医院ブログ

2022.09.30更新

笑顔の女性


近年、成人を迎えてから歯列矯正を始める方が増えています。
しかし鼻の下が伸びたりほうれい線が深くなったりと、治療による見た目の変化を気にされる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、成人矯正において顔が変わってしまうリスクや予防法について解説します。
40代で歯列矯正を行うメリットも紹介しますので、不正歯列にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 


1.見た目の変化が起こるリスクと予防法
歯列矯正を行う際は、主に第一小臼歯(犬歯のうしろの歯)の抜歯を伴うのが一般的です。
抜歯をするのは、歯を並べるための骨が歯よりも小さいため、スペースを確保する必要があるからです。
しかし歯の大きさや歯の隙間には個人差があるため、抜歯によってスペースが余ることもあります。その結果口元が過度に引っ込み、口元が痩せて見えてしまうのです。口元や頬の皮膚がたるんで、ほうれい線や老け顔につながります。
見た目を変化させないために大切なことは、なんといっても「歯を極力抜かないこと」です。
これまで歯列矯正を長年手掛けてきましたが、第一小臼歯を抜かなければ顔が老けたりほうれい線が深くなったりすることはまずありません。
歯の隙間の問題で抜かざるを得ない場合は、顔の筋肉をトレーニングしましょう。
というのも「口輪筋」と呼ばれる、口周りの筋肉は18歳以降徐々に衰え始めます。つまり歯列矯正の有無に関わらず、40代の時点で口輪筋は廊下が進んでいるというわけです。顔や舌の筋トレを毎日行うことで、血行がよくなりほうれい線の改善につながるでしょう。

 


2.成人矯正をおすすめする理由


2-1.歯の健康を守れる
歯科医師の立場から言えば、歯列矯正を行う一番の価値は「歯の健康を守れる」という点です。
2016年度の学校保健統計調査によると、12歳のむし歯(治療済み含む)の本数平均は0.2本という状況です。30年前の調査ではなんと5本という結果になっており、現代は子どものむし歯が格段に減っていることがわかります。
30年前で12歳というと、ちょうど今40代を超えたあたりの年代の方々ですよね。当てはまるという方は、自分の口の中をチェックしてみましょう。きっと大半の方に、治療済みの歯が5本以上あるはずです。
セラミックや銀歯など色々な素材が使用されていることと思いますが、果たしてこれらの歯は死ぬまで維持できるのでしょうか。


実は40代後半ごろから、徐々に歯を失っていきます。60代に突入すると平均4.6本の歯を失うこととなり、下の6歳臼歯(前から数えて6番目の歯)に至っては50歳で25%もの方が失くしています。年齢を重ねるにつれて、奥歯などの大きな歯から順に失っていくでしょう。
この状況を変えられるかもしれないのが、歯列矯正です。
倒れた歯を真っ直ぐに起こしたり咬合を改善させたりすることで、失いかけた歯を守ることができます。例えば開咬(オープンバイト)で奥歯が前方へ倒れていた場合、歯列を整えることで噛み合わせがよくなります。
このように歯列矯正が、歯の寿命を延ばすことにつながるのです。
見た目がよくなるだけでなく、機能性が向上するのは大きな魅力ではないでしょうか。


2-2.自分の笑顔に自信が持てる
美しい笑顔の方に、好印象を抱くことはありませんか?
歯並びが乱れていると自分自身の笑顔に自信が持てず、うまく笑えない方が多いようです。コロナでマスク生活が定着していますが、緩和されつつある今でも手放せない方がいるのだとか。
口元にコンプレックスがある方にとって、マスク生活は悪いものではないのかもしれません。しかし口元が見えないことで、コミュニケーションに支障をきたす場合もあります。
40代を過ぎると顔のシミやくすみが気になり始めるので、若いイメージを与えるためには目や歯といった色の明るい部位の印象がより重要になります。
その場しのぎで隠すのではなく、歯列矯正で自信のある美しい笑顔を手に入れましょう。


あわせて、表情筋のトレーニングを行うとなおよいですね。体の筋肉と同様、顔の筋肉も使わなければ少しずつ衰えます。自然な笑顔には、表情筋のトレーニングが欠かせないのです。
顔の筋肉を動かすことで、口だけではなく頬で自然に笑えるようになります。血行がよくなり、くすみの改善にもつながるでしょう。
歯列矯正で自分に自信を持ち、美しい笑顔でポジティブな気持ちになりませんか?
口元にコンプレックスがある方は、そんな自分の姿をぜひ想像してみてください。自分自身はもちろん、周囲の人のことも幸せにできるはずです。

 


3.まとめ
成人矯正には、老けて見えるようになるというデメリットも挙げられます。しかしそのリスクは、第一小臼歯の抜歯をしないことで回避できるでしょう。表情筋のトレーニングを行うことも、重要なポイントです。
歯列矯正を行えば、自分自身の歯を長持ちさせつつ美しい笑顔を手に入れられます。
歯並びや咬合が気になっているという方は、一度かかりつけ医へ相談してみてください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.30更新

笑顔の女性


近年、成人を迎えてから歯列矯正を始める方が増えています。
しかし鼻の下が伸びたりほうれい線が深くなったりと、治療による見た目の変化を気にされる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、成人矯正において顔が変わってしまうリスクや予防法について解説します。
40代で歯列矯正を行うメリットも紹介しますので、不正歯列にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 


1.見た目の変化が起こるリスクと予防法
歯列矯正を行う際は、主に第一小臼歯(犬歯のうしろの歯)の抜歯を伴うのが一般的です。
抜歯をするのは、歯を並べるための骨が歯よりも小さいため、スペースを確保する必要があるからです。
しかし歯の大きさや歯の隙間には個人差があるため、抜歯によってスペースが余ることもあります。その結果口元が過度に引っ込み、口元が痩せて見えてしまうのです。口元や頬の皮膚がたるんで、ほうれい線や老け顔につながります。
見た目を変化させないために大切なことは、なんといっても「歯を極力抜かないこと」です。
これまで歯列矯正を長年手掛けてきましたが、第一小臼歯を抜かなければ顔が老けたりほうれい線が深くなったりすることはまずありません。
歯の隙間の問題で抜かざるを得ない場合は、顔の筋肉をトレーニングしましょう。
というのも「口輪筋」と呼ばれる、口周りの筋肉は18歳以降徐々に衰え始めます。つまり歯列矯正の有無に関わらず、40代の時点で口輪筋は廊下が進んでいるというわけです。顔や舌の筋トレを毎日行うことで、血行がよくなりほうれい線の改善につながるでしょう。

 


2.成人矯正をおすすめする理由


2-1.歯の健康を守れる
歯科医師の立場から言えば、歯列矯正を行う一番の価値は「歯の健康を守れる」という点です。
2016年度の学校保健統計調査によると、12歳のむし歯(治療済み含む)の本数平均は0.2本という状況です。30年前の調査ではなんと5本という結果になっており、現代は子どものむし歯が格段に減っていることがわかります。
30年前で12歳というと、ちょうど今40代を超えたあたりの年代の方々ですよね。当てはまるという方は、自分の口の中をチェックしてみましょう。きっと大半の方に、治療済みの歯が5本以上あるはずです。
セラミックや銀歯など色々な素材が使用されていることと思いますが、果たしてこれらの歯は死ぬまで維持できるのでしょうか。


実は40代後半ごろから、徐々に歯を失っていきます。60代に突入すると平均4.6本の歯を失うこととなり、下の6歳臼歯(前から数えて6番目の歯)に至っては50歳で25%もの方が失くしています。年齢を重ねるにつれて、奥歯などの大きな歯から順に失っていくでしょう。
この状況を変えられるかもしれないのが、歯列矯正です。
倒れた歯を真っ直ぐに起こしたり咬合を改善させたりすることで、失いかけた歯を守ることができます。例えば開咬(オープンバイト)で奥歯が前方へ倒れていた場合、歯列を整えることで噛み合わせがよくなります。
このように歯列矯正が、歯の寿命を延ばすことにつながるのです。
見た目がよくなるだけでなく、機能性が向上するのは大きな魅力ではないでしょうか。


2-2.自分の笑顔に自信が持てる
美しい笑顔の方に、好印象を抱くことはありませんか?
歯並びが乱れていると自分自身の笑顔に自信が持てず、うまく笑えない方が多いようです。コロナでマスク生活が定着していますが、緩和されつつある今でも手放せない方がいるのだとか。
口元にコンプレックスがある方にとって、マスク生活は悪いものではないのかもしれません。しかし口元が見えないことで、コミュニケーションに支障をきたす場合もあります。
40代を過ぎると顔のシミやくすみが気になり始めるので、若いイメージを与えるためには目や歯といった色の明るい部位の印象がより重要になります。
その場しのぎで隠すのではなく、歯列矯正で自信のある美しい笑顔を手に入れましょう。


あわせて、表情筋のトレーニングを行うとなおよいですね。体の筋肉と同様、顔の筋肉も使わなければ少しずつ衰えます。自然な笑顔には、表情筋のトレーニングが欠かせないのです。
顔の筋肉を動かすことで、口だけではなく頬で自然に笑えるようになります。血行がよくなり、くすみの改善にもつながるでしょう。
歯列矯正で自分に自信を持ち、美しい笑顔でポジティブな気持ちになりませんか?
口元にコンプレックスがある方は、そんな自分の姿をぜひ想像してみてください。自分自身はもちろん、周囲の人のことも幸せにできるはずです。

 


3.まとめ
成人矯正には、老けて見えるようになるというデメリットも挙げられます。しかしそのリスクは、第一小臼歯の抜歯をしないことで回避できるでしょう。表情筋のトレーニングを行うことも、重要なポイントです。
歯列矯正を行えば、自分自身の歯を長持ちさせつつ美しい笑顔を手に入れられます。
歯並びや咬合が気になっているという方は、一度かかりつけ医へ相談してみてください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.20更新

歯科矯正


近年世界的に普及しているのが「歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療(TAD)」です。初めに「アンカースクリュー」と呼ばれるネジを顎骨へ埋入し、その部分を固定源として歯を動かすという治療法です。
骨へ固定されたネジに力を負担させられるため、計画通りに歯を動かしやすいという点が大きなメリットです。
中には「ネジを歯茎へ埋入する」と聞いて怖いと感じた方がいるかもしれませんが、心配はご無用です。
一体どのような治療なのか、詳しく解説します。

 


歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療とは?
TAD(Temporary Anchorage Device)と呼ばれることもある治療で、「アンカースクリュー」という小さなインプラント(ネジ)を歯茎へ埋入して移動の起点にします。
通常の歯列矯正ではワイヤーをつないで歯並びを整えていくのですが、いきなり歯に力をかけると負担が大きくなります。そのため起点となる奥歯と、移動させたい歯への負荷をうまく調整しなければなりません。失敗すると思わぬ方向へ歯が移動してしまい、治療が長引いたり期待通りの結果が得られなかったりします。

 


TADが誕生した背景
この方法で治療をすると、ネジの埋入部分を起点として歯が移動します。上下左右へ動かせるため、理想の歯並びを手に入れられるのです。
従来の歯列矯正では難しかった位置への移動も、容易になります。

 


メリット
先述した通り、幅広い症例へ適用できる上に治療の確実性が高いというメリットがあります。治療期間の短縮にもつながるでしょう。
また、必要最低限の装置のみを装着するので身体的・精神的負担がかかりません。
さらに歯列矯正では抜歯を伴うケースが多いですが、非抜歯で治療できる可能性が高いといえます。症例によっては顎骨の外科手術などが必要になりますが、アンカースクリュー(ネジ)を用いれば矯正歯科の範疇で治療ができるかもしれません。
このように、数多くのメリットが得られます。


デメリット
ネジの埋入後、口腔内が不衛生な状態になると感染症を引き起こすリスクがあります。
埋入したネジが炎症によってグラつくと、再度埋め込まなければならない可能性もあるので注意してください。

 


治療の手順
1.アンカースクリュー(ネジ)の植立
麻酔後にネジを埋め込み、消毒します。術後は腫れや痛みが生じるかもしれませんが、2~3日程度で治まるので安心してください。痛みが続く場合は、処方された痛み止めを飲んで安静に過ごしましょう。
2.経過観察
埋入したネジが安定するまでに、2~3ヶ月程度かかります。特に埋入して2週間ほどは安静に過ごし、その後も経過観察を行いましょう。
3.歯の移動開始
ネジの安定を確認したら、その部分を固定源として装置を取り付けます。歯の移動を開始しますが、治療中にネジが外れたり緩んだりしたときはすぐに歯科医院へ連絡してください。別の場所へ、新たなネジを埋め込むという流れになります。
4.ネジの撤去
歯が計画通りに動いたことを確認したら、埋入したネジを取り除きます。埋入時と逆回転させるだけで簡単に抜けるので、麻酔は必要がありません。痛みもなく、1週間程度で元通りになるでしょう。

 


固定源について
歯列矯正で歯を移動させるときは、基本的に固定源が必要です。前歯から数えて6~8番目の歯(大臼歯)を固定源にするのが一般的ですが、作用・反作用の法則を考えると固定源を動かさず歯列矯正を行うことはほぼ不可能です。
そのためヘッドギアなどを使用して、固定源とする治療法も広く浸透してきました。ですが着脱可能な装置ということもあり、患者さまの協力なくしては治療が成功しません。
そこで提案したいのが、歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯列矯正です。固定源が動く心配がないため、違和感なく歯を移動させられるのです。

患者さまの負担が減るだけでなく、歯科医師にとっても治療計画が立てやすくなるという利点があります。それが結果的に、治療の成功へとつながるでしょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.20更新

歯科矯正


近年世界的に普及しているのが「歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療(TAD)」です。初めに「アンカースクリュー」と呼ばれるネジを顎骨へ埋入し、その部分を固定源として歯を動かすという治療法です。
骨へ固定されたネジに力を負担させられるため、計画通りに歯を動かしやすいという点が大きなメリットです。
中には「ネジを歯茎へ埋入する」と聞いて怖いと感じた方がいるかもしれませんが、心配はご無用です。
一体どのような治療なのか、詳しく解説します。

 


歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療とは?
TAD(Temporary Anchorage Device)と呼ばれることもある治療で、「アンカースクリュー」という小さなインプラント(ネジ)を歯茎へ埋入して移動の起点にします。
通常の歯列矯正ではワイヤーをつないで歯並びを整えていくのですが、いきなり歯に力をかけると負担が大きくなります。そのため起点となる奥歯と、移動させたい歯への負荷をうまく調整しなければなりません。失敗すると思わぬ方向へ歯が移動してしまい、治療が長引いたり期待通りの結果が得られなかったりします。

 


TADが誕生した背景
この方法で治療をすると、ネジの埋入部分を起点として歯が移動します。上下左右へ動かせるため、理想の歯並びを手に入れられるのです。
従来の歯列矯正では難しかった位置への移動も、容易になります。

 


メリット
先述した通り、幅広い症例へ適用できる上に治療の確実性が高いというメリットがあります。治療期間の短縮にもつながるでしょう。
また、必要最低限の装置のみを装着するので身体的・精神的負担がかかりません。
さらに歯列矯正では抜歯を伴うケースが多いですが、非抜歯で治療できる可能性が高いといえます。症例によっては顎骨の外科手術などが必要になりますが、アンカースクリュー(ネジ)を用いれば矯正歯科の範疇で治療ができるかもしれません。
このように、数多くのメリットが得られます。


デメリット
ネジの埋入後、口腔内が不衛生な状態になると感染症を引き起こすリスクがあります。
埋入したネジが炎症によってグラつくと、再度埋め込まなければならない可能性もあるので注意してください。

 


治療の手順
1.アンカースクリュー(ネジ)の植立
麻酔後にネジを埋め込み、消毒します。術後は腫れや痛みが生じるかもしれませんが、2~3日程度で治まるので安心してください。痛みが続く場合は、処方された痛み止めを飲んで安静に過ごしましょう。
2.経過観察
埋入したネジが安定するまでに、2~3ヶ月程度かかります。特に埋入して2週間ほどは安静に過ごし、その後も経過観察を行いましょう。
3.歯の移動開始
ネジの安定を確認したら、その部分を固定源として装置を取り付けます。歯の移動を開始しますが、治療中にネジが外れたり緩んだりしたときはすぐに歯科医院へ連絡してください。別の場所へ、新たなネジを埋め込むという流れになります。
4.ネジの撤去
歯が計画通りに動いたことを確認したら、埋入したネジを取り除きます。埋入時と逆回転させるだけで簡単に抜けるので、麻酔は必要がありません。痛みもなく、1週間程度で元通りになるでしょう。

 


固定源について
歯列矯正で歯を移動させるときは、基本的に固定源が必要です。前歯から数えて6~8番目の歯(大臼歯)を固定源にするのが一般的ですが、作用・反作用の法則を考えると固定源を動かさず歯列矯正を行うことはほぼ不可能です。
そのためヘッドギアなどを使用して、固定源とする治療法も広く浸透してきました。ですが着脱可能な装置ということもあり、患者さまの協力なくしては治療が成功しません。
そこで提案したいのが、歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯列矯正です。固定源が動く心配がないため、違和感なく歯を移動させられるのです。

患者さまの負担が減るだけでなく、歯科医師にとっても治療計画が立てやすくなるという利点があります。それが結果的に、治療の成功へとつながるでしょう。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.10更新

顎矯正手術


突然ですが、あなたは「顎矯正手術(がくきょうせいしゅじゅつ)」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
「矯正」という単語が入っていることから、歯列矯正と混同している人がいるかもしれません。
確かに治療の内容は異なり、顎骨のズレが少なければ歯列矯正のみで完結します。ですが上下の顎骨に大きなズレがある場合は、両方の治療を以て初めて整った歯並び・噛み合わせを実現できます。顔の変形やゆがみも改善させられるでしょう。


顎矯正手術を行うにあたって、咬合の調整をするのは矯正歯科の医師です。
中でも「顎口腔機能診断」を取り扱う矯正歯科は、患者さまの口の中を見れば顎矯正手術の必要性をすぐに判断できるでしょう。患者さま一人ひとりにとって、最善の方法を提案してくれるはずです。
歯並びの乱れのほか、咬合や顎の歪みに心当たりがある方は、ぜひ一度、額口腔機能診断を取り扱う医療機関を受診してみてください。

 


では顎矯正手術が必要であるにも関わらず、歯列矯正のみで歯並びを整えようとするとどうなるのでしょうか?
歯だけを無理に噛み合わせようとすると、顎や歯の関節に大きな負担をかけることになります。
そもそも歯は「骨に刺さっている杭」のようなものですから、ズレた部分に無理に並べようとすると不安定な状態となります。整えた直後はよいかもしれませんが、長期的に見ると支障をきたす恐れがあります。
報告や論文を見ても、実際に受け口(しゃくれ)の症状がある方で、8020(80歳時点で20本の健康な歯を残そうとする運動)を実現している方はほぼいません。
健康な歯を少しでも長持ちさせるには、顎矯正手術の必要性を検討した方がよいでしょう。
とはいえどのような治療も、メリットばかりが得られるわけではありません。
その名の通り「手術」を伴うため、合併症を患う可能性もゼロとはいえないでしょう。
メリットとデメリットの両方を理解した上で、治療を慎重に検討してください。不明点があれば、その都度医師に確認して明確にすることが大切です。
そういった意味でも、実績が豊富で高い技術を持った医師に診てもらうことをおすすめします。

 


美容外科とは何が違う?

顎矯正手術は顔全体のバランスを整える
顔の中心ともいえる「上顎骨」の、3次元的なズレを整えることで顔全体のバランスを修正します。
顔のゆがみや長さ、丸さなどが改善できるでしょう。また顎の位置を整えることで、咬合や顔の形状を改善することも可能です。


美容外科は顔のパーツ一つひとつを修正する
パーツ一つひとつの改善を行うのが、美容外科です。顔のシワやシミ、目や鼻の形などの修正を得意とする美容外科が多く、細部の修正は顎矯正手術では実現できません。ほとんどの手術が、入院いらずでできる点も大きな魅力です。近年はボトックス注射やヒアルロン注射も普及しており、これらも数時間あれば終了します。薬が効くのは一定期間だけですので、気に入った場合は定期的に受けるとよいでしょう。
両者の決定的な違いは、修正するのが骨格であるか体の表層であるかという点です。根本原因が骨格にある場合は、顎矯正手術が必要となります。
何度も治療を重ねなくてもすむように、歯科医院や美容外科で事前カウンセリングを受けて慎重に判断しましょう。治療に関して希望やわからないことがあれば、その都度確認して明確にすることが大切です。

 


岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科でも歯並びや噛み合わせ、顎骨のゆがみといった様々な症状を改善させる治療を手掛けています。何かお困りのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

2022.09.10更新

顎矯正手術


突然ですが、あなたは「顎矯正手術(がくきょうせいしゅじゅつ)」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
「矯正」という単語が入っていることから、歯列矯正と混同している人がいるかもしれません。
確かに治療の内容は異なり、顎骨のズレが少なければ歯列矯正のみで完結します。ですが上下の顎骨に大きなズレがある場合は、両方の治療を以て初めて整った歯並び・噛み合わせを実現できます。顔の変形やゆがみも改善させられるでしょう。


顎矯正手術を行うにあたって、咬合の調整をするのは矯正歯科の医師です。
中でも「顎口腔機能診断」を取り扱う矯正歯科は、患者さまの口の中を見れば顎矯正手術の必要性をすぐに判断できるでしょう。患者さま一人ひとりにとって、最善の方法を提案してくれるはずです。
歯並びの乱れのほか、咬合や顎の歪みに心当たりがある方は、ぜひ一度、額口腔機能診断を取り扱う医療機関を受診してみてください。

 


では顎矯正手術が必要であるにも関わらず、歯列矯正のみで歯並びを整えようとするとどうなるのでしょうか?
歯だけを無理に噛み合わせようとすると、顎や歯の関節に大きな負担をかけることになります。
そもそも歯は「骨に刺さっている杭」のようなものですから、ズレた部分に無理に並べようとすると不安定な状態となります。整えた直後はよいかもしれませんが、長期的に見ると支障をきたす恐れがあります。
報告や論文を見ても、実際に受け口(しゃくれ)の症状がある方で、8020(80歳時点で20本の健康な歯を残そうとする運動)を実現している方はほぼいません。
健康な歯を少しでも長持ちさせるには、顎矯正手術の必要性を検討した方がよいでしょう。
とはいえどのような治療も、メリットばかりが得られるわけではありません。
その名の通り「手術」を伴うため、合併症を患う可能性もゼロとはいえないでしょう。
メリットとデメリットの両方を理解した上で、治療を慎重に検討してください。不明点があれば、その都度医師に確認して明確にすることが大切です。
そういった意味でも、実績が豊富で高い技術を持った医師に診てもらうことをおすすめします。

 


美容外科とは何が違う?

顎矯正手術は顔全体のバランスを整える
顔の中心ともいえる「上顎骨」の、3次元的なズレを整えることで顔全体のバランスを修正します。
顔のゆがみや長さ、丸さなどが改善できるでしょう。また顎の位置を整えることで、咬合や顔の形状を改善することも可能です。


美容外科は顔のパーツ一つひとつを修正する
パーツ一つひとつの改善を行うのが、美容外科です。顔のシワやシミ、目や鼻の形などの修正を得意とする美容外科が多く、細部の修正は顎矯正手術では実現できません。ほとんどの手術が、入院いらずでできる点も大きな魅力です。近年はボトックス注射やヒアルロン注射も普及しており、これらも数時間あれば終了します。薬が効くのは一定期間だけですので、気に入った場合は定期的に受けるとよいでしょう。
両者の決定的な違いは、修正するのが骨格であるか体の表層であるかという点です。根本原因が骨格にある場合は、顎矯正手術が必要となります。
何度も治療を重ねなくてもすむように、歯科医院や美容外科で事前カウンセリングを受けて慎重に判断しましょう。治療に関して希望やわからないことがあれば、その都度確認して明確にすることが大切です。

 


岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科でも歯並びや噛み合わせ、顎骨のゆがみといった様々な症状を改善させる治療を手掛けています。何かお困りのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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