医院ブログ

2022.06.30更新

妊婦

 

妊娠中はホルモンのバランスなどが変化するため、今までに経験のなかったことが起こり得ます。歯も例外ではありません。急に歯が痛くなったり、むし歯が増えたりすることがあります。
そこで今回は、妊娠中の歯科治療について紹介します。ご自身もしくは周りに妊婦さんがいらっしゃる方は、本記事をぜひ参考にしてください。

●妊娠すると口腔トラブルが起こりやすくなる?
突然ですが「一子を得ると一歯を失う」という言葉をご存知でしょうか?意味はその文字の通りで、妊娠や出産を機に歯のトラブルが起こるというものです。あくまで迷信ですが、妊娠中は女性ホルモンが増加することを考えると、あながち間違っているとは言えません。女性ホルモンの急激な増加により、歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。また悪阻(つわり)で嘔吐や食に対する嗜好の変化が生じ、歯磨きの階数が減ったり食事回数が増えたりする方もいらっしゃいます。これも、むし歯や歯周病を引き起こす要因の一つです。


●妊娠中の歯科治療
妊婦さんであるかどうかに関わらず、初期段階のむし歯や歯周病にはなかなかご自身で気付けません。しかし、症状によっては胎児に影響を与えることもあるため注意が必要です。また出産直後は育児に追われることが多く、治療のための時間を割くのが難しくなります。
妊娠中に歯科治療や検診を積極的に受診し、お口の中を清潔に保ちましょう。自治体によっては歯科検診の無料券が付与されますので、それを利用して受けるとよいでしょう。
気になる症状が特になく、急がないようであれば安定期に受診するのがおすすめです。初期は悪阻が起こりやすく、お腹が大きくなる後期は、診察時に横になることが難しくなるためです。体調に問題がない場合は、スケジュールの都合を見ながら受診してください。


●妊娠初期(~15週)
妊娠4〜8週までは母体や胎児が色々な影響を受けやすく、特に慎重に取り組まなければなりません。歯の痛みや歯肉の腫れがあればひとまず応急処置を行い、安定期に突入するまで経過観察をします。
重度の悪阻などで歯磨きが難しい場合は、体調がよいタイミングでサッとブラッシングをしましょう。食後にうがいをし、口腔内に汚れを残さないよう努めるだけでも違います。またヘッドが小さめの歯ブラシや、無香料の歯磨き粉を使用するのもおすすめです。加えて、ダラダラと間食しないことを徹底してください。


●妊娠中期(16〜27週)
「安定期」と呼ばれ始めるのが、妊娠16週です。胎盤によって胎児が安定するため、歯科治療が悪影響を及ぼす心配はないでしょう。歯科治療における局所麻酔や投薬、レントゲン撮影なども原則問題ありません。
レントゲン撮影に関して心配される方がいらっしゃいますが、歯科医院で用いられるX線撮影は腹部から離れたところで行われます。放射線が胎児に影響することはほぼありませんのでご安心ください。必要に応じてレントゲン撮影を行い、正しい診断を受けましょう。
また投薬については、一部のものを除いて服用できます。ペニシリン系やセフェム系の抗生物質、アセトアミノフェンやカロナールなどの痛み止めは安全であると報告されています。
さらに麻酔についても、歯科医院では局所麻酔を使用するため胎児に薬剤が届くことはありません。また局所麻酔に使われる「キシロカイン」は、無痛分娩の際にも用いられる薬剤です。母子ともに、危険性がないことが報告されていますのでご安心ください。
治療を避けて痛みや腫れを我慢すると、母子に体の負担や精神的なストレスを与えます。早めに治療を行い、万全の体制で出産を迎えましょう。


●妊娠後期(28週~)
妊娠後期はお腹が大きくなるため、診療用の椅子へ横になることが難しくなります。無理な体勢で長時間いると、早産などのリスクも生じて危険です。治療は応急処置にとどめ、出産後にタイミングを見て治療を受けてください。
ただ現代の医療では、歯周病と早産・低体重児の出産リスクとの関連が報告されています。歯周病の妊婦さんから低体重児が生まれる可能性は「健常者の4.3倍程度」とされているため、症状によっては妊娠中に正しく治療することが大切です。

 


今回は、妊娠中の歯科治療についてお話ししました。
治療は安定期に済ませるのがベストですが、症状によっては早急に治療を受けた方がよい場合があります。ご本人はもちろん、胎児に負担をかけないためにも、何らかの異変を感じたときは歯科医院を早めに受診しましょう。
また日頃から定期的に歯科検診を受け、常に健康な状態で過ごすことが大切です。

 

 

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.06.30更新

妊婦

 

妊娠中はホルモンのバランスなどが変化するため、今までに経験のなかったことが起こり得ます。歯も例外ではありません。急に歯が痛くなったり、むし歯が増えたりすることがあります。
そこで今回は、妊娠中の歯科治療について紹介します。ご自身もしくは周りに妊婦さんがいらっしゃる方は、本記事をぜひ参考にしてください。

●妊娠すると口腔トラブルが起こりやすくなる?
突然ですが「一子を得ると一歯を失う」という言葉をご存知でしょうか?意味はその文字の通りで、妊娠や出産を機に歯のトラブルが起こるというものです。あくまで迷信ですが、妊娠中は女性ホルモンが増加することを考えると、あながち間違っているとは言えません。女性ホルモンの急激な増加により、歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。また悪阻(つわり)で嘔吐や食に対する嗜好の変化が生じ、歯磨きの階数が減ったり食事回数が増えたりする方もいらっしゃいます。これも、むし歯や歯周病を引き起こす要因の一つです。


●妊娠中の歯科治療
妊婦さんであるかどうかに関わらず、初期段階のむし歯や歯周病にはなかなかご自身で気付けません。しかし、症状によっては胎児に影響を与えることもあるため注意が必要です。また出産直後は育児に追われることが多く、治療のための時間を割くのが難しくなります。
妊娠中に歯科治療や検診を積極的に受診し、お口の中を清潔に保ちましょう。自治体によっては歯科検診の無料券が付与されますので、それを利用して受けるとよいでしょう。
気になる症状が特になく、急がないようであれば安定期に受診するのがおすすめです。初期は悪阻が起こりやすく、お腹が大きくなる後期は、診察時に横になることが難しくなるためです。体調に問題がない場合は、スケジュールの都合を見ながら受診してください。


●妊娠初期(~15週)
妊娠4〜8週までは母体や胎児が色々な影響を受けやすく、特に慎重に取り組まなければなりません。歯の痛みや歯肉の腫れがあればひとまず応急処置を行い、安定期に突入するまで経過観察をします。
重度の悪阻などで歯磨きが難しい場合は、体調がよいタイミングでサッとブラッシングをしましょう。食後にうがいをし、口腔内に汚れを残さないよう努めるだけでも違います。またヘッドが小さめの歯ブラシや、無香料の歯磨き粉を使用するのもおすすめです。加えて、ダラダラと間食しないことを徹底してください。


●妊娠中期(16〜27週)
「安定期」と呼ばれ始めるのが、妊娠16週です。胎盤によって胎児が安定するため、歯科治療が悪影響を及ぼす心配はないでしょう。歯科治療における局所麻酔や投薬、レントゲン撮影なども原則問題ありません。
レントゲン撮影に関して心配される方がいらっしゃいますが、歯科医院で用いられるX線撮影は腹部から離れたところで行われます。放射線が胎児に影響することはほぼありませんのでご安心ください。必要に応じてレントゲン撮影を行い、正しい診断を受けましょう。
また投薬については、一部のものを除いて服用できます。ペニシリン系やセフェム系の抗生物質、アセトアミノフェンやカロナールなどの痛み止めは安全であると報告されています。
さらに麻酔についても、歯科医院では局所麻酔を使用するため胎児に薬剤が届くことはありません。また局所麻酔に使われる「キシロカイン」は、無痛分娩の際にも用いられる薬剤です。母子ともに、危険性がないことが報告されていますのでご安心ください。
治療を避けて痛みや腫れを我慢すると、母子に体の負担や精神的なストレスを与えます。早めに治療を行い、万全の体制で出産を迎えましょう。


●妊娠後期(28週~)
妊娠後期はお腹が大きくなるため、診療用の椅子へ横になることが難しくなります。無理な体勢で長時間いると、早産などのリスクも生じて危険です。治療は応急処置にとどめ、出産後にタイミングを見て治療を受けてください。
ただ現代の医療では、歯周病と早産・低体重児の出産リスクとの関連が報告されています。歯周病の妊婦さんから低体重児が生まれる可能性は「健常者の4.3倍程度」とされているため、症状によっては妊娠中に正しく治療することが大切です。

 


今回は、妊娠中の歯科治療についてお話ししました。
治療は安定期に済ませるのがベストですが、症状によっては早急に治療を受けた方がよい場合があります。ご本人はもちろん、胎児に負担をかけないためにも、何らかの異変を感じたときは歯科医院を早めに受診しましょう。
また日頃から定期的に歯科検診を受け、常に健康な状態で過ごすことが大切です。

 

 

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.06.20更新

親子で歯医者の説明 

 

歯列矯正に年齢制限はありません。基本的に子どもからお年寄りまで、みなさま治療を受けられます。治療の時期に応じて「小児矯正」と「成人矯正」の2種類に分類されますが、知っておいてほしいのは、前者はすべてのお子さまが受けられるわけではないことです。

顎骨の成長が終わった段階で小児矯正を始めても、十分な効果が見込めません。治療の際に顎や骨の成長を利用できないと判断した場合は、小児矯正が難しいと考えておいてください。
顎が発達する年齢の目安は、次の通りです。上下の顎で、成長のペースが若干異なります。


【上顎】
10歳頃までに大半が成長し、成人と同じくらいの大きさになっています。その後は成人を目安に、緩やかに発育します。


【下顎】
大きく成長するのは10歳頃までですが、12歳頃にも若干の成長が見られます。その後は成人を目安に、緩やかに発育します。
成長のスピードや度合いには個人差があるため、一つの目安として知っておいてください。顎の成長を利用して歯並びを整える場合は、小学生頃までに行うのがよいでしょう。


小学生頃を目安にまでに顎を広げた方がよい理由
一昔前に比べて、生え変わる永久歯の大きさが徐々に大きくなっています。そのため乱れのない歯並びにするためには、永久歯が真っ直ぐに生えるためのスペースが必要です。
その具体的な方法として挙げられるのが「顎を拡げる」というものです。例えば「受け口(反対咬合)」のお子さまの場合、特徴として下顎の突出が見られます。成長が完了する前に、上下の顎のバランスを整える必要があるでしょう。
なお成人後では、顎の成長がすでに完了しているため、治療で顎を拡げることは困難です。そのため抜歯が必要になったり、顎骨を切る外科手術を伴ったりするケースが多くなるでしょう。


▼小児矯正とは?

●主な対象年齢
厳密なきまりはありませんが、主な対象年齢は3~15歳です。これは顎骨や歯列の発育に関する異常の改善を期待できるのが、「乳歯列が完成してから顎骨の発育を終えるまで」とされていることが理由です。
「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」とがあり、どちらも中学生頃には完了させるのがよいとされています。


●Ⅰ期治療とⅡ期治療の違いとは?
Ⅰ期治療を行う、主な年齢の目安は3~12歳頃です。顎骨の正しい成長を促すことが大きな目的で、顎骨の幅を拡げる「床矯正」を行うのが一般的です。
中には「歯列矯正」と聞いて、マウスピースやワイヤー装置を用いて歯列を整える印象の強い方がいらっしゃるかもしれません。しかしそれは、あくまで成人矯正の話です。小児矯正で歯列を細かく整えることは、まずないと言ってよいでしょう。
また12歳頃を過ぎて受けるのが、Ⅱ期治療です。マウスピースやマルチブラケット型の装置を用いることが多く、不正歯列にアプローチして細部の乱れを整えます。成人矯正とほぼ変わらないと思ってよいでしょう。
ただ成人矯正と違うのは「12~15歳頃であれば、顎骨の成長を利用して治療できる場合がある」という点です。発育のペースには個人差があるため必ずできるとは言い切れませんが、10代前半~半ば頃までは利用できる可能性が高いでしょう。
詳しくは、かかりつけの歯科医院で相談してみてください。


▼成人矯正とは?

●年齢制限はある?
成人矯正には年齢制限が設けられておらず、50~60代頃に治療を開始される方も多くいらっしゃいます。「この年齢だから、今から始めても遅いかな…」といった心配はご無用ですので、安心してください。年齢を理由に治療を断念せず、まずは一度かかりつけの歯科医院で相談しましょう。
ただし、顎骨の状態や残存歯の本数によっては治療が難しい場合もあります。また顎骨の成長が未完了であるお子さまなどは、成人矯正で対応できない場合もあるため注意してください。

 


今回は「小児矯正」と「成人矯正」について取り上げ、特徴や違いについて解説しました。名称だけを見ると「小児矯正は20歳まで、成人矯正は20歳以降にできる治療」だと思われがちですが、そのような分類ではありません。

3歳未満で治療を始めるケースはごく少数ですし、成人間近で顎を拡げることは難しいでしょう。治療の目的や手順などもそれぞれ異なるため、よく理解した上で治療を検討することが大切です。
ご自身やお子さまの歯並びにお悩みの方がいらっしゃいましたら、歯科医院の早めの受診をおすすめします。
当院でも年齢や症例を問わず、不正歯列や不正咬合に関するご相談を承っています。何かお困りのことがございましたら、静岡駅前歯科へご相談ください。カウンセリングを行った上で、最適な治療方法をご提案いたします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.06.20更新

親子で歯医者の説明 

 

歯列矯正に年齢制限はありません。基本的に子どもからお年寄りまで、みなさま治療を受けられます。治療の時期に応じて「小児矯正」と「成人矯正」の2種類に分類されますが、知っておいてほしいのは、前者はすべてのお子さまが受けられるわけではないことです。

顎骨の成長が終わった段階で小児矯正を始めても、十分な効果が見込めません。治療の際に顎や骨の成長を利用できないと判断した場合は、小児矯正が難しいと考えておいてください。
顎が発達する年齢の目安は、次の通りです。上下の顎で、成長のペースが若干異なります。


【上顎】
10歳頃までに大半が成長し、成人と同じくらいの大きさになっています。その後は成人を目安に、緩やかに発育します。


【下顎】
大きく成長するのは10歳頃までですが、12歳頃にも若干の成長が見られます。その後は成人を目安に、緩やかに発育します。
成長のスピードや度合いには個人差があるため、一つの目安として知っておいてください。顎の成長を利用して歯並びを整える場合は、小学生頃までに行うのがよいでしょう。


小学生頃を目安にまでに顎を広げた方がよい理由
一昔前に比べて、生え変わる永久歯の大きさが徐々に大きくなっています。そのため乱れのない歯並びにするためには、永久歯が真っ直ぐに生えるためのスペースが必要です。
その具体的な方法として挙げられるのが「顎を拡げる」というものです。例えば「受け口(反対咬合)」のお子さまの場合、特徴として下顎の突出が見られます。成長が完了する前に、上下の顎のバランスを整える必要があるでしょう。
なお成人後では、顎の成長がすでに完了しているため、治療で顎を拡げることは困難です。そのため抜歯が必要になったり、顎骨を切る外科手術を伴ったりするケースが多くなるでしょう。


▼小児矯正とは?

●主な対象年齢
厳密なきまりはありませんが、主な対象年齢は3~15歳です。これは顎骨や歯列の発育に関する異常の改善を期待できるのが、「乳歯列が完成してから顎骨の発育を終えるまで」とされていることが理由です。
「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」とがあり、どちらも中学生頃には完了させるのがよいとされています。


●Ⅰ期治療とⅡ期治療の違いとは?
Ⅰ期治療を行う、主な年齢の目安は3~12歳頃です。顎骨の正しい成長を促すことが大きな目的で、顎骨の幅を拡げる「床矯正」を行うのが一般的です。
中には「歯列矯正」と聞いて、マウスピースやワイヤー装置を用いて歯列を整える印象の強い方がいらっしゃるかもしれません。しかしそれは、あくまで成人矯正の話です。小児矯正で歯列を細かく整えることは、まずないと言ってよいでしょう。
また12歳頃を過ぎて受けるのが、Ⅱ期治療です。マウスピースやマルチブラケット型の装置を用いることが多く、不正歯列にアプローチして細部の乱れを整えます。成人矯正とほぼ変わらないと思ってよいでしょう。
ただ成人矯正と違うのは「12~15歳頃であれば、顎骨の成長を利用して治療できる場合がある」という点です。発育のペースには個人差があるため必ずできるとは言い切れませんが、10代前半~半ば頃までは利用できる可能性が高いでしょう。
詳しくは、かかりつけの歯科医院で相談してみてください。


▼成人矯正とは?

●年齢制限はある?
成人矯正には年齢制限が設けられておらず、50~60代頃に治療を開始される方も多くいらっしゃいます。「この年齢だから、今から始めても遅いかな…」といった心配はご無用ですので、安心してください。年齢を理由に治療を断念せず、まずは一度かかりつけの歯科医院で相談しましょう。
ただし、顎骨の状態や残存歯の本数によっては治療が難しい場合もあります。また顎骨の成長が未完了であるお子さまなどは、成人矯正で対応できない場合もあるため注意してください。

 


今回は「小児矯正」と「成人矯正」について取り上げ、特徴や違いについて解説しました。名称だけを見ると「小児矯正は20歳まで、成人矯正は20歳以降にできる治療」だと思われがちですが、そのような分類ではありません。

3歳未満で治療を始めるケースはごく少数ですし、成人間近で顎を拡げることは難しいでしょう。治療の目的や手順などもそれぞれ異なるため、よく理解した上で治療を検討することが大切です。
ご自身やお子さまの歯並びにお悩みの方がいらっしゃいましたら、歯科医院の早めの受診をおすすめします。
当院でも年齢や症例を問わず、不正歯列や不正咬合に関するご相談を承っています。何かお困りのことがございましたら、静岡駅前歯科へご相談ください。カウンセリングを行った上で、最適な治療方法をご提案いたします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.06.10更新

たのしそうな子供

 

当院では親御さまから、お子さまの歯列矯正のタイミングについて尋ねられることがしばしばあります。お子さまが大人になって困らないよう、早めに歯並びを整えたいと考えるのは親として自然なことであると考えます。
そこで今回は、小児矯正を始める最適なタイミングについて解説します。メリットやデメリットも併せて解説しますので、小児矯正を検討中の親御さまはぜひご覧ください。


小児矯正の最適な時期や目標
小児矯正(Ⅰ期治療)を行うタイミングは、一般的に7歳前後とされています。この頃に6歳臼歯(初めての永久歯)が萌出し、上下の前歯が生え変わるためです。
この頃は大人に比べて骨がまだ軟らかいため、比較的容易に顎の大きさや位置を整えたり成長を促したりできます。また期間にも余裕があり、時間をかけて将来を考えた治療が行えます。
早期に始めることで、仕上げの治療である「Ⅱ期治療」の期間を短縮できたり、不要となったりする可能性が高くなるでしょう。


骨格的な異常があれば早めの治療を!
乳歯は生後半年~8ヶ月あたりに生え始め、3歳ぐらいまでに生え揃うのが一般的です。この段階で不正歯列を心配される親御さまもいらっしゃいますが、この時期に焦って治療をする必要はありません。乳歯はいずれ、永久歯へと生え変わるためです。ただし顎骨が小さすぎる、あるいは大きすぎる場合は早期の治療がおすすめです。特に「受け口」の場合は、上顎骨の成長の遅れが考えられます。お子さまがこれに該当すると感じた場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。


開始のタイミングは「混合歯列期」
小児矯正には「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」があり、Ⅰ期治療は混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する6~12歳頃)に始めるのが一般的です。床矯正装置などを使用して行う場合が多いですが、取り扱う装置は歯科医院によってさまざまです。
8~9歳頃までマウスピースを使用し、その後、永久歯が生え揃うまで固定式のブラケット装置で歯並びを整えることもあります。この場合、個人差はありますが15歳前後までは治療が継続されるでしょう。
また治療を始めるタイミングについても、症例によっては早めたり遅らせたりする場合があります。例えばお子さまが自身で正しく歯を磨けない場合、むし歯のリスクを考慮し、装置をつけ始めるタイミングを遅らせることがあります。
静岡駅前歯科では、床矯正装置以外の治療にも対応しています。お子さまの歯並びについてお困りのことがあれば、一度ご相談ください。お子さまのお口の中を拝見し、最適な治療法や開始のタイミングについてご提案いたします。

 


メリットとデメリット

小児矯正を始めるタイミングについて、迷う親御さまが数多くいらっしゃいます。
「早めに治療をした方が将来的に困らず済むのかな」と思う反面、「装置をつけて生活させるのがかわいそう」と感じて葛藤するのではないでしょうか。
そこで小児矯正を始めるタイミングや、メリットとデメリットについてお話しします。


小児矯正のメリットとデメリットは、次の通りです。


●メリット
1.必要に応じて顎骨の成長をコントロールできる
2.骨格的な異常を改善しやすい
3.お子さまの歯が持つ本来の機能を手に入れられる
4.Ⅱ期治療の期間が短くなり、非抜歯で治療できる可能性が高くなる
5.取り外し可能な装置が多いため、お子さまの心身に負担をかけない


●デメリット
1.装置の着脱をお子さま自身で行う必要があるため、ある程度自己管理しなければならない
2.治療中はむし歯のリスクが上がる
3.小児矯正をしてもⅡ期治療が必要になったり、成人になってから再度歯列矯正をしたりしなければならない場合がある


このように小児矯正には、複数のメリットがある一方で懸念点も存在します。お子さまの成長や将来のことを考えて「早めに治療をさせてあげたい」と思う親御さまが多くいらっしゃいますが、必ずしも早期治療がよいわけではないことを知っておいてください。お子さまの成長や症状に合わせて、最適なタイミングで始めることが大切です。
お子さまの歯並びについて気になることがありましたら、静岡駅前歯科に一度ご相談ください。まずはカウンセリングを受けていただき、治療の必要性や開始の適切なタイミングについてご提案いたします。

 

 

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.06.10更新

たのしそうな子供

 

当院では親御さまから、お子さまの歯列矯正のタイミングについて尋ねられることがしばしばあります。お子さまが大人になって困らないよう、早めに歯並びを整えたいと考えるのは親として自然なことであると考えます。
そこで今回は、小児矯正を始める最適なタイミングについて解説します。メリットやデメリットも併せて解説しますので、小児矯正を検討中の親御さまはぜひご覧ください。


小児矯正の最適な時期や目標
小児矯正(Ⅰ期治療)を行うタイミングは、一般的に7歳前後とされています。この頃に6歳臼歯(初めての永久歯)が萌出し、上下の前歯が生え変わるためです。
この頃は大人に比べて骨がまだ軟らかいため、比較的容易に顎の大きさや位置を整えたり成長を促したりできます。また期間にも余裕があり、時間をかけて将来を考えた治療が行えます。
早期に始めることで、仕上げの治療である「Ⅱ期治療」の期間を短縮できたり、不要となったりする可能性が高くなるでしょう。


骨格的な異常があれば早めの治療を!
乳歯は生後半年~8ヶ月あたりに生え始め、3歳ぐらいまでに生え揃うのが一般的です。この段階で不正歯列を心配される親御さまもいらっしゃいますが、この時期に焦って治療をする必要はありません。乳歯はいずれ、永久歯へと生え変わるためです。ただし顎骨が小さすぎる、あるいは大きすぎる場合は早期の治療がおすすめです。特に「受け口」の場合は、上顎骨の成長の遅れが考えられます。お子さまがこれに該当すると感じた場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。


開始のタイミングは「混合歯列期」
小児矯正には「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」があり、Ⅰ期治療は混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する6~12歳頃)に始めるのが一般的です。床矯正装置などを使用して行う場合が多いですが、取り扱う装置は歯科医院によってさまざまです。
8~9歳頃までマウスピースを使用し、その後、永久歯が生え揃うまで固定式のブラケット装置で歯並びを整えることもあります。この場合、個人差はありますが15歳前後までは治療が継続されるでしょう。
また治療を始めるタイミングについても、症例によっては早めたり遅らせたりする場合があります。例えばお子さまが自身で正しく歯を磨けない場合、むし歯のリスクを考慮し、装置をつけ始めるタイミングを遅らせることがあります。
静岡駅前歯科では、床矯正装置以外の治療にも対応しています。お子さまの歯並びについてお困りのことがあれば、一度ご相談ください。お子さまのお口の中を拝見し、最適な治療法や開始のタイミングについてご提案いたします。

 


メリットとデメリット

小児矯正を始めるタイミングについて、迷う親御さまが数多くいらっしゃいます。
「早めに治療をした方が将来的に困らず済むのかな」と思う反面、「装置をつけて生活させるのがかわいそう」と感じて葛藤するのではないでしょうか。
そこで小児矯正を始めるタイミングや、メリットとデメリットについてお話しします。


小児矯正のメリットとデメリットは、次の通りです。


●メリット
1.必要に応じて顎骨の成長をコントロールできる
2.骨格的な異常を改善しやすい
3.お子さまの歯が持つ本来の機能を手に入れられる
4.Ⅱ期治療の期間が短くなり、非抜歯で治療できる可能性が高くなる
5.取り外し可能な装置が多いため、お子さまの心身に負担をかけない


●デメリット
1.装置の着脱をお子さま自身で行う必要があるため、ある程度自己管理しなければならない
2.治療中はむし歯のリスクが上がる
3.小児矯正をしてもⅡ期治療が必要になったり、成人になってから再度歯列矯正をしたりしなければならない場合がある


このように小児矯正には、複数のメリットがある一方で懸念点も存在します。お子さまの成長や将来のことを考えて「早めに治療をさせてあげたい」と思う親御さまが多くいらっしゃいますが、必ずしも早期治療がよいわけではないことを知っておいてください。お子さまの成長や症状に合わせて、最適なタイミングで始めることが大切です。
お子さまの歯並びについて気になることがありましたら、静岡駅前歯科に一度ご相談ください。まずはカウンセリングを受けていただき、治療の必要性や開始の適切なタイミングについてご提案いたします。

 

 

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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