医院ブログ

2022.03.10更新

身体に異変を感じて病院で受診をしても特別病名がない身体の不調のことを不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼びます。具体的に言うと、頭痛やだるい気などの症状ついては病名が特につかないので、それらの症状のことを不定愁訴と表現します。

自律神経失調症が要因で不定愁訴が表れているケースもありますが、自律神経失調症についてもしっかりした症状の要因が判明している訳ではございません。

不定愁訴は、身体の一部の箇所に痛みを感じるケースがあったり、鬱的な精神面に影響が現れる症状が出るケースもあります。しっかりした症状が身体に表れないケースでも、日常生活の積み重ねから発症する場合があります。その症状が日頃のストレスに感じる方も多いでしょう。 

体調不良画像

歯列矯正によって体調不良が引き起こされる?

矯正中の不定愁訴は矯正が要因で引き起こされていると感じますが、矯正による歯の移動が痛みに直結しているのではなく、顎関節症の症状が不定愁訴の症状と関係しているケースが多いです。

つまり、顎関節症を治療する一環で歯列矯正をしている時に不定愁訴の不調が引き起こされた場合には、個人差はあるものの顎関節症の症状が直接的な原因であり、歯列矯正が一番の原因ではないと把握する方が良いでしょう。

 

症状の共通点について

 不定愁訴の症状と顎関節症の症状が関係しているポイントについて、顎関節症の症状を挙げます。以下のように多くの症状があることが確認できます。患者さまご自身に同じ症状が起きていないか確認してみましょう。

・頭痛、肩こり、めまい

・倦怠感、イライラ、抑うつ

・耳鳴り、咳、痰

・手の痺れ、睡眠障害、舌を噛んでしまう

以上のような不調が顎関節症になると発生すると言われています。また、精神的な症状であるイライラについても顎関節症が要因で起きていますので、普段の症状をチェックしてみましょう。

 

顎関節症の症状が起きる仕組みについて

 下顎の場所が歪んでいたり噛み合わせが悪化していることが顎関節症の代表的な原因です。この原因に伴って、様々な不定愁訴が現れます。

顎関節症は、アゴや骨格の筋肉などの偏りが身体全体へと悪影響を及ぼします。顎関節の付近には側頭骨や器官、頚椎(けいつい)があるため、それに圧力が加わることは頚椎周辺の自律神経に大きなダメージを加えます。そのダメージが不定愁訴の原因になる場合もあります。

精神的なイライラや抑うつ状態、頭痛などが要因で2次的に睡眠障害を引き起こしているケースもあります。歯科医院でアドバイスを受ける時には、顎関節症などの症状を問診時に伝えて正しい診断を受けましょう。

 

不定愁訴となる顎関節症以外の原因

歯を抜いた際も、顎関節症と同じように不定愁訴となる要因になるケースがあります。具体例を挙げると、小臼や親知らずを抜歯するとうつ病状が身体に出てくるケースがあり、この場合は顎関節症とは違う要因と言えます。

これにより、身体活動が活発になる交感神経と身体活動が落ち着く副交感神経という2つの自律神経の働きが狂ってしまうケースがあります。もし、落ち着きたいタイミングに交感神経が活発になると、先ほどご紹介した症状が発病するリスクが。

 

外見を矯正歯科で優先しない

 歯列矯正をする際の目的で、外見の美しさを優先して健康面を二の次にする方も多くいらっしゃるでしょう。

しかし、外見のみを矯正をする1番の理由に挙げてしてしまうと、正しい噛み合わせにならない治療に繋がって、不定愁訴が引き起こされるケースもあります。周囲の目だけを気にし過ぎることは気をつけましょう。

歯の並びが綺麗に整っていることだけを1番の目的に歯列矯正をするのではなく、しっかり食べ物を噛むことが出来る健康的な噛み合わせを同時に気をつけて歯列矯正を進めることがとても大切です。

 

不定愁訴を改善する為には

 今装着している詰め物の大きさを病院で微調整するだけでも不定愁訴が改善されるケースがあります。それは、詰め物の高さが噛み合わせの悪化に直結している場合があるからです。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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