医院ブログ

2022.11.30更新

ホワイトワイヤー
皆さんは「歯列矯正」と聞いて、どのような治療をイメージしますか?
きっと多くの方が、歯の表面に装置をつけてワイヤーを通した「ワイヤー矯正」や「ブラケット矯正」を思い浮かべると思います。
歯列矯正に興味があるけれど、その姿を想像して
「他人にバレたくないなあ…」
「目立ちにくい装置はないのかな…」
と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は近年、目立ちにくい装置の一つとして「ホワイトワイヤー」が注目を集めています。
本記事ではワイヤー矯正の仕組みや、ワイヤーを用いた目立ちにくい矯正方法について徹底解説します。
口元にコンプレックスをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

 


「ワイヤー矯正」は装置の目立ちやすさがネック?


治療の仕組み
多くの方が真っ先にワイヤー矯正をイメージするのは、きっと古くから用いられているためです。
専用の接着剤を使ってそれぞれの歯に「ブラケット」を取り付けたら、細い溝へワイヤーを通します。ワイヤーは固定されているため、患者さまご自身での着脱は不可能です。
毎月調整を行い、ワイヤーを引っ張ることで歯へ負荷をかけて移動させる仕組みです。
なお、多くの方が連想したのは「表側矯正」であり、一般的な方法といえます。「裏側矯正」は、ブラケットを歯の裏側に取り付ける方法です。


メリットとデメリット
最大のメリットは、適用可能な症例が多いという点です。マウスピース矯正では難しい症例も、ワイヤー矯正であれば対応できることが多いです。
一方で表側矯正は、見た目の問題を抱えています。歯の表面に取り付けるため、会話や笑顔の際に治療中であることが知られてしまうのです。


見た目の問題をなんとかクリアする方法はない?
これまではブラケットもワイヤーも金属でできていたため、装着時にどうしても目立っていました。見た目が気になる性格や職業の方には、敬遠されがちな治療法だったと思います。
しかし近年は、目立ちにくさが魅力の「ホワイトワイヤー」が注目され始めています。具体的にどのような方法なのか、説明していきましょう。


具体的にどのような矯正方法?
その名の通り、白色に近いワイヤーを用いて歯を動かします。歯の色に近いため、目立ちにくいのが最大の特徴です。
大きく分けて「銀色のワイヤーを白色に塗ったもの」と「白い金属(ロジウム)で特殊なコーティングが施されたもの」の2種類が存在します。
一番の違いは「耐久性」であり、前者はブラッシングなどの摩擦で塗料が徐々に落ちていきます。個人差がありますが、1週間~10日程度で銀色の部分がところどころ露出してくるでしょう。
一方で後者は、耐久性に優れています。「結婚指輪の加工にも使われている」と言えば、そのすごさが伝わるのではないでしょうか?
使用中にコーティングが落ちることは、まずありません。

 

塗料の剥げが心配な方へ
「塗料が落ちて、銀色の部分がところどころ見えたら恥ずかしい…」
そう思う方はいらっしゃいませんか?
たしかに、塗料が落ちるとむしろ目立ちやすくなるというのは正しい考え方だと思います。外見が気になる方には、ロジウム製のワイヤーが適しているでしょう。
また塗料が落ちてくると、歯の移動に悪影響を及ぼすことも忘れてはならないポイントです。
というのも、通常はブラケットの溝がレールの役割を果たして、ワイヤーが徐々に動きます。しかし落ちた塗料が溝に詰まると、摩擦に抵抗が生じて滑りにくくなるのです。
取り扱うワイヤーの種類や適した治療方法は、歯科医院や症例によって異なります。もし目立ちにくい矯正方法を希望する場合は、カウンセリングの段階できちんと伝えましょう。


岐阜駅前矯正歯科でも、多数の装置を取り扱っています。患者さまの希望と口腔状態とを照らし合わせた上で最適な提案をしますので、ぜひご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.11.20更新

ゴムかけ


歯列矯正を開始してしばらく経つと、医師から「ゴムかけ」を指示されることがあります。「顎間ゴム」とも呼ばれ、特定の歯に引っ掛けて移動の微調整を行うというものです。
患者さまご自身でつけ外しをしなければならないことを考えると、不安に感じる方もいるでしょう。
ただ、ゴムかけをどのように行うかによって、治療期間は大きく左右されます。早く終わらせるコツを理解し、理想の歯並びをスムーズに手に入れましょう。
これから歯列矯正を始める予定の方は、ぜひご一読ください。

 


目的
まずは、装着する目的について詳しく説明します。


1.噛み合わせを整える
通常ゴムかけの指示を受けるのは、歯並びがある程度整って咬合の調整に入ったタイミングです。
突然言われることもあり、
「どうして今のタイミングで始めるの?」
「早く治療を終えたいのに…」
と思う患者さまも、多くいらっしゃるでしょう。
…というのも、歯を動かしたからといって、この段階で噛み合わせまでは正確に整っていません。
この時期に始めることによって、ゴムの伸び縮みする力を利用して咬合を調整するのです。
つまり見た目だけでなく、機能面も整えるということです。美しくなってきた歯列を、実用性が高いものへと導くことが可能です。


2.歯の移動をサポートする
装置ではうまく動かせなかった部分にアプローチし、移動をサポートする役割を果たします。というのも装置は、上下の歯をまとめて動かすため1本ずつの移動には不向きです。ゴムかけを行うことで、特定の歯にだけ負荷をかけて移動を促せるのです。特に重度の不正歯列の場合は、装置だけで微調整をするのが困難です。効率よく整えるために、このプロセスは必要不可欠です。

 


主な種類
歯列の状況によって、用いるゴムが異なります。
それぞれの特徴や仕組みを説明します。


2級ゴム
上顎前突(出っ歯)の場合、歯列を整えても突出した上顎をうしろへ下げない限り根本的な改善は見込めません。そこで用いられるのが、2級ゴムです。
上の犬歯周りと下の奥歯とをつなぐことによって、上の歯を後方へ動かします。突出が目立たなくなり、上下の噛み合わせのバランスが整うでしょう。


3級ゴム
下顎の方が突出している、下顎前突(受け口)の治療に用いられることが多いです。2級ゴムとは反対に、上の奥歯と下の犬歯周りとをつないで歯を動かします。
その結果、下顎がうしろへ下がって噛み合わせのバランスがよくなるでしょう。


クロスゴム
装置を使った歯列矯正では、上下の歯を別々に移動させるためズレが生じがちです。
装置での移動を試みた結果、上下の歯の側面と側面が接している場合に使用されます。
上下の歯の表面と側面とにフックを取り付け、バッテンのようになる形で引っ掛けます。ゴムの伸び縮みする力によって、噛み合わせを整えます。


垂直ゴム
前歯の咬合に不具合があり、口を閉じた際に空間ができるときに用いられます。
これまで紹介したものは左右の移動に有効でしたが、垂直ゴムに限っては上下の移動をサポートする仕組みです。うまく噛み合っていない前歯にアプローチして、微調整をします。
その名の通り、使用時は上下の歯に垂直となるよう引っ掛けるのみです。徐々に動かし、上下の空間をなくします。

 


所要期間の目安
所要期間は、歯列の状況によって大きく異なります。
移動距離が短ければ数ヶ月で終了しますが、なかなか動かない場合は1年以上かかることもあります。
1年と聞くと、気が遠くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかしずっと装着する必要はなく、ある程度歯列が整ったところで外せます。それまでは地道に装着しなければなりませんが、治療が完了するまでつける必要はないので安心してください。

 

今回はここまでです。
仕組みや必要性、所要期間の目安など理解していただけたでしょうか?
次回も同じテーマを取り上げ、早めに外すためのポイントについて詳しく解説します。
コツをしっかりと押さえ、計画通りの治療期間で理想の歯並びを実現しましょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.11.10更新

ゴムかけ


「ゴムかけ」は、歯列矯正の微調整に必要不可欠です。
「少しでも早く治療を終えたい」という気持ちは、歯列矯正を行うどの患者さまにも起こると思います。治療期間を延長させたり仕上がりに悪影響を及ぼしたりしないためにも、歯科医師の指示を守ってきちんと行いましょう。早く終わらせるコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 


ポイント1.外す時間を最小限に留める
ゴムかけは、患者さま自身による着脱が必要です。装着している時間が長いほど効果を発揮することを理解し、外している時間を必要最小限に留めましょう。
食事やブラッシングの際は外し、それ以外の時間は装着するのが基本です。慣れるまでは大変かもしれませんが、意識して習慣化させることが大切です。
面倒だからといって装着をサボると、治療期間がどんどん延びてしまうため注意してください。

 

ポイント2.習慣化させる
ゴムの装着には、毎回時間と手間がかかります。食事やブラッシングのたびに外したりつけたりするのは、決してラクな作業とはいえないでしょう。
サボりたくなる気持ちもわかりますが、その1回が治療の進行度合いを左右する可能性があります。習慣化するまでは意識的に着脱を行い、日常生活の一つとして身につけるよう努めましょう。

 

ポイント3.歯の移動を阻害する原因を取り除く
無意識に行なっている行為が、歯の移動を妨げている可能性があります。
中でも大きな影響を与えうるのが「舌による悪習癖」です。例えば、前歯のうしろで舌を押し付ける癖がある方は注意が必要です。無意識のうちに負荷をかけ、歯が移動しにくくなります。
舌が正しい位置に収まっておらず、前歯にくっついた状態の場合は改善が必要です。治療前に歯科医師から説明があると思いますので、指示に従って正しい位置へ置くよう意識しましょう。
また「食いしばり癖」がある方も要注意です。上下の歯に強い衝撃がかかり、歯の移動を阻害している可能性があります。
悪習癖を改善させるには、何より日常的に意識することが大切です。歯科医師の指示に従いつつ、改善を意識しながら生活しましょう。

 


注意点
冒頭でもお話ししましたが、ゴムかけを習慣化させることが歯列矯正を早く終える近道です。
これから紹介する注意点に気を付けながら、適切な方法でゴムかけを行いましょう。

 

気を付けるポイント1.正確な位置に装着する
ゴムを装着する位置については、歯科医師から事前に指導があると思います。誤った位置に引っ掛けると、別の歯が移動する恐れがあるため注意してください。ほかの歯が動いてしまうと、それを戻すために、本来は不要であったプロセスが発生します。
適切な装着位置が分からなくなった場合は、その時点で歯科医師に確認しましょう。また最初は時間や手間がかかりますが、慣れるとスムーズにつけられるようになります。それまでは、正確性を重視しながら丁寧に行うことが大切です。 


気を付けるポイント2.ゴムを毎日交換する
使用するゴムは、原則使い捨てです。伸縮性の問題があるので、何日も使い続けないよう注意してください。もったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、消耗品であることを理解しましょう。
1日1回は必ず交換することが、期待通りの効果を得るための大切なポイントです。

 


スムーズな歯列矯正を行うために
歯列矯正をスムーズに行い、理想の仕上がりを実現するために重要なポイントがもう一つあります。それはズバリ「信頼できる歯科医師の治療を受ける」ということです。
近年は早さと安さをウリにする歯科医院も増えていますが、患者さまの歯列に合った治療計画でなければ効率よく治療できません。患者さま一人ひとりに合った治療計画を提案してくれる歯科医師に治療を任せることが、理想の歯並びをスムーズに手に入れるための一番のポイントです。
できれば複数の歯科医院でカウンセリングを受け、信頼できる医師に治療してもらいましょう。

 


まとめ
ゴムかけは、患者さまご自身でのつけ外しが必要です。また食事とブラッシングの時間以外は、原則つけておかなければならないため面倒だと感じる方も多いはずです。
しかしゴムかけには、数多くのメリットがあります。見た目だけでなく機能面を整えることにもつながるので、サボらず継続することが重要です。
併せて、悪習癖を改善させることも忘れてはなりません。
計画通りに歯が動く環境を、患者さまご自身で整えましょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.30更新

インプラント

 

健康な歯を削ることなく、高い審美性をキープできる補綴治療に「インプラント」があります。近年注目されつつある治療ですが、ほかの選択肢との相違点がイマイチわかっていない方もいるのではないでしょうか。
インプラントの寿命は比較的長いものの、十数年に一度は再手術が必要です。
そこで今回は、ほかの補綴方法との寿命の比較や、メンテナンスの方法などを詳しく解説します。

 


どれくらいで寿命を迎える?
「インプラントは長持ちしやすい」という話を耳にしたことはありませんか?
個人差はあるものの、義歯やブリッジに比べて寿命が長いことは事実です。ですが口腔状態が悪いと、わずか数年でダメになる可能性があります。異常がない場合でも、歯科医師の指示に従って定期健診を受けてください。


平均寿命はどれくらい?
歯槽骨に埋入されて結びついているはずの「インプラント体」が脱落したときが、一般的な寿命とされています。具体的には10~15年程度ですが、日頃のケアを怠ると早い段階でダメになってしまうでしょう。
一方で丁寧に扱えば扱うほど、寿命を延ばすことが可能です。正しいメンテナンスで、大切な人工歯を長持ちさせましょう。


ほかの補綴方法との寿命の比較
義歯は4~5年、ブリッジは7~8年程度が一般的な寿命です。そう考えると、インプラントは比較的長持ちする方法だといえるでしょう。
天然歯に近い素材を用いているので、審美性の高さを実現できるのも魅力の一つです。
中には「インプラントは高額だ」ということで、治療を踏みとどまっている方もいるかもしれません。しかし長期的なスパンで考えると、意外と経済的かつ高い審美性をキープできて一石二鳥です。
予算などの問題もあるかもしれませんが、選択肢の一つとしてぜひ検討してください。

 


少しでも長持ちさせるために大切なこと
少しでも快適な状態で長持ちさせるために、注意すべきポイントがあります。次の3つのポイントを押さえておきましょう。

 

定期健診を欠かさず受ける
インプラントは、十数年の寿命が必ず保証されているわけではありません。日頃のケアを怠ると「インプラント周囲炎」という、歯周病の一種に罹患する恐れがあります。歯科医師の指示のもと、適切なタイミングで定期健診を受けましょう。日々のブラッシングで落とせない汚れを取り除き、さまざまな口腔トラブルを予防できます。


悪習癖を改善する
天然歯のような使い心地といえども、人工歯には変わりありません。衝撃に弱いので、歯に直接負担がかかる食いしばりや歯ぎしりなどの悪習癖に注意しましょう。改善されない場合、インプラント周囲炎や部品の破損につながる恐れがあります。
いずれも無意識で行われる場合が多いですが、治すのが難しい場合は歯科医師に相談しましょう。ボトックス注射やナイトガード(マウスピース)などを使うことで、改善が見込める可能性があります。

 


脱落した場合は再手術が必要!
「上部構造(食べ物と面するセラミック部分)」が欠けただけであれば、簡単な修理や作り直しのみで済むケースが多いです。
しかし歯槽骨へ埋入した、インプラント体が抜け落ちた際は再手術が必要です。再手術には基本的に費用が発生しますが、保証期間内であれば無料で治療を受けられます。5年あるいは10年の保証を設けている歯科医院が大半ですが、後悔しないよう事前に確認しておきましょう。契約前にチェックすることが大切です。

 


まとめ
インプラントは、高い審美性と機能性を両立した魅力的な補綴方法です。費用は高額になりがちですが、ほかの補綴方法の寿命を考えると、必ずしも「高い」とは言い切れません。
補綴治療の選択肢の一つとして、ぜひ検討してもらえれば幸いです。お困りのことがあれば、岐阜駅前歯科クリニックへ気軽にご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.20更新

 前歯の写真


前回は「前歯のインプラント」について、治療の難しさを解説しました。
今回はメリットや、治療に必要な期間・費用の目安などを紹介します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


3.メリット
前回は、ブリッジと義歯について詳しく紹介しました。両者にさまざまなメリットとデメリットがあることは、わかっていただけたと思います。しかし総合的に判断すると、最もメリットが大きいのはインプラントではないでしょうか。費用が高額になりやすいという懸念点はありますが、長期的なスパンで考えるとコスパが悪いとは言えないはずです。加えて、ほかの選択肢で挙げたデメリットを補えるという魅力もあります。


3-1.審美性が高い
ほかの補綴方法に比べて審美性が高く、人目につきやすい前歯に適しています。義歯やブリッジでもある程度自然ですが、場合によっては保険適用外の素材を用いなければ見た目に違和感が生じるでしょう。
インプラントは、天然歯に近い色のセラミックを用いて人工歯を作製します。そのため、審美性が劣る心配はないでしょう。
義歯のように金具が見えない点や、歯茎がやせても境界線がわかりにくい点も魅力の一つです。インプラントの場合も器具が透けて見える可能性はありますが、比較的自然で他人からわかりにくい仕様になっています。


3-2.ほかの歯を傷付けることがない
歯槽骨に穴を開けて埋入するため、治療は欠損部分のみで完結します。隙間や土台を作るために、周囲の歯を削ることはありません。
一方ブリッジは、治療時に両隣の健康な歯を削って補綴します。削るとむし歯リスクは少なからず上昇し、何らかのトラブルが生じた際はブリッジを外して処置しなければなりません。取り外すこと自体に弊害はありませんが、治療に手間がかかることは間違いないでしょう。
また義歯は、少しでも歯並びが変化すると痛みや不具合が生じます。インプラントにはそのような懸念点がないので、残存歯のことを考えても有効な治療法といえます。


3-3.強い力で噛める
顎からの力をそのまま人工歯へ伝えられる構造なので、自然な噛み心地を実感できます。また、ほかの補綴方法は噛む力の問題で、肉などがうまく噛み切れないことがあります。しかしインプラントではそのようなことがないので、十分に咀嚼して体の中へ取り込めるでしょう。胃腸に負担がかかる心配がありません。硬いものなど、食事制限がとくにないのも嬉しいポイントではないでしょうか。
さらに噛む力は、発声にも深くかかわっています。顎から力が直接伝わるので、自然な発声を実現できるのです。


3-4.ほかの歯に負担をかけにくい
ほかの補綴方法と違って、両隣の歯へ被せ物をしたり金具を引っ掛けたりすることがありません。欠損部分のみで1本の人工歯が成り立っているため、ほかの天然歯へ負担をかけることなく日常生活を送れます。
外科手術を伴うなど治療の手間や負担はありますが、その後の生活はきっとラクになるはずです。
さらに噛むときは、歯や歯茎ではなく顎へ負荷がかかります。ほかの補綴方法に比べて、口腔トラブルを引き起こす可能性が低いといえるでしょう。

 


4.治療期間や費用の目安
前回お伝えした通り、前歯の治療は高額になりがちです。しかし骨量や厚みに問題がなければ、奥歯と同じくらいの費用で治療できるでしょう。
期間についても、奥歯の治療と大差はありません。
その点を踏まえた上で、次の内容をご覧ください。


4-1.治療期間の目安
歯槽骨の量や厚みが正常で、すぐに治療へ取り掛かれる場合は3ヶ月~半年程度が治療期間の目安です。
流れとしてはインプラント体の埋入を行う「一時手術」ののち、骨と結合するまで2~3ヶ月程度経過観察をします。
その後「二次手術」でインプラント体の上部を取り出し、アバットメント(あらかじめ型取りした人工歯と結合させるための部品)を取り付けます。
これが、多くの歯科医院で採用されている「2回法」です。埋入したあとの結合を確認してから上部構造を装着できるのが、大きなメリットとされています。
「1回法」の場合は治療期間が短くなる傾向にありますが、いずれにせよ3ヶ月程度はかかるでしょう。
なお骨量や厚みの問題で骨造成や骨再生が必要な場合、その後の療養期間を含めて半年以上かかります。埋入の際に骨を増やす処置をとるので、外科手術の回数は変わりません。


4-2.費用の目安
費用の目安は位置に関係なく、1本あたり30万~40万円程度が目安です(検査費・治療費を含む)。ただ歯科医院によって料金体系が異なりますし、用いるインプラントやメーカーによって価格は多少変動します。
複数の本数を埋め込む場合は、純粋に2倍、3倍…となることを知っておきましょう。
また骨を増やす処置が必要な場合、ここに治療費が上乗せされます。治療法や内容によって費用は大きく変わるので、心配な方はかかりつけ医へ相談してください。CT検査を行い、歯槽骨の状態がわかっていれば費用の概算を提示してもらえるはずです。

 


5.安心して任せられる歯科医師へ相談を!
前歯のインプラントは骨造成を必要とするケースも多く、歯科医師の高度な技術や豊富な知識と実績が必要不可欠です。前歯の補綴治療を検討中の方は、その点を理解した上で歯科医院選びを行いましょう。複数の歯科医院のホームページを見たりカウンセリングを受けたりし、比較検討するのがおすすめです。
岐阜駅前歯科でも複数の補綴治療を取り扱っていますので、お困りの方はぜひ一度ご相談ください。
※本記事は、あくまで一般的な情報として紹介しています。患者さまの口腔状態や症例によっては、選択できない治療もあることをあらかじめご了承ください。まずは一度、かかりつけ医へ相談することをおすすめします。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.10.10更新

前歯の写真


インプラントは天然歯にとって代わるものとして、歯の位置を問わず埋入できます。しかし歯槽骨の厚みや位置を考えると、前歯の治療は容易ではありません。それでも前歯は、インプラントにした方がよい「ある理由」があります。
今回は前歯のインプラントが難しい理由や、ほかの選択肢について解説します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


1.前歯に埋入するのが難しいのはなぜ?
SNSや個人ブログ、掲示板などで「前歯のインプラントは難しい」「痛みがあってしんどかった」というコメントを目にすることがあります。
つまり「前歯は難しい」というのは、歯科医師側のことであり「難易度が高い」ということを意味しています。
その理由は次の通りです。
※もちろん、奥歯の治療が簡単というわけではありません。あくまで比較した場合の話ですので、勘違いのないようお願いします。


1-1.顎の骨が薄いため
奥歯に比べて、前歯は顎の骨が薄い傾向にあります。歯の形状を見比べると、違いはきっと歴然でしょう。
治療では顎骨にインプラント体を埋入しなければならず、その際は穴を開けなければなりません。
ですが前歯の歯槽骨には、薄くてやせやすいという特徴があります。指や舌で触れてみると、厚みがないことは患者さま自身でもわかるのではないでしょうか。
そこへ埋入するとなれば、純粋に難易度が上がってしまうのです。
ただ事前の検査で骨の厚み不足が発覚したからといって、治療ができないわけではありません。骨再生治療で骨量を増やしたのち、インプラント治療を開始できますので安心してください。


1-2.歯茎が後退して見た目が変化しやすいため
顎の骨はやせやすいだけでなく、後退しやすいのも特徴です。その状態になると「アバットメント」と呼ばれる、インプラントの一部が透けて見える可能性があります。金属製であることが多いので、透けるとどうしても目立ちます。せっかくの「審美性が高い」という魅力が失われてしまい、歯を出して笑いにくくなるでしょう。
なお歯茎の後退は、ブラッシングの際に簡単なマッサージをすることで予防できます。毎日継続し、高い審美性を少しでも維持できるよう努めましょう。


1-3.費用が高額になりやすいため
これまで、前歯のインプラント治療の難しさについて説明しました。成功させるには、歯科医師に外科手術の豊富な知識と実績、高い技術が必要です。
自由診療であるインプラントの費用はただでさえ高額ですが(料金体系は歯科医院によって異なり、相場は1本あたり30万~40万円程度です)、前歯に埋入する場合はさらに高くなるかもしれないことを理解しておきましょう。これは前歯に、骨造成や骨再生が必要となる可能性が高いためです。
事前の診察やCT検査の結果、とくに問題がなければ、原則奥歯と同じ費用で治療できるので安心してください。
費用面がネックで前歯の補綴治療を踏みとどまっている方は、一度撮影のみしてもらうのもよいかもしれませんね。

 


2.前歯を補綴するほかの選択肢について
前歯を補綴するための選択肢は、1つだけではありません。
欠損歯の本数によって最適な治療法は異なりますが、基本的には次の2つを含む3種類から選べます。
インプラントには多数のメリットがありますが、費用が気になる方はほかの方法も視野に入れて検討するとよいでしょう。


2-1.ブリッジ
義歯に比べて、審美性も噛む力も高いのが特徴です。「食事がしにくい」「手入れが面倒だ」といった日常生活におけるトラブルは、まず起こりません。
また保険適用で治療できるというメリットもあるので、予算が限られている方にも適しているでしょう。
欠損歯の両隣の歯を少し削って、橋のようにバネを引っ掛けて歯を補います。顎への負担が少なく、発声しやすい点も大きな魅力です。
ただ、削らなければならないのは「健康な歯」です。治療のためとはいえ、不必要に歯を削るとむし歯リスクが高まります。またブリッジには、装着から8年程度という寿命が存在します。それほど短いわけではありませんが、定期的な交換が必要だと考えるとコスパの悪さも懸念されるでしょう。


2-2.義歯
前歯を補綴する場合は、基本的に部分義歯となります。着脱ができるので日頃のケアがしやすく、両隣の歯を削ることなく治療できるのも大きなメリットです。また原則として保険が適用される点は、ブリッジと同様です。
一方で義歯には、噛む力が不足しがちというデメリットがあります。金具があるとはいえ、隙間へ挿し込んでいるだけなので不安定になりがちだからです。発声がしにくく、日常会話に支障をきたすこともあるでしょう。
そして義歯も、ブリッジと同様に定期的な交換が必要です。半永久的に使えるわけではないことを知っておいてください。

 


まとめ
治療の難しさについて、理解していただけたでしょうか。
次回も同じテーマで、治療のメリットや期間・費用の目安などを解説します。ぜひご覧ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.30更新

笑顔の女性


近年、成人を迎えてから歯列矯正を始める方が増えています。
しかし鼻の下が伸びたりほうれい線が深くなったりと、治療による見た目の変化を気にされる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、成人矯正において顔が変わってしまうリスクや予防法について解説します。
40代で歯列矯正を行うメリットも紹介しますので、不正歯列にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 


1.見た目の変化が起こるリスクと予防法
歯列矯正を行う際は、主に第一小臼歯(犬歯のうしろの歯)の抜歯を伴うのが一般的です。
抜歯をするのは、歯を並べるための骨が歯よりも小さいため、スペースを確保する必要があるからです。
しかし歯の大きさや歯の隙間には個人差があるため、抜歯によってスペースが余ることもあります。その結果口元が過度に引っ込み、口元が痩せて見えてしまうのです。口元や頬の皮膚がたるんで、ほうれい線や老け顔につながります。
見た目を変化させないために大切なことは、なんといっても「歯を極力抜かないこと」です。
これまで歯列矯正を長年手掛けてきましたが、第一小臼歯を抜かなければ顔が老けたりほうれい線が深くなったりすることはまずありません。
歯の隙間の問題で抜かざるを得ない場合は、顔の筋肉をトレーニングしましょう。
というのも「口輪筋」と呼ばれる、口周りの筋肉は18歳以降徐々に衰え始めます。つまり歯列矯正の有無に関わらず、40代の時点で口輪筋は廊下が進んでいるというわけです。顔や舌の筋トレを毎日行うことで、血行がよくなりほうれい線の改善につながるでしょう。

 


2.成人矯正をおすすめする理由


2-1.歯の健康を守れる
歯科医師の立場から言えば、歯列矯正を行う一番の価値は「歯の健康を守れる」という点です。
2016年度の学校保健統計調査によると、12歳のむし歯(治療済み含む)の本数平均は0.2本という状況です。30年前の調査ではなんと5本という結果になっており、現代は子どものむし歯が格段に減っていることがわかります。
30年前で12歳というと、ちょうど今40代を超えたあたりの年代の方々ですよね。当てはまるという方は、自分の口の中をチェックしてみましょう。きっと大半の方に、治療済みの歯が5本以上あるはずです。
セラミックや銀歯など色々な素材が使用されていることと思いますが、果たしてこれらの歯は死ぬまで維持できるのでしょうか。


実は40代後半ごろから、徐々に歯を失っていきます。60代に突入すると平均4.6本の歯を失うこととなり、下の6歳臼歯(前から数えて6番目の歯)に至っては50歳で25%もの方が失くしています。年齢を重ねるにつれて、奥歯などの大きな歯から順に失っていくでしょう。
この状況を変えられるかもしれないのが、歯列矯正です。
倒れた歯を真っ直ぐに起こしたり咬合を改善させたりすることで、失いかけた歯を守ることができます。例えば開咬(オープンバイト)で奥歯が前方へ倒れていた場合、歯列を整えることで噛み合わせがよくなります。
このように歯列矯正が、歯の寿命を延ばすことにつながるのです。
見た目がよくなるだけでなく、機能性が向上するのは大きな魅力ではないでしょうか。


2-2.自分の笑顔に自信が持てる
美しい笑顔の方に、好印象を抱くことはありませんか?
歯並びが乱れていると自分自身の笑顔に自信が持てず、うまく笑えない方が多いようです。コロナでマスク生活が定着していますが、緩和されつつある今でも手放せない方がいるのだとか。
口元にコンプレックスがある方にとって、マスク生活は悪いものではないのかもしれません。しかし口元が見えないことで、コミュニケーションに支障をきたす場合もあります。
40代を過ぎると顔のシミやくすみが気になり始めるので、若いイメージを与えるためには目や歯といった色の明るい部位の印象がより重要になります。
その場しのぎで隠すのではなく、歯列矯正で自信のある美しい笑顔を手に入れましょう。


あわせて、表情筋のトレーニングを行うとなおよいですね。体の筋肉と同様、顔の筋肉も使わなければ少しずつ衰えます。自然な笑顔には、表情筋のトレーニングが欠かせないのです。
顔の筋肉を動かすことで、口だけではなく頬で自然に笑えるようになります。血行がよくなり、くすみの改善にもつながるでしょう。
歯列矯正で自分に自信を持ち、美しい笑顔でポジティブな気持ちになりませんか?
口元にコンプレックスがある方は、そんな自分の姿をぜひ想像してみてください。自分自身はもちろん、周囲の人のことも幸せにできるはずです。

 


3.まとめ
成人矯正には、老けて見えるようになるというデメリットも挙げられます。しかしそのリスクは、第一小臼歯の抜歯をしないことで回避できるでしょう。表情筋のトレーニングを行うことも、重要なポイントです。
歯列矯正を行えば、自分自身の歯を長持ちさせつつ美しい笑顔を手に入れられます。
歯並びや咬合が気になっているという方は、一度かかりつけ医へ相談してみてください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.20更新

歯科矯正


近年世界的に普及しているのが「歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療(TAD)」です。初めに「アンカースクリュー」と呼ばれるネジを顎骨へ埋入し、その部分を固定源として歯を動かすという治療法です。
骨へ固定されたネジに力を負担させられるため、計画通りに歯を動かしやすいという点が大きなメリットです。
中には「ネジを歯茎へ埋入する」と聞いて怖いと感じた方がいるかもしれませんが、心配はご無用です。
一体どのような治療なのか、詳しく解説します。

 


歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療とは?
TAD(Temporary Anchorage Device)と呼ばれることもある治療で、「アンカースクリュー」という小さなインプラント(ネジ)を歯茎へ埋入して移動の起点にします。
通常の歯列矯正ではワイヤーをつないで歯並びを整えていくのですが、いきなり歯に力をかけると負担が大きくなります。そのため起点となる奥歯と、移動させたい歯への負荷をうまく調整しなければなりません。失敗すると思わぬ方向へ歯が移動してしまい、治療が長引いたり期待通りの結果が得られなかったりします。

 


TADが誕生した背景
この方法で治療をすると、ネジの埋入部分を起点として歯が移動します。上下左右へ動かせるため、理想の歯並びを手に入れられるのです。
従来の歯列矯正では難しかった位置への移動も、容易になります。

 


メリット
先述した通り、幅広い症例へ適用できる上に治療の確実性が高いというメリットがあります。治療期間の短縮にもつながるでしょう。
また、必要最低限の装置のみを装着するので身体的・精神的負担がかかりません。
さらに歯列矯正では抜歯を伴うケースが多いですが、非抜歯で治療できる可能性が高いといえます。症例によっては顎骨の外科手術などが必要になりますが、アンカースクリュー(ネジ)を用いれば矯正歯科の範疇で治療ができるかもしれません。
このように、数多くのメリットが得られます。


デメリット
ネジの埋入後、口腔内が不衛生な状態になると感染症を引き起こすリスクがあります。
埋入したネジが炎症によってグラつくと、再度埋め込まなければならない可能性もあるので注意してください。

 


治療の手順
1.アンカースクリュー(ネジ)の植立
麻酔後にネジを埋め込み、消毒します。術後は腫れや痛みが生じるかもしれませんが、2~3日程度で治まるので安心してください。痛みが続く場合は、処方された痛み止めを飲んで安静に過ごしましょう。
2.経過観察
埋入したネジが安定するまでに、2~3ヶ月程度かかります。特に埋入して2週間ほどは安静に過ごし、その後も経過観察を行いましょう。
3.歯の移動開始
ネジの安定を確認したら、その部分を固定源として装置を取り付けます。歯の移動を開始しますが、治療中にネジが外れたり緩んだりしたときはすぐに歯科医院へ連絡してください。別の場所へ、新たなネジを埋め込むという流れになります。
4.ネジの撤去
歯が計画通りに動いたことを確認したら、埋入したネジを取り除きます。埋入時と逆回転させるだけで簡単に抜けるので、麻酔は必要がありません。痛みもなく、1週間程度で元通りになるでしょう。

 


固定源について
歯列矯正で歯を移動させるときは、基本的に固定源が必要です。前歯から数えて6~8番目の歯(大臼歯)を固定源にするのが一般的ですが、作用・反作用の法則を考えると固定源を動かさず歯列矯正を行うことはほぼ不可能です。
そのためヘッドギアなどを使用して、固定源とする治療法も広く浸透してきました。ですが着脱可能な装置ということもあり、患者さまの協力なくしては治療が成功しません。
そこで提案したいのが、歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯列矯正です。固定源が動く心配がないため、違和感なく歯を移動させられるのです。

患者さまの負担が減るだけでなく、歯科医師にとっても治療計画が立てやすくなるという利点があります。それが結果的に、治療の成功へとつながるでしょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.10更新

顎矯正手術


突然ですが、あなたは「顎矯正手術(がくきょうせいしゅじゅつ)」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
「矯正」という単語が入っていることから、歯列矯正と混同している人がいるかもしれません。
確かに治療の内容は異なり、顎骨のズレが少なければ歯列矯正のみで完結します。ですが上下の顎骨に大きなズレがある場合は、両方の治療を以て初めて整った歯並び・噛み合わせを実現できます。顔の変形やゆがみも改善させられるでしょう。


顎矯正手術を行うにあたって、咬合の調整をするのは矯正歯科の医師です。
中でも「顎口腔機能診断」を取り扱う矯正歯科は、患者さまの口の中を見れば顎矯正手術の必要性をすぐに判断できるでしょう。患者さま一人ひとりにとって、最善の方法を提案してくれるはずです。
歯並びの乱れのほか、咬合や顎の歪みに心当たりがある方は、ぜひ一度、額口腔機能診断を取り扱う医療機関を受診してみてください。

 


では顎矯正手術が必要であるにも関わらず、歯列矯正のみで歯並びを整えようとするとどうなるのでしょうか?
歯だけを無理に噛み合わせようとすると、顎や歯の関節に大きな負担をかけることになります。
そもそも歯は「骨に刺さっている杭」のようなものですから、ズレた部分に無理に並べようとすると不安定な状態となります。整えた直後はよいかもしれませんが、長期的に見ると支障をきたす恐れがあります。
報告や論文を見ても、実際に受け口(しゃくれ)の症状がある方で、8020(80歳時点で20本の健康な歯を残そうとする運動)を実現している方はほぼいません。
健康な歯を少しでも長持ちさせるには、顎矯正手術の必要性を検討した方がよいでしょう。
とはいえどのような治療も、メリットばかりが得られるわけではありません。
その名の通り「手術」を伴うため、合併症を患う可能性もゼロとはいえないでしょう。
メリットとデメリットの両方を理解した上で、治療を慎重に検討してください。不明点があれば、その都度医師に確認して明確にすることが大切です。
そういった意味でも、実績が豊富で高い技術を持った医師に診てもらうことをおすすめします。

 


美容外科とは何が違う?

顎矯正手術は顔全体のバランスを整える
顔の中心ともいえる「上顎骨」の、3次元的なズレを整えることで顔全体のバランスを修正します。
顔のゆがみや長さ、丸さなどが改善できるでしょう。また顎の位置を整えることで、咬合や顔の形状を改善することも可能です。


美容外科は顔のパーツ一つひとつを修正する
パーツ一つひとつの改善を行うのが、美容外科です。顔のシワやシミ、目や鼻の形などの修正を得意とする美容外科が多く、細部の修正は顎矯正手術では実現できません。ほとんどの手術が、入院いらずでできる点も大きな魅力です。近年はボトックス注射やヒアルロン注射も普及しており、これらも数時間あれば終了します。薬が効くのは一定期間だけですので、気に入った場合は定期的に受けるとよいでしょう。
両者の決定的な違いは、修正するのが骨格であるか体の表層であるかという点です。根本原因が骨格にある場合は、顎矯正手術が必要となります。
何度も治療を重ねなくてもすむように、歯科医院や美容外科で事前カウンセリングを受けて慎重に判断しましょう。治療に関して希望やわからないことがあれば、その都度確認して明確にすることが大切です。

 


岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科でも歯並びや噛み合わせ、顎骨のゆがみといった様々な症状を改善させる治療を手掛けています。何かお困りのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.08.30更新

歯の移植

 


あなたは「歯の移植」というフレーズを耳にしたことがありますか?
補綴治療には入れ歯やブリッジといった複数の選択肢がありますが、中にはほかの歯へ負担をかける治療法も存在します。
そこで今回は、周囲の歯への影響が少ない「歯の移植」と「インプラント」について詳しく解説します。
歯を失くし、補綴治療を検討中の方はぜひ参考にしてください。


1.歯の移植とは?
歯周病や不慮の事故などで歯を失くした場合は、入れ歯・ブリッジ・インプラントのいずれかで歯を補うのが一般的です。
しかし、ある一定の条件を満たした場合のみ「歯の移植」が可能です。
歯の移植とは抜歯した患者さまご自身の歯を、欠損歯の顎骨へ移植することです。使用するのは健康な親知らずがほとんどですが、位置がずれるなどして歯としての機能を失っている歯を用いることもあります。
「親知らずは全部抜歯した」
「歯並びが整っている場合、どの歯を使えばよいのか」
このようなケースでは、残念ながら適用が困難です。また歯根が大きく曲がっていたり、大きさがあまりにも合わなかったりする場合もお断りすることがあります。必ずしもすべての患者さまに適用できるわけではない、ということを知っておいてください。


2.メリットとデメリット
2-1.メリット
① 安全性が比較的高い
患者さまご自身の歯を用いるため、安全性が比較的高いです。治療の際に、アレルギー反応を起こす心配がないでしょう。


② 機能していない歯を有効利用できる
歯並びなどの問題で機能していない歯を、移植することによって有効利用できます。


③ 治療費を抑えられる
治療法を決めるにあたって、費用が気になる方も多いはずです。歯の移植は、抜歯した親知らずを同じ日に移植する場合に保険が適用できます。そのほかの症例であっても、材料費などがほぼかからないため、ほかの補綴治療に比べて費用を抑えることが可能です。


2-2.デメリット
① 移植可能な歯が必要
先述した通り、歯の移植に使える歯は限られます。親知らずや、機能していない歯がない場合は治療が難しいでしょう。


② 歯根の形状や大きさによっては難しいケースもある
移植に使えそうな歯があったとしても、歯根の形状や大きさが合わない場合は使用できません。歯根が大きく曲がっていることで、抜歯が難しく治療を断れるケースもあるでしょう。


③ 移植した歯が思い通りに結合しない場合がある
移植後は、接着剤を用いて隣の歯と固定します。2ヶ月程度経過観察を行い、骨とうまく結合するのを待つことになります。普段通りの生活をしていれば問題ありませんが、強い負荷をかけたり、口腔ケアを怠って不潔な状態になったりすると結合しないことがあるでしょう。


④ 骨と歯が癒着する場合がある
移植した歯が骨にうまく結合した場合でも、両者が癒着して一体化するケースがあります。歯根破折を起こす可能性もあるため、何らかの処置が必要です。


3.歯を移植する手順


歯の移植は、基本的に次の手順で行います。

1.レントゲンによる診査と診断
2.治療計画の策定と説明
3. 移植手術
4. 経過観察(2週間程度)
5. 根管治療および根管充填
6. 経過観察
7. 補綴物の選択および型取り
8. 装着と定期的なメンテナンス


この中で最も重要なのは、初めの診査と診断です。移植できる歯があるのか、あるとすればどの歯なのかということを、慎重に診た上で結果をお話しします。
移植に興味をお持ちの方は、かかりつけ医に一度相談してみてください。


4.インプラントとは?
歯を失くした箇所の顎骨へ、チタン製のインプラント体を埋入して人工歯の被せ物をする治療です。
色々な大きさのものがあるため、欠損歯の位置によって治療の可否が決まることはありません。


5.メリットとデメリット

5-1.メリット
① 最適な大きさを選べる
色々な大きさをご用意しているため、患者さま一人ひとりに合ったサイズのものを選んで使用できます。
② 移植に比べて長持ちしやすい
インプラントは、移植のように骨が一体化する心配がありません。そのため、長持ちしやすいといえるでしょう。


5-2.デメリット
① 治療費が高額
基本的に保険が適用できないため、費用が高額になります。1本あたり数十万円が相場であるため、予算に限りがある方には難しいでしょう。
② ごくまれに金属アレルギーを発症する
インプラント体に使用されているチタンは、人体への親和性が高く、アレルギーを起こす可能性は低いとされています。その理由から、ほかの医療器具にも用いられることが多い金属です。

しかし、アレルギーを発症する可能性がゼロであるとは言い切れません。ごくまれに、チタンによる金属アレルギーを発症したという例が報告されています。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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