「インプラントは高すぎないだろうか…」このような疑問をお持ちではありませんか?
インプラント治療には精密検査・外科的処置・素材・設備によって費用が異なるため、なぜ高いのか分かりづらいと感じる方は少なくありません。
しかし、費用の内訳や他の治療との違いを知ることで、判断しやすくなります。
本記事では、インプラントの費用が高く見える理由や他の治療との比較、治療費を抑える方法について解説します。
インプラントが「高すぎる」と感じる人が多い理由
インプラントが「高すぎる」と感じる人が多い理由は、以下のとおりです。
- ・他の治療(入れ歯・ブリッジ)との費用差がある
- ・自費診療であることの影響
それぞれ説明します。
他の治療(入れ歯・ブリッジ)との費用差がある
インプラントは、入れ歯やブリッジに比べて費用が高く見えます。
歯科用CTを使った術前の精密検査・専用の器具・外科処置など、多くの工程が必要なためです。
他の治療より精密性が高く、長期使用できる耐久性の高さも費用の差につながっています。
自費診療であることの影響
インプラントは保険適用外のため、材料費・技術料、設備費など、治療に必要な費用すべてが治療費に反映されます。
たとえば、品質の高いチタン製の人工歯根・歯科用CT・メンテナンス費なども必要です。
インプラントの費用内訳を知り本当に高いかを比較
インプラントの費用内訳は、以下のとおりです。
- ・手術費用
- ・人工歯の費用
- ・歯科用CT・シミュレーション費用
- ・メンテナンス・保証料
それぞれ見ていきましょう。
手術費用
手術費用は、滅菌器具の準備や手術室の維持費、歯科医師の技術料が含まれます。
また、専用の器具や手術ガイドなどの精密機器も必要です。
安全性を高める工程が多いため、費用の大部分を占めます。
人工歯の費用
人工歯の費用は、使用する素材によって費用が異なります。
自然な見た目の素材は費用も高くなる傾向があります。
また、噛み合わせや形を細かく調整しながら作るため、技工士の技術料も含まれます。
歯科用CT・シミュレーション費用
治療計画には、歯科用CTや3Dシミュレーションが欠かせません。
専用ソフトを使った分析や、治療計画の作成費用も含まれます。
当院のノーベルガイドを使ったシミュレーションについては、以下のページを参照ください。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科のノーベルガイドについて見てみる
メンテナンス・保証料
インプラントは治療後の定期検診が重要です。
3〜6か月ごとのメンテナンスや、保証内容が成功率に関わります。
また、歯科医院によっては、保証期間を設けている場合があり、トラブルが起きたときの治療費が軽減されます。
インプラントの治療費用とその他の治療費用の比較
インプラント費用が高く感じる方は、治療内容の違いを他の治療と比較すると、費用の差が分かります。
| 治療内容 | 目安の費用額 |
| インプラント | 1本あたり30~50万円ほど |
| 入れ歯 |
保険適用で5千~1万円台 |
| ブリッジ | 保険適用で1~3万円ほど(3割負担の場合) |
インプラント治療は医療費控除で負担を大きく削減できる可能性がある
インプラントは自由診療ですが、医療費控除の対象です。
年間10万円を超える場合、医療費控除を利用することで、所得税が還付され、住民税が軽減されます。
詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
インプラント治療費を医療費控除を活用し実質負担を軽減する方法を見てみる
インプラント治療が高額になるケースについて

インプラント治療が高額になるケースは、以下のとおりです。
- ・骨造成・サイナスリフトが必要な場合
- ・即日荷重・オールオンフォーなどの全顎治療
- ・高品質の素材やメーカーを選ぶ場合
それぞれ説明します。
骨造成・サイナスリフトが必要な場合
骨の土台が弱いと、人工歯根は支えられません。
そのため、骨が不足している場合は、骨造成やサイナスリフトが必要になります。
手術が追加されると、5〜20万円ほどの費用が加算される場合があります。
当院のサイナスリフトについては、以下のページもご覧ください。
即日荷重・オールオンフォーなどの全顎治療の場合
即日荷重やオールオンフォーは、通常の治療より費用が高額になる傾向があります。
全顎治療となると、一般的な費用は200万円以上です。
通常の治療より工程数が多くなるだけでなく、専用のガイド・仮歯の制作費が必要なため、人工歯の費用は上がります。
高品質の素材やメーカーを選ぶ場合
信頼の高いメーカーは、研究データが豊富にあり、耐久性にも優れています。
また、高品質な素材を選ぶほど、人工歯の費用は高くなります。
インプラント費用を抑える方法

インプラント費用を抑える方法は、以下のとおりです。
- ・複数の歯科医院で見積もり比較をする
- ・治療計画の違いを比較する
- ・追加費用の有無を事前に確認する
それぞれ説明します。
複数の歯科医院で見積もり比較をする
同じ治療内容でも、歯科医院ごとに料金は異なります。
費用を抑えるには、複数の歯科医院で見積もりを取り、比較することが重要です。
比較することで、治療法・使用材料・適正価格・追加費用の有無など、違いが分かります。
治療計画の違いを比較する
歯科医院によって治療計画の立て方が異なります。
費用を抑えるには、骨造成の有無や、使用する人工歯の素材などを確認することが大切です。
治療計画を比較することで、不要な追加治療を避けられます。
追加費用の有無を事前に確認する
インプラント治療は、追加費用が発生する場合があります。
歯科用CTや仮歯、メンテナンスなどが別料金になっている歯科医院があります。
事前に費用の総額を把握することが大事です。
まとめ:インプラントの治療費は高すぎることはない

本記事では、インプラントの費用が高く感じられる理由・費用の内訳・他の治療との違いについて解説しました。
インプラントは外科処置や術前の精密検査など、必要な工程が多いため、費用が高く見えます。
しかし、しっかり噛めることは、食事の楽しみ・見た目の美しさ・健康維持など、日々のQOLの向上につながります。
インプラント治療を検討している方は、専門の歯科医院で生活の質や健康状態を維持する方法を相談することが大切です。
当院では、年間300症例以上の実績があるので、下記よりお気軽にご相談ください。















