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2024.12.25更新

インプラント治療のメリット・デメリット!治療後の注意点も解説

「インプラント治療のメリットとデメリットを知りたい。他の治療法との違いは?」という疑問がある方も多いでしょう。

インプラント治療は天然歯に近い見た目と機能性を実現でき、健康な歯への影響が少なく、食事や会話を楽しめるようになる治療法です。

独立した人工歯根として機能するため、ブリッジや入れ歯では得られない長期的な安定性と自然な使用感が得られます。

しかし、費用が高額で治療期間が長く、定期メンテナンスが必要といったデメリットが存在するのも事実です。

この記事では、インプラント治療のメリット・デメリットや他の治療法との違い、治療後の注意点について解説します。

岐阜駅前歯科クリニックのインプラント

インプラント治療のメリット 

インプラント治療のメリット

インプラント治療には、従来の入れ歯やブリッジにはない多くの優れたメリットがあります。以下、インプラント治療の具体的なメリットを5つ紹介します。

見た目の違和感が少ない

天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりを実現できるのがインプラント治療の大きな魅力です。

セラミックやジルコニアなどの高品質な材料を使用することで、周囲の歯との調和を図ることができ、入れ歯のような金属のバネが見えることもなく口元の美しさを保てます

歯肉との境界線も自然に仕上がるため、至近距離で見られても安心です。

また、年齢を重ねても色や形が変わりにくく、長期間にわたって美しい状態を維持できるという利点もあります。

健康な歯への影響が少ない

ブリッジ治療とは異なり隣接する健康な歯を削る必要がなく、周囲の歯を傷つけることなく治療を進められる点は大きなメリットです。

また、部分入れ歯のように金属のクラスプをかける必要もないため、支台となる歯への負担を完全に回避できます。インプラントは他の歯に依存しない構造となっているのです。

将来的に隣接歯にトラブルが生じた場合でも治療の選択肢が制限されることがなく、口腔内全体の健康を長期的に保つという観点からも理想的な治療法といえるでしょう。

食事や会話をより楽しめるようになる

天然歯とほぼ同等の咀嚼力を回復できるため、ステーキやリンゴなどの硬い食べ物も安心して食べられるようになります。

入れ歯のように食べ物が挟まったりずれたりする心配がなく、食事の際のストレスから解放されます

また、サ行やタ行などの難しい音も正確に発音できるようになることで、人前で話すことへの不安が解消され、積極的なコミュニケーションを取ることが可能です。

結果として生活の質が向上し、人生をより豊かに過ごすことに繋がります。

自分の歯にかかる負担が減る

失った歯の機能をインプラントが代替することで、残存歯への過度な負荷を軽減できます。

インプラントにより咬合バランスが適切に保たれるため、歯が抜けた状態で生じる残存歯への通常以上の力を回避できるのです。

理想的な力の分散が実現され、各歯への負担が均等化されることにより、歯周病や虫歯のリスク軽減に繋がります。

長期的な視点で考えると、残存歯を守るための予防的な意味合いも強い治療法といえます。

自信を持って笑えるようになる

人前で口元を隠すことなく、自信を持って笑えるようになります

歯がない状態や入れ歯による見た目の問題が解決されることは非常に大きく、恋愛や結婚、就職活動などの人生の重要な場面でインプラントによるメリットを享受できます。

精神的な健康状態の向上にも繋がり、人生全体の質が向上することで、今まで以上にアクティブな生活を送れるようになるでしょう。

インプラント治療のデメリット 

インプラント治療のデメリット

多くの利点がある一方で、インプラント治療にはいくつかの課題も存在します。治療を検討する際には、これらの側面も十分に理解しておくことが重要です。

費用が高額

インプラント治療をするにあたっては、1本あたり30万円から50万円程度の治療費がかかります。この費用は保険適用外であり、全額自己負担となります

複数本の治療が必要な場合は総額が100万円を超えることも珍しくなく、デンタルローンや分割払いなどの支払い方法はありますが、長期間の返済が必要となってしまうでしょう。

とはいえ、医療費控除の対象にはなるため、税制上の負担軽減効果が見込めます。

インプラント治療を検討する際は長期的に考え、トータルコストを考慮した判断が求められます。医療費控除については以下の記事をご確認ください。

【関連記事】インプラントは医療費控除の対象?利用する際のポイントや申請方法を解説

治療期間が長い

単純に治療期間が長い点もデメリットの1つです。検査から最終的な人工歯の装着まで、通常2ヶ月から6ヶ月程度の期間を要します。

骨造成が必要な場合はさらに延長されることもあるため、頻繁な通院が必要となり、忙しい方にとっては大きな負担となってしまいます。

さらに転勤や引っ越しの予定がある場合は、治療の継続が困難になる可能性もあるでしょう。

治療期間中は仮歯での生活となり、食事や見た目に制限が生じることも避けられないため、長期間にわたる治療への忍耐力が求められます。

定期メンテナンスに通う必要がある

治療完了後も、3ヶ月から6ヶ月ごとの定期検診とクリーニングが生涯にわたって必要となります。

この定期メンテナンスは、インプラント周囲炎を予防するために欠かせない処置であり、メンテナンスを怠るとインプラントを失うリスクが高まります。

定期メンテナンスに伴い、1回につき5千円から1万円程度の費用がかかる点にも注意が必要です。長期間の累積では相当な金額になることを理解しておきましょう。

感染症のリスクがある

手術を伴う治療のため、術後の感染や合併症のリスクを完全に排除することはできません。糖尿病や免疫不全などの基礎疾患がある場合は、感染リスクがさらに高まります。

喫煙者では治癒が遅れる傾向があり、インプラント周囲炎の発症率も上昇することで、術後の腫れや痛み、出血などの症状が発生する可能性があります。

これらのリスクを最小限に抑えるためには、患者さん自身の健康管理と治療への積極的な協力が必要不可欠です。

岐阜駅前歯科クリニックのインプラント

インプラント治療後の注意点 

インプラント治療後の注意点

手術後の適切なケアと生活習慣の調整が、治療の成功を左右する重要な要素となります。ここでは、治療後の注意点について詳しく解説します。

炎症反応が起こることがある

術後2~3日をピークとして患部周辺に腫れや軽度の痛みが生じることは、正常な治癒過程の一部として認識しておく必要があります。

これらの症状は自然な炎症反応によるものです。処方された抗生物質や鎮痛剤を指示通りに服用すれば、症状をある程度コントロールできます。

また、冷却パックを患部に当てることで腫れを軽減する効果も期待できるでしょう。

ただし、症状が1週間以上続いたり悪化したりする場合は感染の可能性があります。発熱や強い痛み、膿の排出などの異常な症状が現れた際は速やかに歯科医院に連絡してください。

硬い食べ物を控える必要がある

インプラント部位への過度な負荷を防ぐために、治癒期間中はナッツ類やせんべい、氷などの硬い食品を避ける必要があります

骨との結合が完了するまでの間は特に注意が必要で、強い咬合力により骨結合が阻害される危険性があります。

推奨される食品としてはお粥やスープ、ヨーグルトなどの流動食から始めていくのが理想的です。

段階的に食事の硬さを調整していき、最終的には通常の食事に戻すことが治療計画に含まれています。治癒中のインプラントへの負担を最小限に抑える意識が重要です。

治療後は激しい運動・入浴ができない

手術当日から1週間程度は血流を促進する激しい運動や長時間の入浴を控える必要があります。激しい運動や入浴を行うと、歯肉の出血や痛みに繋がる可能性があるためです。

一方で、短時間の軽いウォーキング程度の運動なら問題ありません。

また、シャワーでの短時間の洗浄は可能ですが、湯船に浸かることやサウナの利用は術後1週間程度は避けるべき行為です。

アルコールの摂取についても、血流を促進し出血リスクを高めるため控える必要があります。これらの制限は一時的なものですが、治療成功のために守ることが求められます。

インプラントとブリッジ・入れ歯・差し歯の違い 

インプラントとブリッジ・入れ歯・差し歯の違い

それぞれの治療法には独自の特徴と適応があり、患者さんの状況に応じた選択が重要となります。各治療法の違いを理解することで、より適切な判断を下せるようになるでしょう。

ブリッジとの違い

ブリッジは失った歯の両隣にある健康な歯を削って支台とし、連結した人工歯を装着する治療法です。

インプラントとは根本的に治療のアプローチが異なります。インプラントが独立した人工歯根として機能するのに対し、ブリッジは隣接歯に依存した構造となっています。

健康な歯を削るというデメリットがあるものの、治療期間は比較的短く済むほか、保険適用のため費用面ではブリッジが優位です。

しかし、長期的な耐久性ではインプラントが優れています。

将来的な隣接歯への影響を考慮すると、インプラントのほうが口腔内全体の健康維持には優位といえるでしょう。

入れ歯との違い

入れ歯は取り外し式の装置で歯肉の上に乗せて使用する構造となっており、咀嚼力や安定性の面でインプラントとは大きく異なります。

製作期間が短く費用も抑えられるのが入れ歯の特徴です。話しにくさや食べにくさを感じることがありますが、適応できれば十分な機能を果たします。

一方で、インプラントは骨に直接固定されるため違和感が少なく、天然歯に近い咀嚼力を発揮します。

年齢や全身状態によっては入れ歯のほうが適している場合もあるため、個々の状況に応じた選択が必要です。

差し歯との違い

差し歯は歯の根が残っている場合に根を利用して人工歯を装着する治療法です。歯を完全に失った場合のインプラントとは適応が異なります。

天然の歯根を活用するため、骨への負担が少ないのが差し歯の特徴です。

また、費用面では差し歯のほうが安価で治療期間も短く済むという利点があります。

それに対し、インプラントは歯根から人工的に再建する治療であり、差し歯よりも外科的侵襲が大きくなるのが特徴です。

耐久性の面ではインプラントのほうが優れており、長期的な安定性が期待できます。

インプラント治療の痛みや歯茎の腫れ 

インプラント治療の痛みや歯茎の腫れ

手術に伴う痛みや腫れは多くの患者さんが心配される点ですが、適切な管理により十分にコントロール可能な症状です。以下、治療後の痛みや歯茎の腫れについて詳しく解説します。

インプラント治療の痛み

局所麻酔により手術中の痛みは完全に遮断され、多くの患者さんが想像していたよりも楽に手術を受けられたと感じています。

術後の痛みについても、処方される鎮痛剤により十分にコントロールできます。痛みは2~3日程度で軽減していくのが一般的です。

痛みの程度は個人差がありますが、抜歯程度かそれ以下の軽度な痛みであることがほとんどです。

痛みが強い場合や長期間続く場合は感染や合併症の可能性があるため、遠慮なく歯科医院に相談してください。

歯茎の腫れ

手術後の歯茎の腫れは正常な炎症反応の一部として現れ、通常は術後2〜3日をピークとして1週間程度で徐々に改善していきます

腫れの程度は手術の範囲や個人の体質により異なりますが、冷却パックを患部に適用することで症状を軽減できます。

過度な腫れを防ぐためには、術後の安静と処方薬の適切な服用が重要です。激しい運動や飲酒などの血流を促進する行為はできるだけ避けましょう。

なお、腫れが1週間以上続く場合や発熱を伴う場合は感染の可能性があるため、速やかに担当医に連絡して適切な対応を受けてください。

まとめ

この記事では、インプラント治療のメリット・デメリットや他の治療法との違い、治療後の注意点について解説しました。

インプラント治療は見た目の自然さや機能性に優れ、健康な歯への影響も少ない一方、費用や治療期間、定期メンテナンスの継続が課題となります。

治療後は適切なケアと生活習慣の調整により、術後の腫れや痛みをコントロールしながら良好な治癒を促進することが重要です。

岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、年間約500本という豊富な実績と最新設備により、患者さん1人ひとりに最適なインプラント治療を提供しております。

インプラント治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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