「ザイゴマインプラントを検討しているが、治療の流れや期間が分からない」といった不安をお持ちではないでしょうか。
ザイゴマインプラントは、顎骨が少ない方に適用されるインプラント治療で、骨移植を避けながら歯の機能を回復させる方法です。
本記事では、ザイゴマインプラントの一般的な治療期間や流れ、期間を短縮するための工夫、注意すべき要因について分かりやすく解説します。
ザイゴマインプラントとは
ザイゴマインプラントとは、顎骨が薄い方に適用される特殊なインプラント治療で、頬骨に固定し、骨移植を行うことなく、歯の機能を回復できます。
そのため、手術当日に仮歯を装着できるケースが多く、短期間で治療を終えられるのが特徴です。
しかし、高度な技術を必要とするため、治療を受ける際は実績のある歯科医院で受けることが重要です。
当院では、年間埋入数80本以上の実績(2023年1月〜12月)があるので、下記よりお気軽にご相談ください。
ザイゴマインプラントの治療期間の目安
ザイゴマインプラントの治療期間の目安については、以下のとおりです。
- ・一般的な治療期間(手術〜最終補綴)
- ・即時負荷の有無による違い
- ・骨造成不要による期間短縮効果
それぞれ説明します。
一般的な治療期間(手術〜最終補綴)
ザイゴマインプラントの治療期間の目安は、手術から人工歯を装着するまで、長くて3か月ほどです。
カウンセリングから補綴まで含めると、約6か月程度かかる場合もあります。
従来のインプラント治療が骨造成を行うと1年以上かかるケースがあるのに対し、ザイゴマインプラントは頬骨を利用するため、治療期間を短縮できます。
即時負荷の有無による違い
ザイゴマインプラントは、即時負荷が可能かどうかで治療期間が異なります。
項目 | 治療期間 |
即時負荷ができる場合 | 3~6か月ほど< |
即時負荷ができない場合 | 半年以上 |
即時負荷が可能な場合は、手術当日に仮歯を装着し、すぐに噛むことができます。
一方、即時負荷ができない場合は、骨との結合を待つ必要があるため、治療完了までに時間がかかります。
骨造成不要による期間短縮効果
従来のインプラント治療では、骨移植やサイナスリフトを行い、骨の定着まで数か月から1年以上待つ必要がありました。
しかし、ザイゴマインプラントは骨造成が不要なため、治療期間を短縮できます。
ザイゴマインプラント治療の流れと所要期間
ザイゴマインプラント治療の流れと所要期間については、以下のとおりです。
- ・診断・治療計画(1〜2週間)
- ・手術と仮歯装着(即日〜数日)
- ・最終補綴物装着(3〜6か月)
それぞれ説明します。
診断・治療計画(1〜2週間)
ザイゴマインプラントは、診断から治療計画、手術まで通常1〜2週間です。
カウンセリングで希望や不安を確認し、CTやレントゲンなどの精密検査で骨や噛み合わせを把握した上で、インプラントの位置・角度、費用や期間の説明を行います。
当院の精密検査については、以下の参考ページをご確認ください。
手術と仮歯装着(即日〜数日)
ザイゴマインプラントの特徴である「手術当日に仮歯の装着が可能」な点からも、治療を受けた日から食事や会話が可能です。
通常2時間前後の手術直後に、仮歯を装着することが多く、見た目や機能をすぐに回復できます。
最終補綴物装着(3〜6か月)
ザイゴマインプラントの治療は、最終的な人工歯を装着するまでの目安として、3〜6か月ほどかかります。
この期間は、インプラント体が頬骨に結合し、噛み合わせや見た目を整えるために必要な期間です。
ザイゴマインプラント治療期間に影響する要因
ザイゴマインプラント治療期間に影響する要因については、以下のとおりです。
- ・骨質・骨量の状態
- ・他部位との併用(通常インプラントとの組み合わせ)
- ・患者様の健康状態と生活習慣
それぞれ説明します。
骨質・骨量の状態
ザイゴマインプラント治療は、従来の治療で必要だった骨造成が不要となるため、数か月から1年以上の待機期間を短縮できます。
全体の治療期間は3〜6か月が一般的で、従来のインプラント治療より短期間で済みます。
しかし、骨の状態によっては仮歯の装着が遅れることもあります。
他部位との併用(通常インプラントとの組み合わせ)
上顎の骨が部分的に残っている場合は、通常インプラントと組み合わせて治療を行うことがあります。
この組み合わせによって、骨造成を避けることができ、治療期間を短縮することが可能です。
患者様の健康状態と生活習慣
ザイゴマインプラントの治療期間は、健康状態や生活習慣によって変わります。
喫煙・飲酒は治りを遅らせ、糖尿病や高血圧などの持病がある場合は全身管理と歯科医師との連携が必要です。
治療を円滑に進めるには、日頃から健康状態を整えることが大切です。
ザイゴマインプラントの治療期間を短縮するための工夫
ザイゴマインプラントの治療期間を短縮するための工夫については、以下のとおりです。
- ・デジタル診断と手術ガイドの活用
- ・術前の口腔ケアと全身管理
- ・即日負荷に対応した歯科医院選び
それぞれ説明します。
デジタル診断と手術ガイドの活用
デジタル診断や手術ガイドを活用することで、安全性と効率が向上し、治療期間を3〜6か月程度に短縮できます。
CTスキャンで術前に位置や角度を精密にシミュレーションでき、手術ガイドにより合併症を防ぎつつ確実に仮歯を装着できます。
術前の口腔ケアと全身管理
治療期間を短縮するには、術前の口腔ケアと全身管理が欠かせません。
歯周病や虫歯を放置するとインプラント周囲炎のリスクが高まり、再治療によって期間が延びてしまうためです。
即日負荷に対応した歯科医院選び
ザイゴマインプラントの治療期間を短縮するには、即日負荷に対応した歯科医院を選ぶ必要があります。
従来のように数か月待つ必要がなく、全体の治療期間も3〜6か月ほどに抑えられます。
しかし、高度な技術を必要とするため、経験豊富な歯科医師が在籍し、CTなどの精密検査やシミュレーションが行える設備を持つ歯科医院を選ぶことが重要です。
当院では、経験豊富な歯科医師が在籍しています。 詳しくは下記をご覧ください。
まとめ:ザイゴマインプラントは条件により期間が変動するため事前相談必須
本記事では、ザイゴマインプラントの治療期間について、一般的な流れや短縮できる工夫、期間に影響する要因について解説しました。
治療は骨量や健康状態によって異なり、3か月で完了する場合もあれば、6か月以上かかるケースもあります。
そのため、正確な期間を知るには歯科医院で事前相談することが大切です。
東海エリアに4院を展開する医療法人スマイルグループの岐阜院です。
ザイゴマインプラント治療を検討している方は、当院の無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。