医院ブログ

2022.12.20更新

子供が食事
今回は、小さな顎を改善する方法について詳しくお話しします。

 


顎の大きさを改善するには?
お子さまの顎の大きさに関しては、食生活の見直しによって改善できる可能性があります。
次のポイントに気を付けてみましょう。
お子さまに任せきりにせず、親子で改善に励むことが大切です。


1.硬いものを積極的に噛む
私たちが普段何気なく行っている「噛む」という行為が、顎の発達に深く関係しています。口に入れたものを、奥歯ですりつぶすという行為も例外ではありません。
噛む回数はもちろんですが、硬さにも注意することが大切です。
とはいえ、最も大切なことは「楽しんで食べること」です。初めから硬いものばかり出していると「食事=楽しくないこと」だと認識されるかもしれません。お子さまの食べ具合や反応を見ながら、徐々に硬い食べ物を増やすようにしてください。


2.食事中の姿勢に注意する
正しい姿勢で食事をとることも、顎の成長を左右するポイントです。口に入れたものを適切な力で噛むためには、背筋を伸ばし、床にしっかりと足をつけて食べることを意識しましょう。
ある研究では、足の裏が床についているかどうかで、噛む力に15%もの差が生じるといわれています。


【食事中の理想的な姿勢】
前提として、できれば背もたれつきのイスを用意してください。
1.背もたれから若干背中が離れる距離で腰掛け、胸を張る(背もたれに寄りかかるのはNG、深く座ること)。
2.体とテーブルとの間に、握りこぶし1個分の空間をあける(テーブルの高さはおへそと胸の中間あたりにあるのが理想)。
3.足の裏全体を、床にぺったりとつける。
この姿勢をキープしながら、顎が上がらないよう気を付けて食事をすればOKです。親御さまがうまくサポートしながら、この姿勢を習慣づけてあげましょう。

 


顎を大きくするための治療法
顎を大きくするための治療は、6~11歳ごろに行われるケースが大半です。これは永久歯が萌出する「歯列混合期」と呼ばれる時期で、このタイミングに床矯正をすれば、将来的に非抜歯で矯正治療ができる可能性が高まるためです。


拡大床
プラスチック製のプレートやワイヤーでできている拡大装置を「拡大床」といいます。中央のネジを回すことで、装置が少しずつ横へ広がる仕組みです。患者さま自身で着脱できるため、使い勝手がよい反面、十分な効果を得るためには1日12~16時間程度の装着が必要です。
治療成功のためには、自己管理や親御さまのサポートが必要不可欠になるでしょう。


急速拡大装置
上顎の骨を土台ごと広げる器具を「急速拡大装置」といいます。
発達途中の上顎の骨は、2枚の骨が合わさっているだけで完全にくっついてはいません。そこで上顎の骨が離開する力を利用し、装置で顎を拡大させたまま一定期間キープすると新たな骨ができるという仕組みです。

 


お子さまの口元の発達について、困ったことがあればご相談を!
お子さまの顎の大きさは、日頃の食事中の姿勢や献立を見直すことで改善される可能性があります。
一方で、顎が小さいまま放っていると歯列矯正が必要になります。さらに口呼吸が原因で悪影響が生じたり、抜歯を伴う歯列矯正が必要になったりする未来が待っているかもしれません。
「子どもの顎が小さいような気がするんだけど…」
「口がポカンとあいていて口呼吸になっているのは、顎の発達のせいかな?」
こういった悩みや不安をお持ちの親御さまがいらっしゃいましたら、ぜひ一度岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科へご相談ください。
豊富な知識と確かな技術を持った歯科医師が、適切な治療法をご提案いたします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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