医院ブログ

2022.04.10更新

エステティックラインって何?


エステティックラインとは、横から顔を見た時に鼻の先とアゴの先を繋いだ線を指します。通常は、エステティックラインよりも内側に唇が入っている横顔が綺麗な位置とされています。しかし、唇が大きく内側に引っ込んでいても綺麗なラインとは呼べないようです。エステティックラインは、一般的に「Eライン」と呼ばれたりします。由来は、1954年に歯科医師であるロバート・リケッツが提唱した言葉で、矯正歯科を中心に色々な場面で多く呼ばれています。

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噛み合わせとEライン


必ずしも全員に当てはまるわけではございませんが、噛み合わせがEラインに影響を及ぼしている場合もございます。例を挙げると、歯が前方に突出している方や受け口と呼ばれる方の中には、唇がEラインより大きく前に出ていたり、内側に入っている方もいます。また、歯が前方に突出している方や受け口と呼ばれる方でない方も、噛み合わせに何らかのトラブルがあるケースもございますし、Eラインの角度も色々あります。その為、Eラインはアゴの骨格が原因というよりも噛み合わせ自体に影響を受けるものと考えられています。顔の正面のみではなくEラインを観察することで、今まで確認することが出来なかった、自身の噛み合わせの問題点が発見できるかもしれません。


Eラインを気にしすぎない


必ずしもEラインを整えることが美しさの判断基準になるとは限りません。もちろん、綺麗の基準の一つにEラインがあるのかもしれませんが、元来、顔の形状や歯の並び方、骨の形などは人それぞれ違う個性です。Eラインの綺麗の基準に当てはまっているだけが正解ではございません。


歯を抜いてEラインを整える場合


歯を抜くかどうかの考え方は三者三様です。元々生えている歯は可能な限り抜歯したくないと考えられている場合、必ずしも抜歯をする必要はございません。ただし、著しく歯の並び方にトラブルがあるという場合は、歯科医院で抜歯を推奨されるケースもございます。例えば、大胆に歯並びを整えなければ、その後の生活に影響が出るおそれがあるなどと判断された場合、抜歯が必要場合も出てきます。基本的には、永久歯は一度抜いたら二度と生えてきません。歯を抜く際や矯正をする際の良いところやリスクを先生によく確認して、納得できる方法を選択しましょう。

 

エステティックライン以外の目的も考える


前歯が前方に突出している状態を改善したことによって、口元の形状が変化し、自分が求めているEラインに変化するケースも考えられます。ただし、初めからEラインのことだけを目的として治療を受けるのはじっくり決めましょう。口元に対してコンプレックスを抱いていた方はそれが解消される可能性はございますが、反対に、元々持っていた個性が失われてしまう可能性や、外科手術によるダメージも考えられます。そして、歯列矯正をしても歯の位置が戻ってしまったり、高い費用が掛かる場合もございます。自分自身の歯並びはどのような状態で、歯列矯正などの治療に専念した方が良いのかといったことは、歯科医院の先生とじっくり相談し決めましょう。口元の綺麗さのみを追求するのでなく、将来の健康のために噛み合わせについて検討することが重要です。

 

歯並びを整えて虫歯リスクを減らそう


どれだけ歯並びが整っていても、虫歯や歯周病など口内環境が悪ければ長続きしません。
歯並びが綺麗になれば、ブラッシングなどのケアが隅々までしやすくなります。それにより、食べカスが無くなり虫歯や歯周病の可能性を大きく減らすことができます。
特に、歯がズレて並んでいるケースでは、歯と歯の隙間に汚れが残りやすいです。この中で虫歯菌や歯周病菌などの細菌が増えれば、歯のトラブルになる可能性が大きくなります。
将来に亘って自分の歯を残すためにも、歯並びや噛み合わせを見直すことが肝要です。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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