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2022.02.10更新

裏側矯正とはどのような矯正方法なのか

舌側矯正(裏側矯正)とは、歯の裏側に矯正用のブラケットを装着する歯列矯正の種類を言います。
今までは歯列矯正のイメージは、ブラケットを歯の表側につけて矯正をする手法が普及していましたが、この治療方法では周囲の人から見られる部分に装置が付けられるため、外見を気にしてしまう方、また接客業などで外見を気にしなければいけない方はハードルを感じてしまう矯正でした。
そして、歯の表側に装置を装着することで、口が開閉出来ないなどの違和感を実感することも多々あり、特に大人が歯列矯正をすることはハードルが大きかったです。
そこで登場した矯正方法が裏側矯正です。最近人気を集めている裏側矯正(リンガル矯正)は、ブラケットを歯の裏側に装着するため、人に気づかれることなく歯列矯正が可能であると人気を集めています。審美性が高く人からの目を気にせず日常生活を送れる為、歯列矯正へのハードルも大幅に低減しました。

 

 プレゼン

 

裏側矯正をすると滑舌がなぜ悪くなるのか

装置が舌を邪魔して発音に影響を与える
なぜ裏側矯正が滑舌に悪影響を与えるのかというと、歯の裏側に装置が取り付けられることが1つの大きな要因となっています。歯の裏側にブラケットがつくので、それに舌が突っかかってしまうとスムーズに発音ができなくなります。
ブラケット自体の厚みは約数mmですが、それでも口の中では異物感は大きく感じられます。ブラケットとワイヤーに窪みがある為、舌が器具に引っかかりやすくなります。
ブラケットとワイヤーが前歯の裏側にあると、舌が収まる場所も狭くなります。どうしても舌の動きが抑制されるため、滑舌に悪影響が出てしまうのです。舌に異物が接触することにも最初のうちは対応できませんので、より気になってしまい、発音が上手に出来なくなります。

どのような発音を裏側矯正は邪魔するのか

裏側矯正の治療中は、サ行、ザ行、タ行、ダ行、ナ行、ラ行の発音が上手に出なくなります。これらの発音は、舌を歯茎あたりに当てて発音する音の為、ブラケットが舌の動きを抑制し滑舌が悪くなってしまいます。
滑舌が悪くなることで、サはシャ、ナはニャなど、発音が上手にできなくなります。普段から人と会話をしたり、人前に立つ仕事をしている方は、ちょっとした違和感が煩わしく感じるかもしれません。

時間が経てば話すことになれる

ほとんどの場合、裏側矯正でも1ヶ月も継続していれば慣れてきます。裏側矯正をしている期間は、治療終了まで滑舌に悩まされるわけではなく、1ヶ月程度経過すれば、その頃には発音にも違和感がなくなってきます。
また、人によっては数日、数週間で裏側矯正慣れるという場合もあります。個人差があるので、その辺りも理解して歯科医師に治療を相談しましょう。

裏側矯正のメリット4選

①運動時に怪我をしにくくなった
ワイヤー矯正などは、スポーツ選手などに治療できないことが多くありました。これは、相手選手との接触などによってケガの原因となるパターンがあるからでしたが、裏側矯正では歯の裏側に器具があるため安全にスポーツを楽しむことができます。

②後ろから引っ張るため出っ歯矯正に適している
裏側矯正は、歯の裏側から引っ張っているので、前に出ている歯を引っ込めるような歯列矯正に向いています。
メリットばかりに見える裏側矯正ですが、実はこの裏側矯正は滑舌への影響があり、声を使う仕事をする方などには大きな欠点になっています。

③普段の食事を楽しむことが出来る
表側にブラケットがついていると、食べ残りなどが引っかかっていないかと気にしてしまう場合があります。しかし、裏側矯正は周囲から気づかれるところにブラケットがないので、食べ残しなどを気にせず食事を楽しむことができます。

④虫歯になりにくい
実は歯の裏側は、普段から唾液で充満しているので、虫歯菌に冒されにくいのが特徴です。表側矯正の場合は、口が閉じにくく、唾液の機能が低下する為、虫歯が発生しやすい欠点があります。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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