医院ブログ

2022.07.30更新

小児矯正2

 

前回紹介した通り、早期に歯並びを整えることには数多くのメリットがあります。しかし、少なからずデメリットも存在します。両方を理解した上で、治療を検討しましょう。

 


早期の治療をする場合の懸念点
子どものうちに歯並びを整える場合に、挙げられるデメリットは次の3点です。


1.治療中はむし歯になりやすい
2.トータルで見ると長期的な治療になる
3.子どもの協力を得られない可能性がある


それぞれ詳しく解説します。

 


1.治療中はむし歯になりやすい
装置を用いて治療する場合、日々の歯磨きがしにくくなります。特に装置と歯の間は食べかすが挟まりやすく、適当に磨いているとむし歯を引き起こしてしまうでしょう。
治療中は普段以上に丁寧にブラッシングを行い、必要に応じて親御さまが仕上げ磨きをすることが大切です(治療中であるかどうかに関わらず、基本的に8歳頃までは仕上げ磨きをしてあげましょう)。


2.トータルで見ると長期的な治療になる
子どものうちに治療を始める場合、第1期治療と第2期治療に分けて行うのが一般的です。
第1期治療から始めると経過観察の期間を必要とするため、トータルの治療期間が長くなる傾向にあります。装置をつけて生活する期間も長くなるため、少なからずお子様への精神的な負担となるでしょう。


3.子どもの協力を得られない可能性がある
お子さまが治療を受ける場合であっても、判断をするのは基本的に親御さまです。また低年齢のお子さまであれば、自宅での親御さまの協力は欠かせません。
とはいえ、治療を受けるのはお子さまです。お子さま自身が非協力的であると、どれだけ効果が見込める治療であっても計画通りに進みません。
子どもが矯正をする場合、親御様の意見が大きい場合が多いですよ。そのため、矯正をする子ども本人が協力的になるとは限りません。装置をつけたときの痛みや違和感によるストレスを感じさせないよう、親御さまが全面的に協力することが必要不可欠です。
お子さまが治療をどうしても嫌がる場合は、治療開始のタイミングを医師と相談するのもひとつの選択肢となります。

 


早期の治療で後悔しないためのポイント
治療によってお子さまの歯並びが整っても、知らず知らずのうちに歯が元の位置へ戻っていることがあります。
後戻りが起こる一番の原因は、ずばり「メンテナンス不足」です。通常は歯並びが整ったあとに、マウスピースなどを装着して後戻りを防ぐ期間(保定期間)が設けられます。しかし患者様の中には、歯並びが整ったからといって装置を自己判断でつけなくなる方がいらっしゃるのです。
これでは、せっかく動かした歯もすぐに戻ってしまいます。メンテナンスを怠らず、歯科医師の指示に従って装置の装着・定期的な通院を行うことが大切です。


歯科医院を選ぶときのポイント
歯並びを整える治療は、ほかの治療に比べて長期間に及びます。歯科医院を選ぶときは、次の3点に注意しましょう。


1.治療をするかしないかに関わらず、大まかに治療の説明をしてくれる
カウンセリングの段階で、抜歯の可能性や治療期間の目安を説明してくれる歯科医院がおすすめです。治療費用についても、矯正治療は基本的に保険適用外です。費用の概算なども事前に説明を受け、納得した上で治療を行うことが大切です。


2.治療前に資料を準備し、その内容に基づいて診断・説明をしてくれる
矯正治療は内容が専門的であるため、口頭の簡単な説明のみではなかなか理解できません。事前に資料を用意してくれて、その内容に基づいた検査や診断をしてくれる歯科医院を選びましょう。治療方針や治療計画についても、事前に説明してくれる歯科医院であれば親切です。不安なことがあれば、カウンセリングの段階で相談しましょう。


3.小児科医あるいは矯正歯科の専門医・認定医である
お子さまの歯科治療の経験・実績が豊富なのは、小児科医あるいは矯正歯科の専門医・認定医です。お子さまの扱いに慣れている医師やスタッフも多く、安心して治療を任せられるでしょう。

 


お子さまの歯並びや噛み合わせに関する相談は歯科医院へ!
早期の矯正治療には、数多くのメリットがあります。子どもの顎の発達を利用して行える治療もありますので、お子さまの歯並びや噛み合わせが心配な親御さまは、これを機に治療を検討してはいかがでしょうか。
ただ矯正治療には、少なからずデメリットが存在します。親御さまの判断だけでなく、お子さまにも理解を得た上で歯科医院を受診しましょう。
将来後悔しないための選択をしてくださいね。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.07.30更新

小児矯正2

 

前回紹介した通り、早期に歯並びを整えることには数多くのメリットがあります。しかし、少なからずデメリットも存在します。両方を理解した上で、治療を検討しましょう。

 


早期の治療をする場合の懸念点
子どものうちに歯並びを整える場合に、挙げられるデメリットは次の3点です。


1.治療中はむし歯になりやすい
2.トータルで見ると長期的な治療になる
3.子どもの協力を得られない可能性がある


それぞれ詳しく解説します。

 


1.治療中はむし歯になりやすい
装置を用いて治療する場合、日々の歯磨きがしにくくなります。特に装置と歯の間は食べかすが挟まりやすく、適当に磨いているとむし歯を引き起こしてしまうでしょう。
治療中は普段以上に丁寧にブラッシングを行い、必要に応じて親御さまが仕上げ磨きをすることが大切です(治療中であるかどうかに関わらず、基本的に8歳頃までは仕上げ磨きをしてあげましょう)。


2.トータルで見ると長期的な治療になる
子どものうちに治療を始める場合、第1期治療と第2期治療に分けて行うのが一般的です。
第1期治療から始めると経過観察の期間を必要とするため、トータルの治療期間が長くなる傾向にあります。装置をつけて生活する期間も長くなるため、少なからずお子様への精神的な負担となるでしょう。


3.子どもの協力を得られない可能性がある
お子さまが治療を受ける場合であっても、判断をするのは基本的に親御さまです。また低年齢のお子さまであれば、自宅での親御さまの協力は欠かせません。
とはいえ、治療を受けるのはお子さまです。お子さま自身が非協力的であると、どれだけ効果が見込める治療であっても計画通りに進みません。
子どもが矯正をする場合、親御様の意見が大きい場合が多いですよ。そのため、矯正をする子ども本人が協力的になるとは限りません。装置をつけたときの痛みや違和感によるストレスを感じさせないよう、親御さまが全面的に協力することが必要不可欠です。
お子さまが治療をどうしても嫌がる場合は、治療開始のタイミングを医師と相談するのもひとつの選択肢となります。

 


早期の治療で後悔しないためのポイント
治療によってお子さまの歯並びが整っても、知らず知らずのうちに歯が元の位置へ戻っていることがあります。
後戻りが起こる一番の原因は、ずばり「メンテナンス不足」です。通常は歯並びが整ったあとに、マウスピースなどを装着して後戻りを防ぐ期間(保定期間)が設けられます。しかし患者様の中には、歯並びが整ったからといって装置を自己判断でつけなくなる方がいらっしゃるのです。
これでは、せっかく動かした歯もすぐに戻ってしまいます。メンテナンスを怠らず、歯科医師の指示に従って装置の装着・定期的な通院を行うことが大切です。


歯科医院を選ぶときのポイント
歯並びを整える治療は、ほかの治療に比べて長期間に及びます。歯科医院を選ぶときは、次の3点に注意しましょう。


1.治療をするかしないかに関わらず、大まかに治療の説明をしてくれる
カウンセリングの段階で、抜歯の可能性や治療期間の目安を説明してくれる歯科医院がおすすめです。治療費用についても、矯正治療は基本的に保険適用外です。費用の概算なども事前に説明を受け、納得した上で治療を行うことが大切です。


2.治療前に資料を準備し、その内容に基づいて診断・説明をしてくれる
矯正治療は内容が専門的であるため、口頭の簡単な説明のみではなかなか理解できません。事前に資料を用意してくれて、その内容に基づいた検査や診断をしてくれる歯科医院を選びましょう。治療方針や治療計画についても、事前に説明してくれる歯科医院であれば親切です。不安なことがあれば、カウンセリングの段階で相談しましょう。


3.小児科医あるいは矯正歯科の専門医・認定医である
お子さまの歯科治療の経験・実績が豊富なのは、小児科医あるいは矯正歯科の専門医・認定医です。お子さまの扱いに慣れている医師やスタッフも多く、安心して治療を任せられるでしょう。

 


お子さまの歯並びや噛み合わせに関する相談は歯科医院へ!
早期の矯正治療には、数多くのメリットがあります。子どもの顎の発達を利用して行える治療もありますので、お子さまの歯並びや噛み合わせが心配な親御さまは、これを機に治療を検討してはいかがでしょうか。
ただ矯正治療には、少なからずデメリットが存在します。親御さまの判断だけでなく、お子さまにも理解を得た上で歯科医院を受診しましょう。
将来後悔しないための選択をしてくださいね。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.07.20更新

小児矯正


お子さまの歯並びに対して、疑問や悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?いつから治療を始めるべきか、ご家庭ではなかなか判断できないと思います。
そこで今回は、小児矯正の必要性や早期に治療するメリットを解説します。成長期が終わると適用できない治療もありますので、小児矯正を検討中の親御さまはぜひ参考にしてください。

 


小児矯正の必要性について
お子さまの滑舌や歯並びが気になる方は、歯科医院の受診をおすすめします。また小児矯正が必要かどうかに関わらず、お子さまの口周りについてお悩みのことがあれば、一度歯科医師に相談しましょう。
小児矯正は永久歯に生え変わる前にスタートできますし、適用できる時期が限られる治療法(非抜歯でできる歯列矯正など)も存在します。治療の幅を狭めないためにも、早めに受診しましょう。治療開始の目安は通常6歳頃ですが、当院では患者さま一人ひとりにとっての最適なタイミングをご提案いたします。


歯並びを整えた方がよい症例とは?
次の4つの症例に該当する場合、当院では治療をおすすめしています。


1.反対咬合(受け口)
2.開咬(オープンバイト)
3.上顎前突(出っ歯)
4.乱杭歯(叢生/八重歯)


それぞれ詳しく解説します。

 


1.反対咬合(受け口)
下の歯が前方に突出した状態を、反対咬合と呼びます。遺伝もしくは悪習癖が原因で起こる症状です。見た目の問題のほか、顎関節へ負担がかかったり、磨き残しによるむし歯リスクが増大したりします。


開咬(オープンバイト)
前歯の上下がうまく噛み合わない状態を、開咬といいます。食事の際にうまく噛み切れなかったり、発音がしにくくなったりします。放置すると、顎関節症を引き起こす可能性もあり危険です。


上顎前突(出っ歯)
上の前歯が前方に傾いた状態を、上顎前突といいます。口呼吸になることが多いため、口の中や歯の表面が乾いてむし歯や歯周病にかかりやすい口腔環境となるでしょう。お子さまの場合、平常時に口がポカンと空いているのが特徴です。


乱杭歯(叢生/八重歯)
乱杭歯は、歯がデコボコになった状態のことです。磨き残しが生じやすいため、放っておくとむし歯や歯周病になるリスクが高まるでしょう。

 


早期の治療をおすすめする理由
「子どもに早期から治療をさせるのはかわいそう…」
このような気持ちから、治療に踏み切れない親御さまは多いはずです。そこで、早期の治療で得られるメリットを5つ紹介します。


1.発音がスムーズになる
歯並びを整えることで滑舌がよくなり、発音がスムーズになります。
現在お子さまは、スムーズな発音ができていますか?サ行やタ行の発音が苦手、あるいは全体的に滑舌が悪い場合、歯並びに問題があるかもしれません。


2.お口の健康を維持しやすくなる
不正歯列の種類や程度によっては、食べかすが挟まりやすかったり磨き残しが生じやすくなったりします。するとブラッシングをしても汚れを十分に落としきれず、むし歯や歯周病を引き起こす可能性が高くなるのです。
歯列を整えることで歯磨きがしやすくなり、お口の中の清潔を維持できるでしょう。


3.コンプレックスの解消につながる
重度の不正歯列である場合、クラスメイトにからかわれるなどしてコンプレックスになる可能性があります。精神的な負担を軽減させるためにも、早めの治療は有効といえるでしょう。キレイな歯並びを手に入れることが、お子さま自身の自信へとつながります。


4.顎の偏りや歪みを軽減できる場合がある
顎が発達する時期に不正歯列や不正咬合を放置していると、偏ったり歪んだりしたままの状態で成長する可能性があります。結果的に、顎や輪郭が変形して非対称の見た目になってしまうでしょう。顎の歪みは見た目だけでなく、背中や首の筋肉を緊張させて全身へ負担をかけるリスクがあり危険です。早期の治療は、全身を健康に保つためにも非常に重要なのです。


5.将来的に非抜歯で歯列矯正を行えるケースがある
永久歯が生え揃ってから治療を始める場合、抜歯をして歯を並べるためのスペースを確保しなければなりません。顎が発達を終えていない時期に治療をすることで、顎の成長を促しながら歯を整えられます。将来的に再度歯列矯正の必要が生じても、非抜歯で治療できる可能性が高くなるでしょう。

 

 

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.07.20更新

小児矯正


お子さまの歯並びに対して、疑問や悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?いつから治療を始めるべきか、ご家庭ではなかなか判断できないと思います。
そこで今回は、小児矯正の必要性や早期に治療するメリットを解説します。成長期が終わると適用できない治療もありますので、小児矯正を検討中の親御さまはぜひ参考にしてください。

 


小児矯正の必要性について
お子さまの滑舌や歯並びが気になる方は、歯科医院の受診をおすすめします。また小児矯正が必要かどうかに関わらず、お子さまの口周りについてお悩みのことがあれば、一度歯科医師に相談しましょう。
小児矯正は永久歯に生え変わる前にスタートできますし、適用できる時期が限られる治療法(非抜歯でできる歯列矯正など)も存在します。治療の幅を狭めないためにも、早めに受診しましょう。治療開始の目安は通常6歳頃ですが、当院では患者さま一人ひとりにとっての最適なタイミングをご提案いたします。


歯並びを整えた方がよい症例とは?
次の4つの症例に該当する場合、当院では治療をおすすめしています。


1.反対咬合(受け口)
2.開咬(オープンバイト)
3.上顎前突(出っ歯)
4.乱杭歯(叢生/八重歯)


それぞれ詳しく解説します。

 


1.反対咬合(受け口)
下の歯が前方に突出した状態を、反対咬合と呼びます。遺伝もしくは悪習癖が原因で起こる症状です。見た目の問題のほか、顎関節へ負担がかかったり、磨き残しによるむし歯リスクが増大したりします。


開咬(オープンバイト)
前歯の上下がうまく噛み合わない状態を、開咬といいます。食事の際にうまく噛み切れなかったり、発音がしにくくなったりします。放置すると、顎関節症を引き起こす可能性もあり危険です。


上顎前突(出っ歯)
上の前歯が前方に傾いた状態を、上顎前突といいます。口呼吸になることが多いため、口の中や歯の表面が乾いてむし歯や歯周病にかかりやすい口腔環境となるでしょう。お子さまの場合、平常時に口がポカンと空いているのが特徴です。


乱杭歯(叢生/八重歯)
乱杭歯は、歯がデコボコになった状態のことです。磨き残しが生じやすいため、放っておくとむし歯や歯周病になるリスクが高まるでしょう。

 


早期の治療をおすすめする理由
「子どもに早期から治療をさせるのはかわいそう…」
このような気持ちから、治療に踏み切れない親御さまは多いはずです。そこで、早期の治療で得られるメリットを5つ紹介します。


1.発音がスムーズになる
歯並びを整えることで滑舌がよくなり、発音がスムーズになります。
現在お子さまは、スムーズな発音ができていますか?サ行やタ行の発音が苦手、あるいは全体的に滑舌が悪い場合、歯並びに問題があるかもしれません。


2.お口の健康を維持しやすくなる
不正歯列の種類や程度によっては、食べかすが挟まりやすかったり磨き残しが生じやすくなったりします。するとブラッシングをしても汚れを十分に落としきれず、むし歯や歯周病を引き起こす可能性が高くなるのです。
歯列を整えることで歯磨きがしやすくなり、お口の中の清潔を維持できるでしょう。


3.コンプレックスの解消につながる
重度の不正歯列である場合、クラスメイトにからかわれるなどしてコンプレックスになる可能性があります。精神的な負担を軽減させるためにも、早めの治療は有効といえるでしょう。キレイな歯並びを手に入れることが、お子さま自身の自信へとつながります。


4.顎の偏りや歪みを軽減できる場合がある
顎が発達する時期に不正歯列や不正咬合を放置していると、偏ったり歪んだりしたままの状態で成長する可能性があります。結果的に、顎や輪郭が変形して非対称の見た目になってしまうでしょう。顎の歪みは見た目だけでなく、背中や首の筋肉を緊張させて全身へ負担をかけるリスクがあり危険です。早期の治療は、全身を健康に保つためにも非常に重要なのです。


5.将来的に非抜歯で歯列矯正を行えるケースがある
永久歯が生え揃ってから治療を始める場合、抜歯をして歯を並べるためのスペースを確保しなければなりません。顎が発達を終えていない時期に治療をすることで、顎の成長を促しながら歯を整えられます。将来的に再度歯列矯正の必要が生じても、非抜歯で治療できる可能性が高くなるでしょう。

 

 

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.07.10更新

矯正男性


突然ですが、皆さんにはコンプレックスがありますか?きっと多くの方が、身体や顔のどこかに何らかの悩みをお持ちだと思います。今回取り上げるのは、口周りのコンプレックスとして挙げられることが多い「口ゴボ」です。

口ゴボの大半は歯列矯正で改善できますが、歯列が整っていても口元が突出しているケースがあります。本記事では口ゴボになる原因や適切な治療方法、放置した場合のリスクを紹介します。

 


口ゴボとは?
正式には「上顎前突」、さらにわかりやすく言えば、いわゆる「出っ歯」のことを指します。歯列が整っていても乱れていても起こる症状であるため、知識がなければ見極められないことがあります。


自力で治すことは可能?
歯科医院で治療するとなると、通院の手間や費用がかかります。歯列矯正に至っては、数十万円の費用をかけて数年間通院しなければなりません。可能であれば、自宅にいながら自力で治したい方が多いのではないでしょうか?

 

自力で治すことは困難です
残念ながら、口ゴボは自力では治せません。口ゴボは、不正歯列や不正咬合、顎の骨格異常などにより生じるためです。ただ歯並びが整っていても、口元が突出している人がいるのは事実です。一体何が原因なのでしょうか。

 


考えられる5つの原因


1.上の前歯が前へ傾斜している
日本人に比較的多く見られる原因です。上の前歯が、前方へ傾斜することで口ゴボになります。歯列矯正で改善できるでしょう。


2.上顎が突出している
歯列が整っていても、上顎の骨が前へ出ていること(上顎前突症)により口ゴボになるケースがあります。歯列矯正だけでは完治できず、外科矯正が必要になる場合が多いです。症状が重度の場合は、外科的な処置が主体となるでしょう。


3.下の前歯がうしろへ傾斜している
上の歯だけでなく、下の歯が原因で起こる場合があります。そのひとつとして挙げられるのが、下の前歯のうしろへの傾斜です。このケースでは、相対的に見ると上の前歯が前へ突出しているように見えます。歯列矯正で治せる場合が多いでしょう。


4.下顎が後方にあるor下顎の方が上顎よりも小さい
こちらも前項と同じく、相対的に見て上顎が出たような状態を指します。骨格異常の一種であるため、歯列矯正だけでは改善が見込めません。外科矯正などを併用して治す必要があります。


5.鼻が極端に低いor顎がない
1~4に該当しない場合、考えられるのがこの理由です。鼻が極端に低い、あるいは顎がない場合、口ゴボが自然発生することがあります。残念ながらこのケースは、歯科治療による改善が見込めません。

 


放置するとどうなる?


見た目の問題が生じる
まず挙げられるのが、審美性についてです。口元が出ていると見た目の美しさに欠け、コンプレックスになる場合があります。今はマスクでの生活が定着していたため、あまり気にならないかもしれません。しかし今後は制限が緩和される可能性があり、そうなれば見た目の問題が生じるでしょう。


口腔内が乾きやすくなる
重度の口ゴボの場合、唇を完全に閉じるのが困難です。すると歯の表面や口の中が乾きやすくなり、口腔内で細菌が繁殖してしまいます。その結果むし歯や歯周病、口臭の発症リスクが高まるでしょう。


咀嚼の能力が大きく低下する
不正歯列や不正咬合が原因の口ゴボである場合、咀嚼能力が大きく低下します。食べ物をうまく咀嚼できなくなると、顎の関節、歯や歯茎に強い負担がかかってほかの病気になる可能性があるでしょう。

 


まとめ:口ゴボは歯列矯正で治療しましょう!
口ゴボは、残念ながら自力では治せません。だからといって放っておくと、審美性だけでなく機能性の低下も懸念されます。できるだけ早めに歯科医院を受診し、きれいな口元を手に入れましょう。専門的な知識を持った医師の診察を受け、正しい診断と最適な治療法を提案してもらうことが一番です。
一見突出が気にならない口元であっても、精密検査によって咬合異常などが見つかる場合があります。噛む力や顎の能力を低下させないためにも、歯科医院で一度診てもらうことをおすすめします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.07.10更新

矯正男性


突然ですが、皆さんにはコンプレックスがありますか?きっと多くの方が、身体や顔のどこかに何らかの悩みをお持ちだと思います。今回取り上げるのは、口周りのコンプレックスとして挙げられることが多い「口ゴボ」です。

口ゴボの大半は歯列矯正で改善できますが、歯列が整っていても口元が突出しているケースがあります。本記事では口ゴボになる原因や適切な治療方法、放置した場合のリスクを紹介します。

 


口ゴボとは?
正式には「上顎前突」、さらにわかりやすく言えば、いわゆる「出っ歯」のことを指します。歯列が整っていても乱れていても起こる症状であるため、知識がなければ見極められないことがあります。


自力で治すことは可能?
歯科医院で治療するとなると、通院の手間や費用がかかります。歯列矯正に至っては、数十万円の費用をかけて数年間通院しなければなりません。可能であれば、自宅にいながら自力で治したい方が多いのではないでしょうか?

 

自力で治すことは困難です
残念ながら、口ゴボは自力では治せません。口ゴボは、不正歯列や不正咬合、顎の骨格異常などにより生じるためです。ただ歯並びが整っていても、口元が突出している人がいるのは事実です。一体何が原因なのでしょうか。

 


考えられる5つの原因


1.上の前歯が前へ傾斜している
日本人に比較的多く見られる原因です。上の前歯が、前方へ傾斜することで口ゴボになります。歯列矯正で改善できるでしょう。


2.上顎が突出している
歯列が整っていても、上顎の骨が前へ出ていること(上顎前突症)により口ゴボになるケースがあります。歯列矯正だけでは完治できず、外科矯正が必要になる場合が多いです。症状が重度の場合は、外科的な処置が主体となるでしょう。


3.下の前歯がうしろへ傾斜している
上の歯だけでなく、下の歯が原因で起こる場合があります。そのひとつとして挙げられるのが、下の前歯のうしろへの傾斜です。このケースでは、相対的に見ると上の前歯が前へ突出しているように見えます。歯列矯正で治せる場合が多いでしょう。


4.下顎が後方にあるor下顎の方が上顎よりも小さい
こちらも前項と同じく、相対的に見て上顎が出たような状態を指します。骨格異常の一種であるため、歯列矯正だけでは改善が見込めません。外科矯正などを併用して治す必要があります。


5.鼻が極端に低いor顎がない
1~4に該当しない場合、考えられるのがこの理由です。鼻が極端に低い、あるいは顎がない場合、口ゴボが自然発生することがあります。残念ながらこのケースは、歯科治療による改善が見込めません。

 


放置するとどうなる?


見た目の問題が生じる
まず挙げられるのが、審美性についてです。口元が出ていると見た目の美しさに欠け、コンプレックスになる場合があります。今はマスクでの生活が定着していたため、あまり気にならないかもしれません。しかし今後は制限が緩和される可能性があり、そうなれば見た目の問題が生じるでしょう。


口腔内が乾きやすくなる
重度の口ゴボの場合、唇を完全に閉じるのが困難です。すると歯の表面や口の中が乾きやすくなり、口腔内で細菌が繁殖してしまいます。その結果むし歯や歯周病、口臭の発症リスクが高まるでしょう。


咀嚼の能力が大きく低下する
不正歯列や不正咬合が原因の口ゴボである場合、咀嚼能力が大きく低下します。食べ物をうまく咀嚼できなくなると、顎の関節、歯や歯茎に強い負担がかかってほかの病気になる可能性があるでしょう。

 


まとめ:口ゴボは歯列矯正で治療しましょう!
口ゴボは、残念ながら自力では治せません。だからといって放っておくと、審美性だけでなく機能性の低下も懸念されます。できるだけ早めに歯科医院を受診し、きれいな口元を手に入れましょう。専門的な知識を持った医師の診察を受け、正しい診断と最適な治療法を提案してもらうことが一番です。
一見突出が気にならない口元であっても、精密検査によって咬合異常などが見つかる場合があります。噛む力や顎の能力を低下させないためにも、歯科医院で一度診てもらうことをおすすめします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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