなることがあります。

要介護状態や寝たきりになると、歯科医院への通院が難しくなるだけでなく、自分で歯を磨くことも困難になりがちです。

 

その結果、インプラント周囲の清掃が不十分になり、炎症(インプラント周囲炎)を引き起こす可能性があります。

炎症が悪化すると、最悪の場合インプラントが脱落する恐れもあるため、家族によるケアや訪問歯科の活用など、将来を見据えた備えが大切です。

 

老後のインプラント治療で後悔しないために考えるべきこと

老後のインプラント治療で後悔しないために考えるべきこと

老後のインプラント治療で後悔しないために考えるべきことは、以下のとおりです。  

  • ・インプラントと他の治療法を比較検討する
  • ・将来的な生活環境や家族のサポート体制を確認する

 

順番に解説します。

 

インプラントと他の治療法を比較検討する

インプラント治療に迷った場合は、他の治療法と比較・検討することが重要です。

他の選択肢には、「入れ歯」「ブリッジ」「差し歯」があります。  

種類 特徴
入れ歯 取り外しができて、費用も安い

見た目や噛みにくさがある

ブリッジ

健康な歯を削る必要がある

しっかり噛める

差し歯(被せ物治療)

歯根が残っていれば治療可能

短期間で完了する

インプラントは自然な見た目で、しっかり噛めることが特徴ですが、手術や高額な費用がかかります。

治療法にはそれぞれメリットや注意点があるため、年齢・体の状態・費用面を総合的に判断することが大切です。

 

将来的な生活環境や家族のサポート体制を確認する

インプラント治療で後悔しないためには、将来の生活環境や家族のサポート体制について、確認しておくことが大切です。

高齢になると、以下のようなリスクがインプラント治療に影響を及ぼす可能性があります。  

リスク 影響
手先の動きが不自由になる 歯磨きが不十分になり、インプラント周囲炎を引き起こす恐れがある
認知症などによるセルフケアの忘れ

清掃やメンテナンスが行き届かなくなり、口腔内の状態が悪化する

体力の低下・歩行困難 歯科医院への通院が困難になり、定期メンテナンスを受けにくくなる

こうした場面では、家族による通院時の送迎や付き添い、日常のケアの声かけや支援などが必要になることがあります。

 

また、治療時期やインプラントの本数、通っている歯科医院の情報なども、家族と事前に共有しておくことで、万が一のときにスムーズな対応が可能になります。  

 

まとめ:老後のインプラントは慎重な判断が大切

まとめ:老後のインプラントは慎重な判断が大切

本記事では、老後にインプラント治療を受ける際の注意点やデメリット、後悔しないために確認しておきたいポイントについて解説しました。

年齢を重ねると、通院やセルフケアを続けることが難しくなることもあるため、生活環境や家族のサポート体制を含めた総合的判断が必要です。  

 

当院では、老後の治療に関するご相談やセカンドオピニオンにも対応しています。

将来を見据えてインプラント治療を検討したい方は、まずはお気軽にご相談ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に相談してみる

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.08.15更新

「インプラント治療を考えているけれど、自分に向いているか不安…」このような悩みをお持ちではないでしょうか。

インプラント治療は、失った歯を支える治療法ですが、全ての方に合うとは限りません。

健康状態やライフスタイル、経済面などによって、別の治療法が適している場合もあります。

 

本記事では、インプラント治療をやめたほうがいい人の特徴や、他の選択肢との比較ポイントについて、詳しく解説します。

 

インプラント治療をやめたほうがいいと言われる理由

インプラント治療をやめたほうがいいと言われる理由

インプラント治療は多くのメリットがありますが、「やめたほうがいい」と言われる理由がいくつかあります。

よく言われる理由は以下のとおりです。  

項目 理由
外科手術によるリスク 手術後に腫れや痛み、感染症、神経の損傷が起こる可能性がある
費用が高額

健康保険が使えないため、経済的な負担が大きい

治療期間が長い 治療完了まで数か月から1年ほどかかる場合がある
健康状態や生活習慣 糖尿病や骨粗しょう症などの病気、喫煙者、歯ぎしりの強い方は、リスクが高い
継続的なケアが必須

インプラントを長持ちさせるため、毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要

自分に合った治療法を選ぶためにも、信頼できる歯科医師と相談することが大切です。

 

当院の歯科医師については、下記よりご確認ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の歯科医師について

 

インプラント治療をやめたほうがいい人の特徴

インプラント治療をやめたほうがいい人の特徴

インプラント治療をやめたほうがいい人の特徴は、以下のとおりです。  

  • ・重度の糖尿病や骨粗しょう症など、全身疾患がある方
  • ・口腔衛生が不十分でメンテナンスが難しい方
  • ・経済的・時間的に通院が継続できない方

 

それぞれ説明します。

 

重度の糖尿病や骨粗しょう症など、全身疾患がある方

重度の糖尿病や骨粗しょう症など、全身の病気を持つ方は、インプラント治療に向いていません。

全身に疾患があると、手術の傷が治りにくくなったり、感染症のリスクが高くなったりします。

 

たとえば、血糖値がコントロールできない糖尿病の人は、傷が治りづらく、手術した箇所が感染しやすいです。

骨粗しょう症の人は、骨の強さが不足するため、インプラントが結合しないことがあります。

心臓や血管の病気、自己免疫疾患・血液の病気などがある人は、合併症が増える可能性があります

 

口腔衛生が不十分でメンテナンスが難しい方

口腔内が不衛生でメンテナンスが難しい方は、インプラント治療に向いていません

インプラントは虫歯になりませんが、歯周病菌による「インプラント周囲炎」を起こしやすいです。

毎日の歯磨きやデンタルフロスを習慣にできない人、歯科医院で定期的なメンテナンスに通えない人は炎症を起こしやすく、インプラントが抜け落ちる可能性があります。

重度の歯周病がある方は、歯周病治療で口腔環境を整えることが大切です。

 

経済的・時間的に通院が継続できない方

経済的・時間的な余裕がない方は、インプラント治療に向いていません。

インプラント治療は費用や通院回数が多く、長期的なメンテナンスが必要です。

インプラント1本あたり30万円〜60万円ほどかかり、治療期間も3か月〜1年以上かかる場合があります。

 

また、治療後も3か月〜6か月ごとに歯科医院でのメンテナンスが重要です。

通院やセルフケアを面倒に感じる方にとっては、インプラント治療の継続は難しいかもしれません。

 

インプラントに向かないライフスタイルや性格

インプラントに向かないライフスタイルや性格

インプラントに向かないライフスタイルや性格については、以下のとおりです。  

  • ・喫煙習慣がある方
  • ・定期通院を面倒に感じる方

 

それぞれ説明します。

 

喫煙習慣がある方

インプラント治療は、喫煙習慣がある方にはおすすめできません

たばこに含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を細くして血の巡りを悪くするため、インプラントが骨と結合しづらくなり、治りが遅れます。

 

また、喫煙はインプラント周囲炎を引き起こすリスクが高くなります。

加熱式たばこや電子たばこも体に与える影響は同じです。

インプラント治療を検討する際、多くの歯科医院では、治療前の禁煙を推奨しています。

 

定期通院を面倒に感じる方

インプラント治療は、定期的な通院が苦手な方にはおすすめできません

インプラントを長持ちさせるためには、数ヶ月ごとに歯科医院での定期メンテナンスや毎日のセルフケアが重要です。

通院やケアを面倒に感じて怠ると、インプラント周囲炎を起こしやすくなります。

 

また、噛み合わせの調整や細菌チェックができるのは、歯科医院の定期メンテナンスだけです。

予防歯科の意識が低かったり、検診やケアを継続できなかったりする方は、インプラント以外の治療法を検討しましょう。

 

インプラント以外の治療法との比較

インプラント以外の治療法との比較

インプラント以外の治療法と比較した内容は以下のとおりです。  

  • ・入れ歯・ブリッジのメリット・デメリット
  • ・ライフステージに応じた選択肢の見直し

 

それぞれ説明します。

 

入れ歯・ブリッジのメリット・デメリット

入れ歯やブリッジは、インプラント以外で失った自分の歯を補う代表的な治療法です。

どちらにもそれぞれ、メリットとデメリットがあります。

入れ歯は手術をせずに作れて費用を抑えることが可能ですが、装着時に違和感が出たり、ずれやすかったりすることがあります。

 

ブリッジも手術が不要で治療期間が短く、自然な見た目で、費用もインプラントより安いです。 

しかし、健康な歯を削るため、歯の寿命が短くなるリスクがあります  

 

当院では、総入れ歯が合わない方にはオールオンフォー治療の提供も可能ですので、以下の記事も参考にしてください。

オールオンフォー治療について

 

ライフステージに応じた選択肢の見直し

ライフステージによって、最適な歯の治療法は異なります。

たとえば、成長期の子どもは顎の骨が発達途中のため、インプラントよりブリッジや入れ歯が向いています。  

 

インプラント治療をおすすめする理由

 インプラント治療をおすすめする理由

インプラント治療は、失った歯を補い、自然な見た目や機能を取り戻せる治療法です。

インプラントを選ぶ理由として、まず挙げられるのはその長期的な安定性です。

入れ歯やブリッジと比べて、インプラントは顎の骨に直接固定されるため、外れにくく、噛み合わせの力が分散されて周囲の歯にも負担がかかりにくくなります。

 

また、自分の歯と近い感覚で食事ができる点もメリットです。  

インプラント治療に不安があれば、まずは無料カウンセリングを受けて、専門医と一緒にご自身に合った方法を検討してみましょう。

 

当院では、最適な治療法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に無料相談してみる

 

まとめ:インプラント治療をやめたほうがいい人とは

まとめ:インプラント治療をやめたほうがいい人とは 

本記事では、インプラント治療をやめたほうがいい人の特徴や、治療を選ぶ際に抑えておきたいポイントについて解説しました

インプラントは高い効果が期待できる反面、全身疾患や生活習慣、経済面・通院頻度など様々な条件によって向かない方もいます。

インプラント治療に適しているか不安な方や、ほかの治療法を検討したい方は、歯科医院でのカウンセリングをおすすめします。  

 

当院の無料カウンセリングについては、下記よりお問い合わせください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科へ問い合わせてみる

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.08.08更新

「インプラント治療を考えているが、リスクや安全性が心配」このような不安をお持ちではないでしょうか。

インプラントは失った自分の歯の部分に人工の歯を装着する治療法ですが、手術や術後のトラブルについて気になる方は多いです。

治療を受ける前に、どのようなリスクや注意点があるか知っておくと安心して治療に臨むことができます。

 

本記事では、インプラント治療に伴うリスクや合併症、リスクを最小限に抑えるポイントについて詳しく解説します。

 

インプラント治療に伴う主なリスクや合併症

インプラント治療に伴う主なリスクや合併症

インプラント治療に伴う主なリスクや合併症は、以下のとおりです。  

  • ・手術時の神経損傷や出血の可能性
  • ・インプラントの脱落や不適合のリスク
  • ・感染(インプラント周囲炎)のリスク

 

それぞれ説明します。

 

手術時の神経損傷や出血の可能性

インプラント治療は、外科手術時に神経損傷や出血のリスクを伴います。

インプラントを埋め込む際、顎骨近くに通っている大きな神経や血管を、誤って傷つけてしまうことがあります。  

項目 主な特徴
神経の損傷 下唇や顎のしびれ、感覚異常
血管に傷

出血が止まりにくく、治りが遅れる

命に関わる場合もある

こうしたリスクは、骨の中の神経や血管の位置が人によって異なるために起こります。

安全に治療を進めるには、事前にCTなどで詳しく検査し、経験豊富な歯科医師が正確に手術することが重要です。  

 

当院の精密検査は最新機器を使用していますので、詳しくは下記のページを参考にしてください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の精密検査を見てみる

 

インプラントの脱落や不適合のリスク

インプラント治療には、人工歯根が顎の骨と結合しない脱落や不適合のリスクがあります。

主な原因は、骨の量や質の不足や、手術時の技術不足・術後の感染などです。

喫煙や糖尿病があると、骨の回復力が下がり、統合ができない可能性が高くなります。

 

また、治療後のケアが不十分だと、インプラント周囲炎を引き起こすこともあります。

リスクを減らすために、事前の精密検査や丁寧な術後のケアが大切です。  

 

感染(インプラント周囲炎)のリスク

インプラント治療で注意するべきリスクの1つが、感染(インプラント周囲炎)です。

感染は、歯磨き不足や定期的な検診を怠ることで、インプラント周囲に細菌が増え、歯茎や骨に炎症が広がります。

 

インプラントの歯茎は、天然の歯より細菌に弱いため、感染が進みやすいです。

初期は痛みもなく気づきにくいですが、放置すると骨が溶け、最終的にインプラントが抜け落ちる場合があります。  

 

当院の安全性とリスクについては、下記のページを参考にしてください。

インプラントの感染リスクについて

 

インプラント治療でリスクが高くなる原因

インプラント治療でリスクが高くなる原因

インプラント治療でリスクが高くなる原因については、以下のとおりです。  

  • ・喫煙や糖尿病などの全身疾患
  • ・歯周病や口腔内の清掃不良

 

それぞれ説明します。

 

喫煙や糖尿病などの全身疾患

インプラント治療は、喫煙や糖尿病などの全身に病気があるとリスクが高くなります。

たとえば、糖尿病は血糖値が高い状態が続くため、傷の治りが遅いです。

感染も起こしやすく、インプラントが骨と結合しないこともあります。

喫煙も、ニコチンや一酸化炭素の影響で血流が悪くなるため、酸素や栄養が届かなくなり、細菌感染リスクも高まります。

 

インプラント治療を成功させるためには、手術前から全身の健康管理が大切です。  

気になる病気や服用している薬があれば、歯科医師に相談してください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に相談してみる

 

歯周病や口腔内の清掃不良

インプラント治療では、歯周病や口腔内の不衛生の場合、リスクが大きくなります。

インプラントは天然の歯と比べて細菌に弱いため、炎症や感染が起こりやすいです。

 

たとえば、歯磨き不足や歯石が多いことで細菌が増え、インプラント周囲炎のリスクが高まります。

炎症が進行すると、顎の骨が少しずつ溶けていき、インプラントが抜け落ちることもあります。

毎日の歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスを続けることが大切です。

 

インプラント治療のリスクを最小限にするためにできること

インプラント治療のリスクを最小限にするためにできること

インプラント治療のリスクを最小限にするためにできることは、以下のとおりです。  

  • ・信頼できる歯科医院を選ぶ
  • ・定期的なメンテナンスとセルフケア

 

それぞれ説明します。

 

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラント治療でトラブルを防ぐには、信頼できる歯科医院を選ぶことが重要です。

歯科医院選びで、インプラント治療の安全性や成功率が変わります。

CTなどの精密検査を行い、骨や神経の位置を正確に調べて安全な治療方針を立てる歯科医院を選びましょう。

 

また、手術時に使用する器具の徹底した滅菌など、衛生面や安全対策も欠かせません。

治療後の定期的なメンテナンスや丁寧な説明が受けられること、歯科医師の技術・経験も重要なポイントです。  

 

岐阜市周辺でインプラント治療を検討している方は下記の記事をご覧ください。

岐阜市付近でおすすめのインプラント治療のできる歯科医院について

 

定期的なメンテナンスとセルフケア

インプラントを長持ちさせるため、歯科医院で数ヶ月に1回、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎にかかりやすく、インプラントが脱落するリスクが高まります。

 

また、自宅での通常の歯磨きに加えて、デンタルフロスや専用ブラシを使ってセルフケアを行うことが重要です。

歯科医院で正しいケア方法を教わることができます。

歯科医師による定期的なメンテナンスと、毎日のセルフケアを続ければ、10年以上インプラントを使い続けることが可能です。  

 

まとめ:インプラント治療のリスクを正しく理解し、安全な治療を目指そう

まとめ:インプラント治療のリスクを正しく理解し、安全な治療を目指そう

本記事では、インプラント治療に伴うリスクや注意すべきポイントについて解説しました。

インプラント治療を安全に受けるには、歯科医院選びや術前・術後のケア、健康管理が大切です。  

 

当院では、年間300症例以上の豊富な治療実績と丁寧なカウンセリングで、患者様一人ひとりに合った安全なインプラント治療を提供しています。

インプラント治療に疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に相談してみる

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.07.29更新

「八重歯が気になるが、どんな矯正方法があるのか分からない」 「治療費や期間が不安で、治療に踏み出せない」 このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

八重歯の矯正には、ワイヤーやマウスピースなど、様々な方法があります。

軽度の八重歯に可能な「部分矯正」は、治療の費用や期間を抑えることが可能です。

 

ただし、歯の状態やスペースによって、部分矯正が適用できない場合もあります

本記事では、八重歯の矯正治療に関する基礎知識や部分矯正が可能な条件、治療費や期間の目安まで詳しく解説します。  

 

八重歯とはどんな歯並びなのか

八重歯とはどんな歯並びなのか

八重歯は、犬歯が傾いていたり、外に飛び出して生えている歯並びのことです。

上の前歯の両サイドにある犬歯が、まわりの歯より前に飛び出ている状態が多く見られます。

歯並びが不規則に凹凸した状態のことを「叢生(そうせい)」といい、八重歯もガタガタになった並び方の一種です。

八重歯の原因は、あごが小さいなどの理由から、歯がきれいに並ぶスペースが足りないためです。  

 

八重歯は見た目の印象・歯磨きのしづらさがデメリット

八重歯は見た目の印象・歯磨きのしづらさがデメリット

八重歯は見た目や、歯の手入れが難しいなどのデメリットがあります

見た目は、上の犬歯が前に飛び出ることで口元が目立ち、人前で口を開けて笑うことに抵抗を感じる人もいます。

女性の場合、口紅が八重歯につきやすいという声もあります。

 

また、歯が重なって生えているため、歯ブラシが届かない場所の汚れが残りやすいです。

汚れの取り残しが、虫歯や歯周病・口臭の原因になります。  

 

八重歯は部分矯正で治療可能か

八重歯は部分矯正で治療可能か

八重歯の部分矯正で治療が可能なケースは、以下のとおりです。  

  • ・軽度のケースなら可能
  • ・スペース不足がある場合は全体矯正の可能性もある
  • ・抜歯の要否は精密検査で判断

 

それぞれ解説します。

 

軽度のケースなら可能

前歯だけを動かす軽度の八重歯の治療は奥歯を大きく動かす必要がないため、部分矯正で治療できるケースがあります

奥歯の噛み合わせに問題がなく、前歯のスペース不足が3mm以下・歯の重なりが軽い場合は、部分矯正が可能です。

治療期間は6ヶ月から1年ほどになり、全体矯正に比べて期間も短く、治療費も抑えられます。

 

ただし、噛み合わせのズレや骨格に問題がある場合は、部分矯正だけでは対応できません。

最適な矯正治療法を知るために、矯正歯科院で精密検査を行う必要があります。  

 

スペース不足がある場合は全体矯正の可能性もある

八重歯治療に必要なスペースが足りない場合は、全体矯正の可能性があります。

部分矯正でスペースを確保するため、歯のすき間を薄く削る方法として「IPR」処置がありますが、作り出せるスペースは約3mm以内です。

 

歯をきれいに並べるため、抜歯などで3mm以上のスペースを確保する必要がある場合は、部分矯正での対応が難しくなります。

八重歯だけでなく、噛み合わせや他の歯並びに問題があれば、全体的に整える治療が必要です。  

 

抜歯の要否は精密検査で判断

八重歯を治療する際に抜歯が必要かどうかは、歯並びやあごの広さ・噛み合わせの状態など人によって大きく異なるため、精密検査で判断されます

精密検査では、歯を移動させるスペースの広さや奥歯の噛み合わせに問題がないか、歯並び全体に乱れがないかなどを確認します。

部分矯正は最大で約3mm程度のスペースしか確保できないため、3mm以上の大幅な改善が必要な場合は、抜歯や全体矯正の可能性が高いです

 

当院の精密検査については、以下の参考ページをご確認ください。  

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の精密検査を見てみる  

 

八重歯を治すための矯正方法

八重歯を治すための矯正方法

八重歯を直すための矯正治療方法は、以下のとおりです。  

  • ・ワイヤー矯正
  • ・マウスピース矯正
  • ・スピード矯正

それぞれ解説します。

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面や裏側に小さな金具を取り付け、ワイヤーで歯を少しずつ動かしていく方法です。

八重歯の治療に、ワイヤー矯正がよく使われます。

ワイヤー矯正は多くの歯並びに対応でき、矯正する力が強いため、高い効果が期待できます。

 

治療費の目安は、歯の表側が約20万〜60万円、裏側は約40万〜70万円程度です。

治療期間は半年〜1年ほどが目安となり、部分矯正なら抜歯なしで治療を進めることがあります。

 

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着し、少しずつ歯を動かす矯正方法です

マウスピースは取り外しができて目立ちにくいことから、歯への負担が少なく、見た目を気にせず治療を行えます。

マウスピースは通常1週間から10日ごとに新しいものと交換し、歯並びを整えていきます。

 

治療費は約10万〜70万円程度で、期間は2ヶ月〜1年半が目安です。

軽度の八重歯であればマウスピース矯正で治せますが、歯並びや噛み合わせに問題がある場合は、適用外になります。

 

当院のマウスピース型矯正装置については、下記のページを参考にしてください。  

マウスピース型矯正装置について  

 

スピード矯正

スピード矯正は、ワイヤーやマウスピースを使って、前歯だけを整える部分矯正です

軽度の八重歯ならスピード矯正で治療の対象を絞り、数ヶ月〜1年半程度の短い治療期間で改善がみられます。

気になる部分の歯のみを動かすため、全体矯正と比べて治療期間が短いことが特徴です。

 

しかし、奥歯の噛み合わせが正常であることや必要なスペースが3mm以下であるなど、条件を満たす必要があります。  

岐阜市でおすすめのスピード矯正ができる歯科医院は以下の記事で紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。  

岐阜市でスピード矯正ができるおすすめの歯科医院について

 

八重歯の部分矯正費用や治療期間の目安

八重歯の部分矯正費用や治療期間の目安

八重歯の部分矯正は、全体矯正と比べて、治療費や期間を抑えることができます

八重歯部分矯正の主な治療法ごとの費用と期間は次のとおりです。  

矯正治療名 治療費用(目安) 治療期間(目安)
表側ワイヤー矯正 20万~70万円 3ヶ月~1年半
裏側ワイヤー矯正

40万~100万円

3ヶ月~1年半
マウスピース矯正 10万~70万円 2ヶ月~1年半
ハーフリンガル矯正

35万~65万円

5ヶ月~1年

 

しかし、歯の状態や矯正治療法、歯科医院の方針によって変動します。  

 

八重歯の部分矯正まとめ

八重歯の部分矯正まとめ

本記事では、八重歯の部分矯正を行う治療方法の種類や費用・期間の目安・適用条件などについて解説しました。

部分矯正は短期間で見た目を改善できる治療方法ですが、治療を受けるためには、いくつかの条件があります。

歯並びや噛み合わせの状態・スペースによって、全体矯正が必要な場合もあります。

 

八重歯の矯正治療を検討している方は、お気軽に当院の無料相談をご活用ください。  

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投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.07.22更新

「歯周病があってもインプラント治療は可能?」このような疑問をお持ちではないでしょうか。

歯を失った後の選択肢として注目されているインプラント治療ですが、歯周病との関係性を事前に確認することが重要です。

正しく理解せずに治療を進めてしまうと、トラブルにつながりかねません。

本記事では、歯周病とインプラント治療の関係性や、治療を成功させるための準備・注意点について詳しく解説します。

 

歯周病とインプラントの関係

歯周病とインプラントの関係

歯周病とインプラントの関係性については、以下のとおりです。  

  • ・歯周病はインプラント失敗のリスクが高まる
  • ・インプラント周囲炎にも注意する

 

順番に説明します。  

 

歯周病はインプラント失敗のリスクが高まる

歯周病があると、インプラント治療が失敗する可能性が高くなります。

歯周病菌はインプラントの周辺に感染しやすいため、「インプラント周囲炎」を引き起こしやすいです。

炎症が起きた状態を放置すると、インプラントを支える骨が溶け出し、抜け落ちる場合もあります。

失敗のリスクを回避するためにも、インプラント治療を進める前に、歯周病の治療を行いましょう。

 

インプラントの安全性とリスクについては、当院の以下ページを参考にしてください。  

インプラントの安全性とリスクについて  

 

インプラント周囲炎にも注意する

インプラントには細菌を防ぐ膜がないため、汚れがたまると菌が侵入します。

炎症が進行すると骨が溶け出し、インプラントが抜けてしまうことがあります。

インプラント周囲炎を防ぐために、毎日丁寧な歯磨きやフロス・歯間ブラシを活用したり、定期検診を受けたりすることが大切です。  

 

歯周病があってもインプラント治療できる?

歯周病があってもインプラント治療できる?

歯周病があってもインプラント治療できるポイントをご紹介します。  

  • ・軽度〜中等度なら治療後に適応可能
  • ・重度歯周病はまず歯周治療を優先
  • ・その他の全身疾患と歯周病の関連にも配慮が必要

 

順番に見ていきましょう。  

 

軽度〜中等度なら治療後に適応可能

歯周病があるとインプラント治療はできませんが、軽度〜中等度程度であれば、歯周病の治療を終えた後に行うことが可能です。

歯周病の炎症を抑え、骨や歯茎の状態を安定させることで、インプラント治療の成功率を高めることができます。

インプラント治療可能な目安は、歯周ポケットの深さが3〜4mmに改善したり、歯茎から出血や膿が出なかったりすることです。  

 

重度歯周病はまず歯周治療を優先

重度の歯周病がある場合は、手術後に感染や炎症を起こす可能性が高いため、まずは歯周病を治すことが重要です。

歯茎や骨を健康な状態に戻してから治療を行うことで、インプラントが安定します。

 

歯周病の治療は、歯茎・骨の検査やクリーニング、骨が不足した場合は再生治療などを行い、治療期間は約7〜12ヶ月程です。

口の中の土台を整えることで、安全にインプラント治療を受けられます。  

 

その他の全身疾患と歯周病の関連にも配慮が必要

インプラント治療を成功させるには、口内の状態だけでなく、全身の健康にも注意することが必要です。

骨粗鬆症で骨がもろかったり、腎疾患による人工透析を受けたりする場合、インプラントの結合が難しいです。

インプラント治療を検討する際は、体の状態や病気・生活習慣について、歯科医師に相談しましょう。

 

当院では、無料カウンセリングを行っております。  

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歯周病患者がインプラントを受けるための準備

歯周病患者がインプラントを受けるための準備

歯周病患者がインプラントを受けるための準備は下記のとおりです。  

  • ・歯周基本治療と定期的なメンテナンス
  • ・プラークコントロールの習慣づけ
  • ・骨量が足りない場合は再生療法の併用も

 

それぞれ解説します。  

 

歯周基本治療と定期的なメンテナンス

歯周病のある人はインプラント治療を受ける前に、歯茎の状態を整える歯周基本治療や、インプラント治療後の定期的なメンテナンスが必要です

歯周病の処置をせずにインプラント治療を行うと、炎症を起こし、失敗する可能性が高まります。

歯周病の再発を防ぐためには、2〜3ヶ月ごとの定期的なメンテナンスで歯やインプラント周囲の状態をチェックし、ケアを続けることが大切です。  

 

プラークコントロールの習慣づけ

インプラント治療を成功させるため、プラークコントロールを習慣づけることが重要です

歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を放置すると、インプラント治療後に炎症が起き、抜け落ちる可能性があります。

毎日丁寧に続けることでプラークが減り、口内環境が整えば、インプラントを長く使うことができます。

 

骨量が足りない場合は再生療法の併用も

歯周病で顎の骨の量が足りない場合でも、「再生療法」により、インプラント治療を受けることができます。

 

再生療法とは、骨の足りない部分に人工の素材を使って骨を増やし、インプラントの土台を作る治療です。

インプラントは顎の骨に固定する必要があるため、骨の質や量が重要です。

骨を足してインプラントの土台を安定させることで、治療の成功率が高くなります。  

 

重度の歯周病で歯がボロボロの方

重度の歯周病で歯がボロボロの方

歯周病が進行すると、骨が溶けてしまい、歯が抜け落ちることがあります。

重度の歯周病になると残せる歯がほとんどなくなるため、治療が難しいと感じる人が多いです。

ここでは、All-on-4というインプラント治療の選択肢について解説します。  

 

All-on-4治療という選択肢

All-on-4治療は、4本のインプラントで上下の歯全てを支える方法で、手術した当日に治療が終わるのが特徴です。

全ての歯を抜くことで歯周病の原因が取り除かれるため、一時的に歯周病の症状がなくなります。

歯のケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲に炎症が起こる可能性が高くなるため、注意しましょう。  

 

当院のAll-on-4治療については、以下の参考ページをご確認ください。  

All-on-4治療について  

 

歯周病とインプラントの関係まとめ

歯周病とインプラントの関係まとめ

本記事では、歯周病とインプラント治療の関係や、治療を成功させるための準備・注意点を解説しました

歯周病がある状態は、インプラントの成功率が下がり、治療後に炎症が起こるリスクが高くなります。

 

まずは歯周病の治療を優先に行い、骨の量が足りない場合は、再生療法を併用することで対応できる場合があります。

インプラント治療を検討する際は、300症例以上の実績(2023年1月〜12月)のある当院に相談してみてはいかがでしょうか。  

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投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.07.15更新

「インプラント治療を検討しているが、期間はどのぐらいかかるのか不安…」そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

インプラント治療は、自分の歯のように噛めることに魅力がありますが、治療の流れや期間は人によって異なります。

本記事では、インプラント治療にかかる平均的な期間や、治療を早く終えるための工夫・治療中の注意点を解説します。  

 

インプラント治療の期間

インプラント治療の期間

インプラントの治療期間については以下のとおりです。  

  • ・一般的な目安は3~12ヶ月程度
  • ・早ければ3~6ヶ月で終わるケースもある

 

それぞれ説明します。  

 

一般的な目安は3~12ヶ月程度

インプラントの治療期間は、一般的な目安として3〜12ヶ月程度です。

人によって骨の状態や口の中の健康状態が異なるため、治療期間に差が生まれます。

骨が足りない場合は、骨を増やす治療を行うことになり、数ヶ月の期間が追加されます。

インプラントを入れるタイミングも、抜歯した直後か、しばらく期間を置いた後かで治療期間が変わります。

インプラントが骨としっかり結合するまでの期間が重要です。  

 

早ければ3~6ヶ月で終わるケースもある

インプラント治療期間は通常半年〜1年程度ですが、3〜6ヶ月で治療が完了するケースもあります。

骨や歯茎の状態が良好だと、追加の治療が不要な分、早期完了が可能になります。

 

例えば、抜歯と同時にインプラントを入れる「抜歯即時埋入」や、1回の手術で済ませる「1回法」が適用されるケースです。

骨との結合が早い、特殊なインプラントを使うと、最短3ヶ月で治療が完了する場合があります。  

 

インプラントの治療期間を左右する要因

インプラントの治療期間を左右する要因

インプラントの治療期間を左右する要因は下記のとおりです。  

  • ・顎の骨量と質
  • ・歯周病や虫歯の有無
  • ・治療方式

 

順番に解説します。  

 

顎の骨量と質

インプラントの治療期間は、顎の骨の量や質によって異なります。

人工歯根は、顎の骨と結合し、安定するまでの「待機期間」が必要です。

骨が足りない場合は、骨造成の手術を行うため、4〜7ヶ月程度の治療期間が長くなります。

骨の質が良い人は、「抜歯即時埋入」や「1回法」などの短期治療が可能です。  

 

歯周病や虫歯の有無

歯周病や虫歯の有無によって、インプラントの治療期間が異なります。

口の中に細菌がある場合は、手術することで感染リスクが高まるため、口内の治療を優先することが重要です。

歯周病や虫歯の治療期間は、症状によって、数ヶ月かかる場合があります。

重度の歯周病があれば、骨を増やす治療や歯茎の移植が必要になることがあります。  

 

治療方式

手術の回数や抜歯のタイミングにより、インプラントの治療期間が異なります。

骨の状態が良い人に向いている「1回法」は1回の手術で終わるため、治療期間の短縮が可能です。

 

また、抜歯した当日にインプラントを入れる「抜歯即時埋入」を選ぶと、最短3〜6ヶ月程度で治療が完了します。  

当院のインプラント治療の取り組みは下記のページで紹介しているので、合わせてご確認ください。  

インプラント治療への取り組みについて

 

インプラント治療のステップとそれぞれの期間

インプラント治療のステップとそれぞれの期間

インプラント治療は6つの手順に分かれます。 各ステップの治療期間は全身の健康や口内の状態によって異なりますが、目安を知って、治療全体の流れを把握しましょう。  

 

手順 内容 目安期間
1:診断・検査 レントゲン・CTなど 2日~2週間
2:事前治療(必要な場合のみ) 虫歯・歯周病治療・骨造成など 1~7ヶ月(※個人差あり)
3:インプラント手術 人工歯根を埋め込む外科処置 1~2日(1~2回の手術)
4:定着期間(治癒期間) 骨とインプラントの結合を待つ期間 3~6ヶ月
5:人工歯の装着 土台と人工歯を取り付ける 1日
6:定期メンテナンス 定着後の清掃・状態確認 3ヶ月おき

 

治療全体では、短くて3ヶ月、長いと1年以上かかる場合があります。

当院でのインプラント治療の流れは、以下のページからご確認いただけます。  

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科のインプラント治療の流れを見てみる  

 

インプラントの治療期間を短くする工夫

インプラントの治療期間を短くする工夫

インプラントの治療期間を短くする工夫は下記のとおりです。  

  • ・抜歯即時埋入(抜歯と同時に埋入)
  • ・最新素材・治癒促進インプラント

 

順番に見ていきましょう。  

 

抜歯即時埋入(抜歯と同時に埋入)

抜歯した当日に人工歯根を埋め込む「抜歯即時埋入」によって、インプラント治療期間を短縮することが可能です。

一般的には、抜歯後に1〜6ヶ月ほど、骨や歯茎の回復を待ってからインプラント手術を行います。

抜歯即時埋入を選ぶことで、骨や歯茎の回復期間が省けるため、全体の治療期間が3〜6ヶ月程度短くなります。

 

しかし、骨の状態が良く、感染リスクが低い人であることが条件です。  

 

最新素材・治癒促進インプラント

最新素材や治癒促進するインプラントを活用することで、治療期間を短縮することが可能です。

当院では、ノーベルバイオケア社のN1インプラントを使用しています。

 

インプラント治療期間中に気を付けたいこと

インプラント治療期間中に気を付けたいこと

インプラント治療期間中に気を付けるべきポイントをご紹介します。  

  • ・仮歯装着時の過ごし方
  • ・術後の習慣管理

 

それぞれ解説します。  

 

仮歯装着時の過ごし方

仮歯を装着した期間の過ごし方は、インプラント治療の成功率に関わります。

注意すべきポイントは、食事やお手入れ・噛み合わせの違和感などです。

仮歯はプラスチック製で強度が低いため、硬いものや粘り気のある食べ物は控えましょう。

毎日の歯磨きで、インプラントと骨の結合の妨げとなる「歯茎の炎症」を予防することが大切です。  

 

術後の習慣管理

手術後しばらくの間は、激しい運動や飲酒・長風呂を避け、無意識に舌や指で手術部分に触れないことが重要です。

治療中は、毎日歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルフロスを使って、口の中を清潔に保ちましょう。

喫煙は血流を悪化させて、傷の治りを遅らせる原因になるため、禁煙もしくは本数を減らす工夫が必要です。  

 

インプラント治療の安全性とリスクについて詳しくは以下のページで解説しています。

トラブルを避けるために必ず確認してください。  

インプラントの安全性とリスクについて詳しく確認する  

 

インプラント治療の期間まとめ

インプラント治療の期間まとめ

本記事では、インプラント治療の期間や、短縮するための工夫・治療中に注意するポイントについて解説しました。

 

当院では、抜歯即時埋入を採用し、治療期間が3〜6ヶ月程度で完了します。

インプラント専用ナビゲーションシステム「エックスガイド」や、治癒期間を短縮できる「N1インプラント」も導入し、短期間で正確な治療を行っています。

短期間で安心できるインプラント治療を検討している方は、当院の無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。  

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に相談してみる

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.07.08更新

「インプラント治療は高齢だと受けられないのでは?」とお悩みをお持ちではないでしょうか。

インプラントは、自分の歯で噛めるようになる治療法として、多くの世代に選ばれています。

 

しかし、年齢が上がるにつれ、体力の低下や病気の影響から不安が残り、合併症のリスクや治療後の通院・ケアについても気になるでしょう。

本記事では、インプラント治療が可能な年齢や注意点、高齢者が受けるメリット・合併症のリスクなどについて、わかりやすく解説します。  

 

インプラント治療は何歳まで受けられるのか

インプラント治療は何歳まで受けられるのか

インプラント治療は、基本的に成人していれば20代から受けることができます。

一般的に顎の骨の成長が安定する20歳以降であれば、年齢に下限はなく、見た目や将来の健康を考え、20代でインプラント治療を選ぶ人が増えています。

年齢の上限も特に決まっていないため、高齢者でも健康状態が良ければ、インプラント治療は可能です。

骨の量や質・糖尿病など全身疾患がある場合は、歯科医院に相談することが重要です。  

 

70代・80代でも治療できる

70代や80代でも、条件が合えばインプラント治療が可能です。

インプラント治療の可否は、年齢ではなく、健康状態や口の中の状態によって判断されます。

持病があっても病状が安定していれば、治療を受けられる場合があります。

高齢になると骨密度の低下や糖尿病や心臓病などの疾患を持つ人が増えるため、インプラント治療を検討する際は、精密検査を受けましょう。  

 

年齢よりも全身の健康状態がカギになる

インプラント治療は、年齢よりも全身の健康や顎の骨の状態が重要です。

手術を安全に行えるかどうかは、体力や病気の有無・骨の量や質で決まります。

骨粗しょう症や顎の骨が痩せている場合は、インプラントが固定しなかったり、骨造成の追加処置が必要になったりするため、注意が必要です。

 

当院の骨が薄い方の治療法については、以下のページを参考にしてください。  

骨が薄い方の治療法について  

 

高齢者がインプラント治療を受ける際の注意点

高齢者がインプラント治療を受ける際の注意点

高齢者に限らず、インプラント治療を受ける際は、全身の健康状態や顎の骨の状態など、いくつか注意が必要です。  

  • ・糖尿病
  • ・骨粗しょう症(骨密度)
  • ・内服薬
  • ・喫煙

 

糖尿病は傷が治りにくかったり、感染しやすかったりします。

骨粗しょう症や他の治療による薬の服用などで骨の量や密度が足りないと、インプラントが安定しません。

 

また、喫煙習慣は血液の流れが悪くなることで、インプラント治療の妨げになります。

高齢者でも条件が整えば治療は可能ですが、手術後のメンテナンスや通院を続ける体力があるか確認することも大切です。  

 

高齢者がインプラントを受けるメリット

高齢者がインプラントを受けるメリット

高齢者がインプラントを受けるメリットについていくつかご紹介します。  

  • ・噛める喜びが生活の質を高める
  • ・食事が楽しくなり健康維持に効果的
  • ・体重の減少を防ぐ

 

それぞれ解説します。  

 

噛める喜びが生活の質を高める

インプラントが固定されて硬い食ベ物でも噛めるようになるため、満足度が高まります。

「噛める」ことで食事が楽しくなり、自然に笑顔や会話が増えて、全体的に生活の質が上がります。

 

また、入れ歯のストレスから解放されることで、日常の快適さや自信につながるでしょう。

入れ歯でお困りの方は、当院の以下ページを参考にしてください。  

入れ歯でお困りの方の参考ページ  

 

食事が楽しくなり健康維持に効果的

好きなものを食べられることは、高齢者にとって食事の楽しみにつながります。

インプラントによって咀嚼力が回復すると、肉や野菜など栄養価の高い食材をバランスよく摂取できるようになるため、健康的な体を維持しやすくなります。  

 

体重の減少を防ぐ

インプラントで噛みにくさを改善すると食事の量を保つことができるため、体重が落ちにくくなる傾向があります。

バランスよく食事を摂取することで体力や筋力にもつながり、転倒の予防や体調管理にも役立ちます。  

 

インプラント治療中の合併症リスクや治癒遅延の可能性も考慮

インプラント治療中の合併症リスクや治癒遅延の可能性も考慮

インプラント治療は、高齢になるほど合併症が起きたり、治りが遅くなったりします。

糖尿病や高血圧・骨粗しょう症など持病がある場合は、手術のリスクが高くなります。

 

例えば、糖尿病は傷が治りにくく、細菌に感染しやすいため、血糖値の管理が重要です。

骨粗しょう症の薬を服用している場合は、顎の骨が壊れやすくなるため、事前の確認が必要です。

 

さらに、高齢になると代謝が落ちて体力の回復力が下がるため、手術後の腫れや痛みが長引く、インプラントと骨が結合しにくいなどの可能性があります。

インプラント治療を成功させるには、事前の健康チェックと術後のケアが欠かせません。  

 

インプラント治療は多くの年齢層で実施できる

インプラント治療は多くの年齢層で実施できる

インプラント治療は、幅広い年齢層に対応できるため、若年層から高齢者まで多くの人に選ばれています。

基本的に、顎の骨の成長が完成する20代から治療が可能で、年齢の上限はありません。

インプラント治療で重要なのは年齢ではなく、全身の健康状態や口腔環境です。

 

糖尿病や高血圧などの持病があると、手術のリスクが高まったり、治療時間が長くなったりします。

顎の骨に十分な密度がないと、インプラントと骨の結合が難しい場合があります。

インプラント治療を検討する際は、自分の体や口の中の状態で治療が可能かどうか慎重に見極めることが大切です。  

 

インプラント治療が可能な年齢まとめ

インプラント治療が可能な年齢まとめ

本記事では、インプラント治療が何歳まで受けられるのかという疑問に対して、年齢より全身の健康状態や顎の骨の状態が重要であることについて解説しました。

高齢の場合でも、体力や口の中の状態が整っていれば、インプラント治療は可能です。

若年層でも、体調や骨の状態によっては治療が難しいケースがあります。

 

また、インプラント治療には合併症のリスクや、術後のケアも欠かせません。

安全に治療を受けるために、リスクや注意点を理解することが重要です。

インプラント治療を検討した際は、事前の精密検査や歯科医師とのカウンセリングで、自分の体と口の中の状態に合った治療法を見つけましょう。  

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に相談してみる  

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2025.06.27更新

「矯正をしたいが、長い治療期間が心配...」「できるだけ早く歯並びを整えたい」という方は多いのではないでしょうか。

近年、従来よりも短期間で矯正治療を完了させるスピード矯正が注目されています。

本記事では、岐阜市で評判のスピード矯正ができる歯科医院と、スピード矯正の特徴について詳しくご紹介します。

 

岐阜市でスピード矯正ができるおすすめの歯科医院

岐阜市でスピード矯正ができるおすすめの歯科医院

住所 岐阜県岐阜市高砂町1丁目17 岐阜イーストライジング24 1F

アクセス

 

JR岐阜駅から徒歩2分
診療時間

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岐阜市でスピード矯正ができるおすすめの歯科医院、岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、光加速矯正治療(PBMオルソ)というスピード矯正を提供しています。

この治療法では、近赤外線の光を照射することで細胞を活性化し、歯の移動をスムーズにしながら、矯正期間の短縮と痛みの軽減を同時に実現します。

1日8分間、上下の歯に光を当てるだけなので、通勤前や就寝前などのスキマ時間に無理なく取り入れられます。

初診カウンセリングは無料なので、短期間で理想の笑顔を手に入れたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科に問い合わせてみる

 

スピード矯正とは何か

スピード矯正とは何か

スピード矯正について以下の点から説明します。

  • ・光加速矯正装置とは
  • ・従来よりも治療期間を30〜50%短縮できるケースも
  • ・光加速矯正装置の安全性や副作用について

 

光加速矯正装置とは

光加速矯正装置は、近赤外線光を歯茎に照射することで、歯の移動を加速させる技術です。

この装置を使うことで、細胞エネルギーが活性化し、歯が動きやすくなります。

通常の矯正装置を装着したうえで、歯科医院での定期的な光照射や自宅での光照射装置の使用を組み合わせて治療を行います。

患者様は、1日1回数分間の照射を行うだけで、矯正治療の効果を高めることが可能です

 

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、上下合わせて8分の治療で細胞を活性化できます。

詳しくは以下のページを参考にしてください。

岐岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の光加速矯正装置について詳しく見てみる

 

従来よりも治療期間を30〜50%短縮できるケースも

スピード矯正の大きな利点は、治療期間を大幅に短縮できる点にあります。

多くの症例では、従来の治療と比較して治療期間が約30〜50%短くなると報告されています

たとえば、これまで2年かかっていた矯正治療が、1年から1年4ヶ月程度で完了するケースもあり、患者様の負担を大きく軽減できる点が魅力です。

 

光加速矯正装置の安全性や副作用について

使用される光は低出力であり、組織を傷つける心配はほとんどなく、重大な副作用の報告もありません。

ただし、すべての症例に対して同じ効果が得られるわけではなく、歯列不正の種類や程度によっては効果に差が出ることがあります。

  

スピード矯正と一般的な矯正治療の違い

 スピード矯正と一般的な矯正治療の違い

スピード矯正と一般的な矯正治療の違いは下記のとおりです。

  • ・一般的な矯正治療は2〜3年かかることも
  • ・忙しい方・短期で整えたい方には矯正治療は大きな悩み

 

順番に説明します。

 

一般的な矯正治療は2〜3年かかることも

一般的な矯正治療では、歯や顎の状態により個人差はあるものの、多くの場合で治療期間が2〜3年、あるいはそれ以上に及ぶことがあります。

この治療期間中には、歯の健康を守りながら段階的に歯を動かしていくため、4〜6週間ごとの通院が必要です。

 

忙しい忙しい方・短期で整えたい方には矯正治療は大きな悩み

矯正治療を検討していても、「仕事が忙しくて通院の時間が取れない」「見た目が気になって装置を長期間つけたくない」といった理由で、なかなか治療に踏み切れない方も多いのが現実です。

装置によって食事制限が生じるストレスや、長期間にわたる治療費の増加なども大きなハードルとなります。

 

スピード矯正がおすすめな方

 スピード矯正がおすすめな方

スピード矯正がおすすめな方は次のとおりです。

  • ・結婚式・就活・留学など、明確な期限がある方
  • ・矯正装置の違和感をなるべく短期間で終わらせたい方
  • ・忙しく長期間の通院が難しい社会人・学生の方

 

それぞれ解説します。

 

結婚式・就活・留学など、明確な期限がある方

人生の節目となる大切なイベントを控えている方にとって、短期間で結果が期待できるスピード矯正は理想的な選択肢です

たとえば、結婚式を控えている方であれば、「晴れの日を美しい笑顔で迎えたい」という思いから、短期間で歯並びを整えられる治療法を求めるケースが見られます。

明確な日程がある場合でも、スピード矯正ならその日程に合わせた治療計画を立てることが可能です

 

矯正装置の違和感をなるべく短期間で終わらせたい方

矯正装置の見た目に抵抗がある方でも、「短期間なら耐えられる」と感じ、スピード矯正で治療に踏み切るケースがあります。

また、装置を装着することで発音がしづらくなったり、口内に異物感を覚えたりする方にとっても、治療期間が短縮されることはメリットです。

 

忙しく長期間の通院が難しい社会人・学生の方

仕事や学業、育児などで日々多忙な生活を送っている方にとって、スピード矯正は現実的な治療法です。

たとえば、出張が多かったり、仕事が忙しい社会人の方にとっては、通院回数が少なく済むと継続しやすくなります。

 

スピード矯正で当院が選ばれる理由

スピード矯正で当院が選ばれる理由

当院は岐阜市内のみならず、大垣市や各務原市、関市といった周辺都市に加え、彦根市、長浜市、米原市などの滋賀県北部にお住まいの方にもご来院いただいています。

カウンセリングの質にも定評があり、患者様一人ひとりのお悩みや希望にしっかり向き合い、無理のない計画をともに立てていきます。

 

当院の対応エリア

岐阜市を拠点に、大垣市・各務原市・可児市・関市・美濃加茂市からのご来院が多く、さらに滋賀県の彦根市・長浜市・米原市などからも通院いただいています。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、医療法人スマイルグループの一院として、専門性と実績を活かし、治療を行っています。

矯正治療を始めたいが、長い治療期間が不安という方は、ぜひ一度岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科にご相談ください。

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投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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