医院ブログ

2022.10.30更新

インプラント

 

健康な歯を削ることなく、高い審美性をキープできる補綴治療に「インプラント」があります。近年注目されつつある治療ですが、ほかの選択肢との相違点がイマイチわかっていない方もいるのではないでしょうか。
インプラントの寿命は比較的長いものの、十数年に一度は再手術が必要です。
そこで今回は、ほかの補綴方法との寿命の比較や、メンテナンスの方法などを詳しく解説します。

 


どれくらいで寿命を迎える?
「インプラントは長持ちしやすい」という話を耳にしたことはありませんか?
個人差はあるものの、義歯やブリッジに比べて寿命が長いことは事実です。ですが口腔状態が悪いと、わずか数年でダメになる可能性があります。異常がない場合でも、歯科医師の指示に従って定期健診を受けてください。


平均寿命はどれくらい?
歯槽骨に埋入されて結びついているはずの「インプラント体」が脱落したときが、一般的な寿命とされています。具体的には10~15年程度ですが、日頃のケアを怠ると早い段階でダメになってしまうでしょう。
一方で丁寧に扱えば扱うほど、寿命を延ばすことが可能です。正しいメンテナンスで、大切な人工歯を長持ちさせましょう。


ほかの補綴方法との寿命の比較
義歯は4~5年、ブリッジは7~8年程度が一般的な寿命です。そう考えると、インプラントは比較的長持ちする方法だといえるでしょう。
天然歯に近い素材を用いているので、審美性の高さを実現できるのも魅力の一つです。
中には「インプラントは高額だ」ということで、治療を踏みとどまっている方もいるかもしれません。しかし長期的なスパンで考えると、意外と経済的かつ高い審美性をキープできて一石二鳥です。
予算などの問題もあるかもしれませんが、選択肢の一つとしてぜひ検討してください。

 


少しでも長持ちさせるために大切なこと
少しでも快適な状態で長持ちさせるために、注意すべきポイントがあります。次の3つのポイントを押さえておきましょう。

 

定期健診を欠かさず受ける
インプラントは、十数年の寿命が必ず保証されているわけではありません。日頃のケアを怠ると「インプラント周囲炎」という、歯周病の一種に罹患する恐れがあります。歯科医師の指示のもと、適切なタイミングで定期健診を受けましょう。日々のブラッシングで落とせない汚れを取り除き、さまざまな口腔トラブルを予防できます。


悪習癖を改善する
天然歯のような使い心地といえども、人工歯には変わりありません。衝撃に弱いので、歯に直接負担がかかる食いしばりや歯ぎしりなどの悪習癖に注意しましょう。改善されない場合、インプラント周囲炎や部品の破損につながる恐れがあります。
いずれも無意識で行われる場合が多いですが、治すのが難しい場合は歯科医師に相談しましょう。ボトックス注射やナイトガード(マウスピース)などを使うことで、改善が見込める可能性があります。

 


脱落した場合は再手術が必要!
「上部構造(食べ物と面するセラミック部分)」が欠けただけであれば、簡単な修理や作り直しのみで済むケースが多いです。
しかし歯槽骨へ埋入した、インプラント体が抜け落ちた際は再手術が必要です。再手術には基本的に費用が発生しますが、保証期間内であれば無料で治療を受けられます。5年あるいは10年の保証を設けている歯科医院が大半ですが、後悔しないよう事前に確認しておきましょう。契約前にチェックすることが大切です。

 


まとめ
インプラントは、高い審美性と機能性を両立した魅力的な補綴方法です。費用は高額になりがちですが、ほかの補綴方法の寿命を考えると、必ずしも「高い」とは言い切れません。
補綴治療の選択肢の一つとして、ぜひ検討してもらえれば幸いです。お困りのことがあれば、岐阜駅前歯科クリニックへ気軽にご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.30更新

インプラント

 

健康な歯を削ることなく、高い審美性をキープできる補綴治療に「インプラント」があります。近年注目されつつある治療ですが、ほかの選択肢との相違点がイマイチわかっていない方もいるのではないでしょうか。
インプラントの寿命は比較的長いものの、十数年に一度は再手術が必要です。
そこで今回は、ほかの補綴方法との寿命の比較や、メンテナンスの方法などを詳しく解説します。

 


どれくらいで寿命を迎える?
「インプラントは長持ちしやすい」という話を耳にしたことはありませんか?
個人差はあるものの、義歯やブリッジに比べて寿命が長いことは事実です。ですが口腔状態が悪いと、わずか数年でダメになる可能性があります。異常がない場合でも、歯科医師の指示に従って定期健診を受けてください。


平均寿命はどれくらい?
歯槽骨に埋入されて結びついているはずの「インプラント体」が脱落したときが、一般的な寿命とされています。具体的には10~15年程度ですが、日頃のケアを怠ると早い段階でダメになってしまうでしょう。
一方で丁寧に扱えば扱うほど、寿命を延ばすことが可能です。正しいメンテナンスで、大切な人工歯を長持ちさせましょう。


ほかの補綴方法との寿命の比較
義歯は4~5年、ブリッジは7~8年程度が一般的な寿命です。そう考えると、インプラントは比較的長持ちする方法だといえるでしょう。
天然歯に近い素材を用いているので、審美性の高さを実現できるのも魅力の一つです。
中には「インプラントは高額だ」ということで、治療を踏みとどまっている方もいるかもしれません。しかし長期的なスパンで考えると、意外と経済的かつ高い審美性をキープできて一石二鳥です。
予算などの問題もあるかもしれませんが、選択肢の一つとしてぜひ検討してください。

 


少しでも長持ちさせるために大切なこと
少しでも快適な状態で長持ちさせるために、注意すべきポイントがあります。次の3つのポイントを押さえておきましょう。

 

定期健診を欠かさず受ける
インプラントは、十数年の寿命が必ず保証されているわけではありません。日頃のケアを怠ると「インプラント周囲炎」という、歯周病の一種に罹患する恐れがあります。歯科医師の指示のもと、適切なタイミングで定期健診を受けましょう。日々のブラッシングで落とせない汚れを取り除き、さまざまな口腔トラブルを予防できます。


悪習癖を改善する
天然歯のような使い心地といえども、人工歯には変わりありません。衝撃に弱いので、歯に直接負担がかかる食いしばりや歯ぎしりなどの悪習癖に注意しましょう。改善されない場合、インプラント周囲炎や部品の破損につながる恐れがあります。
いずれも無意識で行われる場合が多いですが、治すのが難しい場合は歯科医師に相談しましょう。ボトックス注射やナイトガード(マウスピース)などを使うことで、改善が見込める可能性があります。

 


脱落した場合は再手術が必要!
「上部構造(食べ物と面するセラミック部分)」が欠けただけであれば、簡単な修理や作り直しのみで済むケースが多いです。
しかし歯槽骨へ埋入した、インプラント体が抜け落ちた際は再手術が必要です。再手術には基本的に費用が発生しますが、保証期間内であれば無料で治療を受けられます。5年あるいは10年の保証を設けている歯科医院が大半ですが、後悔しないよう事前に確認しておきましょう。契約前にチェックすることが大切です。

 


まとめ
インプラントは、高い審美性と機能性を両立した魅力的な補綴方法です。費用は高額になりがちですが、ほかの補綴方法の寿命を考えると、必ずしも「高い」とは言い切れません。
補綴治療の選択肢の一つとして、ぜひ検討してもらえれば幸いです。お困りのことがあれば、岐阜駅前歯科クリニックへ気軽にご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.20更新

 前歯の写真


前回は「前歯のインプラント」について、治療の難しさを解説しました。
今回はメリットや、治療に必要な期間・費用の目安などを紹介します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


3.メリット
前回は、ブリッジと義歯について詳しく紹介しました。両者にさまざまなメリットとデメリットがあることは、わかっていただけたと思います。しかし総合的に判断すると、最もメリットが大きいのはインプラントではないでしょうか。費用が高額になりやすいという懸念点はありますが、長期的なスパンで考えるとコスパが悪いとは言えないはずです。加えて、ほかの選択肢で挙げたデメリットを補えるという魅力もあります。


3-1.審美性が高い
ほかの補綴方法に比べて審美性が高く、人目につきやすい前歯に適しています。義歯やブリッジでもある程度自然ですが、場合によっては保険適用外の素材を用いなければ見た目に違和感が生じるでしょう。
インプラントは、天然歯に近い色のセラミックを用いて人工歯を作製します。そのため、審美性が劣る心配はないでしょう。
義歯のように金具が見えない点や、歯茎がやせても境界線がわかりにくい点も魅力の一つです。インプラントの場合も器具が透けて見える可能性はありますが、比較的自然で他人からわかりにくい仕様になっています。


3-2.ほかの歯を傷付けることがない
歯槽骨に穴を開けて埋入するため、治療は欠損部分のみで完結します。隙間や土台を作るために、周囲の歯を削ることはありません。
一方ブリッジは、治療時に両隣の健康な歯を削って補綴します。削るとむし歯リスクは少なからず上昇し、何らかのトラブルが生じた際はブリッジを外して処置しなければなりません。取り外すこと自体に弊害はありませんが、治療に手間がかかることは間違いないでしょう。
また義歯は、少しでも歯並びが変化すると痛みや不具合が生じます。インプラントにはそのような懸念点がないので、残存歯のことを考えても有効な治療法といえます。


3-3.強い力で噛める
顎からの力をそのまま人工歯へ伝えられる構造なので、自然な噛み心地を実感できます。また、ほかの補綴方法は噛む力の問題で、肉などがうまく噛み切れないことがあります。しかしインプラントではそのようなことがないので、十分に咀嚼して体の中へ取り込めるでしょう。胃腸に負担がかかる心配がありません。硬いものなど、食事制限がとくにないのも嬉しいポイントではないでしょうか。
さらに噛む力は、発声にも深くかかわっています。顎から力が直接伝わるので、自然な発声を実現できるのです。


3-4.ほかの歯に負担をかけにくい
ほかの補綴方法と違って、両隣の歯へ被せ物をしたり金具を引っ掛けたりすることがありません。欠損部分のみで1本の人工歯が成り立っているため、ほかの天然歯へ負担をかけることなく日常生活を送れます。
外科手術を伴うなど治療の手間や負担はありますが、その後の生活はきっとラクになるはずです。
さらに噛むときは、歯や歯茎ではなく顎へ負荷がかかります。ほかの補綴方法に比べて、口腔トラブルを引き起こす可能性が低いといえるでしょう。

 


4.治療期間や費用の目安
前回お伝えした通り、前歯の治療は高額になりがちです。しかし骨量や厚みに問題がなければ、奥歯と同じくらいの費用で治療できるでしょう。
期間についても、奥歯の治療と大差はありません。
その点を踏まえた上で、次の内容をご覧ください。


4-1.治療期間の目安
歯槽骨の量や厚みが正常で、すぐに治療へ取り掛かれる場合は3ヶ月~半年程度が治療期間の目安です。
流れとしてはインプラント体の埋入を行う「一時手術」ののち、骨と結合するまで2~3ヶ月程度経過観察をします。
その後「二次手術」でインプラント体の上部を取り出し、アバットメント(あらかじめ型取りした人工歯と結合させるための部品)を取り付けます。
これが、多くの歯科医院で採用されている「2回法」です。埋入したあとの結合を確認してから上部構造を装着できるのが、大きなメリットとされています。
「1回法」の場合は治療期間が短くなる傾向にありますが、いずれにせよ3ヶ月程度はかかるでしょう。
なお骨量や厚みの問題で骨造成や骨再生が必要な場合、その後の療養期間を含めて半年以上かかります。埋入の際に骨を増やす処置をとるので、外科手術の回数は変わりません。


4-2.費用の目安
費用の目安は位置に関係なく、1本あたり30万~40万円程度が目安です(検査費・治療費を含む)。ただ歯科医院によって料金体系が異なりますし、用いるインプラントやメーカーによって価格は多少変動します。
複数の本数を埋め込む場合は、純粋に2倍、3倍…となることを知っておきましょう。
また骨を増やす処置が必要な場合、ここに治療費が上乗せされます。治療法や内容によって費用は大きく変わるので、心配な方はかかりつけ医へ相談してください。CT検査を行い、歯槽骨の状態がわかっていれば費用の概算を提示してもらえるはずです。

 


5.安心して任せられる歯科医師へ相談を!
前歯のインプラントは骨造成を必要とするケースも多く、歯科医師の高度な技術や豊富な知識と実績が必要不可欠です。前歯の補綴治療を検討中の方は、その点を理解した上で歯科医院選びを行いましょう。複数の歯科医院のホームページを見たりカウンセリングを受けたりし、比較検討するのがおすすめです。
岐阜駅前歯科でも複数の補綴治療を取り扱っていますので、お困りの方はぜひ一度ご相談ください。
※本記事は、あくまで一般的な情報として紹介しています。患者さまの口腔状態や症例によっては、選択できない治療もあることをあらかじめご了承ください。まずは一度、かかりつけ医へ相談することをおすすめします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.20更新

 前歯の写真


前回は「前歯のインプラント」について、治療の難しさを解説しました。
今回はメリットや、治療に必要な期間・費用の目安などを紹介します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


3.メリット
前回は、ブリッジと義歯について詳しく紹介しました。両者にさまざまなメリットとデメリットがあることは、わかっていただけたと思います。しかし総合的に判断すると、最もメリットが大きいのはインプラントではないでしょうか。費用が高額になりやすいという懸念点はありますが、長期的なスパンで考えるとコスパが悪いとは言えないはずです。加えて、ほかの選択肢で挙げたデメリットを補えるという魅力もあります。


3-1.審美性が高い
ほかの補綴方法に比べて審美性が高く、人目につきやすい前歯に適しています。義歯やブリッジでもある程度自然ですが、場合によっては保険適用外の素材を用いなければ見た目に違和感が生じるでしょう。
インプラントは、天然歯に近い色のセラミックを用いて人工歯を作製します。そのため、審美性が劣る心配はないでしょう。
義歯のように金具が見えない点や、歯茎がやせても境界線がわかりにくい点も魅力の一つです。インプラントの場合も器具が透けて見える可能性はありますが、比較的自然で他人からわかりにくい仕様になっています。


3-2.ほかの歯を傷付けることがない
歯槽骨に穴を開けて埋入するため、治療は欠損部分のみで完結します。隙間や土台を作るために、周囲の歯を削ることはありません。
一方ブリッジは、治療時に両隣の健康な歯を削って補綴します。削るとむし歯リスクは少なからず上昇し、何らかのトラブルが生じた際はブリッジを外して処置しなければなりません。取り外すこと自体に弊害はありませんが、治療に手間がかかることは間違いないでしょう。
また義歯は、少しでも歯並びが変化すると痛みや不具合が生じます。インプラントにはそのような懸念点がないので、残存歯のことを考えても有効な治療法といえます。


3-3.強い力で噛める
顎からの力をそのまま人工歯へ伝えられる構造なので、自然な噛み心地を実感できます。また、ほかの補綴方法は噛む力の問題で、肉などがうまく噛み切れないことがあります。しかしインプラントではそのようなことがないので、十分に咀嚼して体の中へ取り込めるでしょう。胃腸に負担がかかる心配がありません。硬いものなど、食事制限がとくにないのも嬉しいポイントではないでしょうか。
さらに噛む力は、発声にも深くかかわっています。顎から力が直接伝わるので、自然な発声を実現できるのです。


3-4.ほかの歯に負担をかけにくい
ほかの補綴方法と違って、両隣の歯へ被せ物をしたり金具を引っ掛けたりすることがありません。欠損部分のみで1本の人工歯が成り立っているため、ほかの天然歯へ負担をかけることなく日常生活を送れます。
外科手術を伴うなど治療の手間や負担はありますが、その後の生活はきっとラクになるはずです。
さらに噛むときは、歯や歯茎ではなく顎へ負荷がかかります。ほかの補綴方法に比べて、口腔トラブルを引き起こす可能性が低いといえるでしょう。

 


4.治療期間や費用の目安
前回お伝えした通り、前歯の治療は高額になりがちです。しかし骨量や厚みに問題がなければ、奥歯と同じくらいの費用で治療できるでしょう。
期間についても、奥歯の治療と大差はありません。
その点を踏まえた上で、次の内容をご覧ください。


4-1.治療期間の目安
歯槽骨の量や厚みが正常で、すぐに治療へ取り掛かれる場合は3ヶ月~半年程度が治療期間の目安です。
流れとしてはインプラント体の埋入を行う「一時手術」ののち、骨と結合するまで2~3ヶ月程度経過観察をします。
その後「二次手術」でインプラント体の上部を取り出し、アバットメント(あらかじめ型取りした人工歯と結合させるための部品)を取り付けます。
これが、多くの歯科医院で採用されている「2回法」です。埋入したあとの結合を確認してから上部構造を装着できるのが、大きなメリットとされています。
「1回法」の場合は治療期間が短くなる傾向にありますが、いずれにせよ3ヶ月程度はかかるでしょう。
なお骨量や厚みの問題で骨造成や骨再生が必要な場合、その後の療養期間を含めて半年以上かかります。埋入の際に骨を増やす処置をとるので、外科手術の回数は変わりません。


4-2.費用の目安
費用の目安は位置に関係なく、1本あたり30万~40万円程度が目安です(検査費・治療費を含む)。ただ歯科医院によって料金体系が異なりますし、用いるインプラントやメーカーによって価格は多少変動します。
複数の本数を埋め込む場合は、純粋に2倍、3倍…となることを知っておきましょう。
また骨を増やす処置が必要な場合、ここに治療費が上乗せされます。治療法や内容によって費用は大きく変わるので、心配な方はかかりつけ医へ相談してください。CT検査を行い、歯槽骨の状態がわかっていれば費用の概算を提示してもらえるはずです。

 


5.安心して任せられる歯科医師へ相談を!
前歯のインプラントは骨造成を必要とするケースも多く、歯科医師の高度な技術や豊富な知識と実績が必要不可欠です。前歯の補綴治療を検討中の方は、その点を理解した上で歯科医院選びを行いましょう。複数の歯科医院のホームページを見たりカウンセリングを受けたりし、比較検討するのがおすすめです。
岐阜駅前歯科でも複数の補綴治療を取り扱っていますので、お困りの方はぜひ一度ご相談ください。
※本記事は、あくまで一般的な情報として紹介しています。患者さまの口腔状態や症例によっては、選択できない治療もあることをあらかじめご了承ください。まずは一度、かかりつけ医へ相談することをおすすめします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.10更新

前歯の写真


インプラントは天然歯にとって代わるものとして、歯の位置を問わず埋入できます。しかし歯槽骨の厚みや位置を考えると、前歯の治療は容易ではありません。それでも前歯は、インプラントにした方がよい「ある理由」があります。
今回は前歯のインプラントが難しい理由や、ほかの選択肢について解説します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


1.前歯に埋入するのが難しいのはなぜ?
SNSや個人ブログ、掲示板などで「前歯のインプラントは難しい」「痛みがあってしんどかった」というコメントを目にすることがあります。
つまり「前歯は難しい」というのは、歯科医師側のことであり「難易度が高い」ということを意味しています。
その理由は次の通りです。
※もちろん、奥歯の治療が簡単というわけではありません。あくまで比較した場合の話ですので、勘違いのないようお願いします。


1-1.顎の骨が薄いため
奥歯に比べて、前歯は顎の骨が薄い傾向にあります。歯の形状を見比べると、違いはきっと歴然でしょう。
治療では顎骨にインプラント体を埋入しなければならず、その際は穴を開けなければなりません。
ですが前歯の歯槽骨には、薄くてやせやすいという特徴があります。指や舌で触れてみると、厚みがないことは患者さま自身でもわかるのではないでしょうか。
そこへ埋入するとなれば、純粋に難易度が上がってしまうのです。
ただ事前の検査で骨の厚み不足が発覚したからといって、治療ができないわけではありません。骨再生治療で骨量を増やしたのち、インプラント治療を開始できますので安心してください。


1-2.歯茎が後退して見た目が変化しやすいため
顎の骨はやせやすいだけでなく、後退しやすいのも特徴です。その状態になると「アバットメント」と呼ばれる、インプラントの一部が透けて見える可能性があります。金属製であることが多いので、透けるとどうしても目立ちます。せっかくの「審美性が高い」という魅力が失われてしまい、歯を出して笑いにくくなるでしょう。
なお歯茎の後退は、ブラッシングの際に簡単なマッサージをすることで予防できます。毎日継続し、高い審美性を少しでも維持できるよう努めましょう。


1-3.費用が高額になりやすいため
これまで、前歯のインプラント治療の難しさについて説明しました。成功させるには、歯科医師に外科手術の豊富な知識と実績、高い技術が必要です。
自由診療であるインプラントの費用はただでさえ高額ですが(料金体系は歯科医院によって異なり、相場は1本あたり30万~40万円程度です)、前歯に埋入する場合はさらに高くなるかもしれないことを理解しておきましょう。これは前歯に、骨造成や骨再生が必要となる可能性が高いためです。
事前の診察やCT検査の結果、とくに問題がなければ、原則奥歯と同じ費用で治療できるので安心してください。
費用面がネックで前歯の補綴治療を踏みとどまっている方は、一度撮影のみしてもらうのもよいかもしれませんね。

 


2.前歯を補綴するほかの選択肢について
前歯を補綴するための選択肢は、1つだけではありません。
欠損歯の本数によって最適な治療法は異なりますが、基本的には次の2つを含む3種類から選べます。
インプラントには多数のメリットがありますが、費用が気になる方はほかの方法も視野に入れて検討するとよいでしょう。


2-1.ブリッジ
義歯に比べて、審美性も噛む力も高いのが特徴です。「食事がしにくい」「手入れが面倒だ」といった日常生活におけるトラブルは、まず起こりません。
また保険適用で治療できるというメリットもあるので、予算が限られている方にも適しているでしょう。
欠損歯の両隣の歯を少し削って、橋のようにバネを引っ掛けて歯を補います。顎への負担が少なく、発声しやすい点も大きな魅力です。
ただ、削らなければならないのは「健康な歯」です。治療のためとはいえ、不必要に歯を削るとむし歯リスクが高まります。またブリッジには、装着から8年程度という寿命が存在します。それほど短いわけではありませんが、定期的な交換が必要だと考えるとコスパの悪さも懸念されるでしょう。


2-2.義歯
前歯を補綴する場合は、基本的に部分義歯となります。着脱ができるので日頃のケアがしやすく、両隣の歯を削ることなく治療できるのも大きなメリットです。また原則として保険が適用される点は、ブリッジと同様です。
一方で義歯には、噛む力が不足しがちというデメリットがあります。金具があるとはいえ、隙間へ挿し込んでいるだけなので不安定になりがちだからです。発声がしにくく、日常会話に支障をきたすこともあるでしょう。
そして義歯も、ブリッジと同様に定期的な交換が必要です。半永久的に使えるわけではないことを知っておいてください。

 


まとめ
治療の難しさについて、理解していただけたでしょうか。
次回も同じテーマで、治療のメリットや期間・費用の目安などを解説します。ぜひご覧ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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