医院ブログ

2023.01.30更新

X線検査
インプラント治療を行うにあたって、まず必要になるのがカウンセリングと精密検査です。
歯科用CTやレントゲンを用いて、顎骨の形状や健康状態を確認します。そして結果をもとに、治療計画を立てて患者さまへ共有するというプロセスになります。
そこで今回は、具体的な検査内容について紹介します。治療を検討中の方や、これからスタートする予定の方はぜひ参考にしてくださいね。


1.口腔内や顎骨の検査
まずは残存歯や口の中の衛生状態、歯列や咬合のチェックのために、視診と触診を行います。欠損部の異常や口腔トラブルが見つかった場合は、インプラント治療の前に対処する必要があります。
またインプラントに悪影響を及ぼす可能性がある、顎関節症や歯ぎしり、口腔内乾燥症の有無も見逃せません。
一つとして見落とすことがないよう、じっくりと確認します。
「検査内容が多いなぁ・・・」
と思った方もいるかもしれませんが、のちのち大きなトラブルを招かないためには、事前に患者さまの口腔状態を把握することが非常に大切です。
例えば歯周ポケット(歯と歯肉との境目にある溝)が深い場合、歯周病が疑われます。ほかにも歯の表面にプラークや歯石が付いていると、むし歯や歯周病のリスクが高くなるでしょう。
このような場合は先に治療を行い、口腔トラブルを撲滅した上でインプラント治療を開始する流れとなります。


2.診断用模型による検査
続いては患者さまの歯型から作製した模型を用いて、欠損部の異常の有無を確認します。大きさや形状もチェックし、埋入するインプラント体の本数などを決めていきます。


3.各種X線検査
X線検査では、撮影した画像をもとに歯槽骨の状態をチェックします。外から撮影する「パノラマX線検査」で口の中全体を確認したのち、細部は薄いフィルムを口の中へ入れて行なう「デンタルX線検査」で診ていきます。
どちらもデジタル写真として出力し、カウンセリングルームや診察室で患者さまへ共有できます。患者さまとしても、普段とは違った形で自身の口腔状態を把握できるのは大きなメリットになるでしょう。
また当院では、口腔状態および顔や顎の解剖学的構造を3Dでチェックできる「歯科用CT」を導入しています。歯槽骨の様子を立体的に捉えられるので、すぐに治療を始められるかどうかが瞬時に判断できるでしょう。手術に欠かせない、神経や血管の位置、骨造成の必要性なども正確にわかります。
「歯科用CTによる被ばく量が心配…」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科用CTの被ばく量は全身用CTのわずか10分の1です。365日毎日浴びたとしても、健康被害が起こるリスクはまずないので安心してくださいね。


主な検査の内容は以上です。
こうした複数の検査による結果をもとに、インプラントの埋入本数や位置などを歯科医師が判断します。
一昔前は珍しい機器だといわれていた歯科用CTも、近年は多くの歯科医院で使用されています。
模型とデジタルデータの両者から診断することで、より正確かつ安全性の高い治療を提案できるでしょう。
安心して治療を受けていただければと思います。

 


機器を使用したシミュレーション
近年歯科治療では、コンピュータを用いたシミュレーションが広く普及しています。
CT撮影で得られた複数のデータを画像処理し、平面的あるいは立体的にシミュレーションするというものです。
ピンとこない人のために、具体的な手順を紹介します。


【シミュレーションの段取り】
1.上顎の骸骨で鼻腔・切歯管・上顎洞、下顎の骸骨でオトガイ孔・口底部・下顎管の位置を、平面的および立体的にそれぞれチェックする。
2.手順1で得られた結果をもとに、埋入するインプラントの種類やサイズ、本数などを検討する。
3.アバットメントの種類やサイズ、深度や角度などを慎重に検討する。
4.被せ物(上部構造)のタイプを決めたのち、骨造成や移植の必要性を検討する。
5.外科手術の実施
具体的な手順は以上となります。
検査で得られたデータをもとに、歯科医師がいかに正確性と安全性の高い治療計画を立てるかという点が大切なポイントです。仕上がりはもちろん、治療中の患者さまへの負担も左右されるでしょう。

 


まとめ
インプラント治療には、綿密な事前検査が欠かせません。治療を成功させるためには必要不可欠ですので、ぜひ前向きな気持ちで取り組んでくださいね。
当院では患者さまの負担を少しでも軽減できるよう、丁寧な説明と対応をスタッフ一同が心がけています。
補綴治療について悩んでいる方は、
スマイル歯科クリニックでは丁寧な説明と対応を心がけています。インプラント治療を検討中の方がいらっしゃいましたら、岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科へぜひ一度ご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.01.20更新

インプラント

 


今回は、大切なインプラントを長持ちさせるコツを紹介します。
補綴方法を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 


何より重要なのは「予防」!
インプラントの寿命を延ばすには、口の中を清潔な状態でキープすることが大切です。
次のポイントに注意しながら過ごしましょう。


1.歯科医院で定期検診を受ける
インプラント周りにプラークが付着すると、細菌感染を起こしてダメになる可能性があります。
「治療をすれば終わり」という考え方は捨て、その後も定期検診を受けて良好な口腔状態を維持しましょう。
歯科検診を受けることで、日々のブラッシングでは除去できない汚れや歯石をキレイにできます。むし歯や歯周病といった、口腔トラブルの早期発見にもつながるでしょう。
日頃の生活が忙しい方もいると思いますが、3~4ヶ月に1回程度は診てもらうようにしてくださいね。


このような悪習癖や習慣に注意!
埋入したインプラントが天然歯に負けない咬合力を持っているのは、骨にガッチリと結合しているためです。
次のような悪習癖や習慣があると、骨を弱くする可能性があるので気を付けましょう。


●悪習癖(噛みしめ・食いしばり・歯ぎしりなど)
これらの悪習癖は、無意識下で行われるケースがほとんどです。家族や知人から指摘を受けたときは、早めにかかりつけ医に相談して改善に努めましょう。
マウスピースの装着やストレスの軽減などによって、症状が軽くなることがあります。


●喫煙習慣
タバコを吸う習慣があると、インプラントと骨が結び付きにくくなります。感染症のリスクも上がるため、あまりおすすめできません。
また喫煙習慣があると、唾液分泌量が減少して口腔トラブルが急速に進行します。
インプラントを少しでも長持ちさせたい方は、本数を減らしたり禁煙に取り組んだりしてくださいね。


歯科医院は慎重に選びましょう!
インプラントは保険適用外の治療であるため、費用が比較的高額になります。極力安く済ませたい気持ちはわかりますが、費用だけで歯科医院選びを行わないよう気を付けましょう。
歯科医院のホームページなどから、医師が得意とする治療や実績、導入されている設備などの情報を収集するのがおすすめです。
できれば複数の歯科医院の無料カウンセリングを受け、見比べながら検討してくださいね。治療に対する優先順位をあらかじめリストアップし、カウンセリングの際に実現できるかどうかを確認しましょう。

 


インプラントがダメになったら…
何らかの事情でインプラントがダメになった場合、外科手術で一度取り除きます。
歯槽骨までごっそり抜く場合と、被せ物を除去してキャップを付けるという2種類のケースが存在します。口腔状態に問題がなければ、再手術で新たなインプラントを埋入できるでしょう。
しかし再手術には、費用や心身への負担がかかります。経済的に余裕がない場合は、ほかの補綴方法を選ぶのもよいでしょう。義歯やブリッジといった選択肢がありますが、部分義歯はあまりおすすめできません。両隣の歯にバネを掛けて支えるという構造上、健康な歯に大きな負担がかかるからです。また部分義歯と噛み合う歯がインプラントの場合、義歯が擦り減っていく恐れもあります。
それぞれの治療法にメリットとデメリットがありますので、両者を理解した上でベストの方法を選びましょう。

 


まとめ
治療後も日々の口腔ケアを徹底し、大切な胃にプラントを長持ちさせましょう。信頼できる歯科医院に通院し、定期的に検診を受けるのがおすすめです。
歯科医院選びに困ったときは、複数のホームページを閲覧したのち比較検討してくださいね。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2023.01.10更新

インプラント


口腔トラブルや不慮の事故で歯を失くした際に、その部分を補う方法の一つとして「インプラント」が挙げられます。
メリットの多い補綴方法ですが、日頃の生活に問題があると寿命を縮めかねません。根元が不安定な状態にならないよう、適切な方法で口腔ケアを行うことが重要です。
本記事では、埋入したインプラントが万が一ダメになった場合の対処法を紹介します。失う原因や予防法も併せて解説するので、過去に治療をした方やこれから行う予定の方はぜひ参考にしてください。

 


治療のプロセス
補綴治療の一つに「インプラント」があり「ブリッジ」や「入れ歯(義歯)」も選択肢として挙げられます。
口腔トラブルや不慮の事故などで歯を失った際に、審美性と機能性の改善を目的として用いられる治療です。
歯科医院を受診したときに、まず行われるのがカウンセリングおよび精密検査です。これまでの既往歴や治療に対する要望を聴取したのち、検査で顎骨の状態や血管・神経の位置などを把握します。
ちなみに既往歴というのは、歯科だけでなく全身疾患の話です。糖尿病や心臓病、骨粗しょう症や高血圧、脳梗塞に罹患した経験がある場合、薬の服用状況によっては治療をすぐにスタートできません。
例えば骨粗しょう症の方が服用している「ビスホスホネート製剤」には、骨の代謝を妨げる成分が含まれています。
既往歴について正直に回答し、治療開始の適切なタイミングを歯科医師に仰ぎましょう。


具体的な流れ
インプラントは主に「人工歯根(フィクスチャー/インプラント体)」「アバットメント」「上部構造(被せ物)」の3つから成り立っています。
人工歯根は金属製ですが、人体との親和性が高い「チタン」が用いられています。金属アレルギーの方も治療を受けられますが、心配な場合は事前にかかりつけ医へ相談しましょう。
治療の具体的なプロセスは次の通りです。


1.外科手術で歯肉を切り開き、顎の骨に穴をあけて人工歯根を埋入します。前歯などの目立ちやすい部分を補綴する場合は、そのあとに仮歯を取り付けます。
2.普段通りの生活でしばらく経過観察を行い、人工歯根が骨と結合したことを確認できたらアバットメントを装着します。
3.型取りを行い、それをもとに人工歯を作製します。
4.上部構造を取り付ければひとまず終了です。
※上部構造はセラミック製である場合が多く、強度が高い上に審美性にも優れているといわれています。


ここから先は、まるで天然歯のように噛むことができます。しかしインプラントの周りが細菌感染を起こすと、最悪の場合脱落しかねません。美しい状態で長持ちさせるために、数ヶ月おきの定期検診で口腔状態を確認してもらいましょう。

 


欠損の可能性について
インプラントの根が折れたりグラついたりすると、歯としての機能を果たさなくなってしまいます。
軽度であれば日々のケアによって症状の改善が見込めますが、重度の場合は再手術やほかの補綴治療が必要になるかもしれません。
治療費用も期間も二重でかかってしまうので、そうならないために適切な口腔ケアに励むことが大切です。歯科医院で処方された抗生物質を指示通りに服用し、炎症を抑えることも重要になるでしょう。


インプラント周囲炎
インプラントを埋め込んだ部分の周りが、細菌感染を起こした状態です。細菌の原因となるのが、ズバリ「プラーク」です。周囲の歯周組織へ悪影響を及ぼし、最終的に顎骨までダメにしてしまうでしょう。
予防するには、なんといっても口腔内を清潔に保つことが大切です。日頃から適切なケアを行い、数ヶ月おきに定期検診を受診しましょう。
口腔トラブルはもちろん、噛みしめや歯ぎしりなどの悪習癖も改善させるのが理想です。
まずはインプラント治療を行っている歯科医院を見つけて、治療方針や医師の実績などをよく確認しましょう。近年は歯科医院のホームページをご覧になれば、多くの情報が掲載されていますよ。
そして症状や治療に対する要望をきちんと伝え、信頼して任せられると思った時点で治療を開始しましょう。
手軽に通院できるに越したことはありませんが、費用や立地だけで選ばないよう注意してくださいね。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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