医院ブログ

2025.07.22更新

「歯周病があってもインプラント治療は可能?」このような疑問をお持ちではないでしょうか。

歯を失った後の選択肢として注目されているインプラント治療ですが、歯周病との関係性を事前に確認することが重要です。

正しく理解せずに治療を進めてしまうと、トラブルにつながりかねません。

本記事では、歯周病とインプラント治療の関係性や、治療を成功させるための準備・注意点について詳しく解説します。

 

歯周病とインプラントの関係

歯周病とインプラントの関係

歯周病とインプラントの関係性については、以下のとおりです。  

  • ・歯周病はインプラント失敗のリスクが高まる
  • ・インプラント周囲炎にも注意する

 

順番に説明します。  

 

歯周病はインプラント失敗のリスクが高まる

歯周病があると、インプラント治療が失敗する可能性が高くなります。

歯周病菌はインプラントの周辺に感染しやすいため、「インプラント周囲炎」を引き起こしやすいです。

炎症が起きた状態を放置すると、インプラントを支える骨が溶け出し、抜け落ちる場合もあります。

失敗のリスクを回避するためにも、インプラント治療を進める前に、歯周病の治療を行いましょう。

 

インプラントの安全性とリスクについては、当院の以下ページを参考にしてください。  

インプラントの安全性とリスクについて  

 

インプラント周囲炎にも注意する

インプラントには細菌を防ぐ膜がないため、汚れがたまると菌が侵入します。

炎症が進行すると骨が溶け出し、インプラントが抜けてしまうことがあります。

インプラント周囲炎を防ぐために、毎日丁寧な歯磨きやフロス・歯間ブラシを活用したり、定期検診を受けたりすることが大切です。  

 

歯周病があってもインプラント治療できる?

歯周病があってもインプラント治療できる?

歯周病があってもインプラント治療できるポイントをご紹介します。  

  • ・軽度〜中等度なら治療後に適応可能
  • ・重度歯周病はまず歯周治療を優先
  • ・その他の全身疾患と歯周病の関連にも配慮が必要

 

順番に見ていきましょう。  

 

軽度〜中等度なら治療後に適応可能

歯周病があるとインプラント治療はできませんが、軽度〜中等度程度であれば、歯周病の治療を終えた後に行うことが可能です。

歯周病の炎症を抑え、骨や歯茎の状態を安定させることで、インプラント治療の成功率を高めることができます。

インプラント治療可能な目安は、歯周ポケットの深さが3〜4mmに改善したり、歯茎から出血や膿が出なかったりすることです。  

 

重度歯周病はまず歯周治療を優先

重度の歯周病がある場合は、手術後に感染や炎症を起こす可能性が高いため、まずは歯周病を治すことが重要です。

歯茎や骨を健康な状態に戻してから治療を行うことで、インプラントが安定します。

 

歯周病の治療は、歯茎・骨の検査やクリーニング、骨が不足した場合は再生治療などを行い、治療期間は約7〜12ヶ月程です。

口の中の土台を整えることで、安全にインプラント治療を受けられます。  

 

その他の全身疾患と歯周病の関連にも配慮が必要

インプラント治療を成功させるには、口内の状態だけでなく、全身の健康にも注意することが必要です。

骨粗鬆症で骨がもろかったり、腎疾患による人工透析を受けたりする場合、インプラントの結合が難しいです。

インプラント治療を検討する際は、体の状態や病気・生活習慣について、歯科医師に相談しましょう。

 

当院では、無料カウンセリングを行っております。  

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歯周病患者がインプラントを受けるための準備

歯周病患者がインプラントを受けるための準備

歯周病患者がインプラントを受けるための準備は下記のとおりです。  

  • ・歯周基本治療と定期的なメンテナンス
  • ・プラークコントロールの習慣づけ
  • ・骨量が足りない場合は再生療法の併用も

 

それぞれ解説します。  

 

歯周基本治療と定期的なメンテナンス

歯周病のある人はインプラント治療を受ける前に、歯茎の状態を整える歯周基本治療や、インプラント治療後の定期的なメンテナンスが必要です

歯周病の処置をせずにインプラント治療を行うと、炎症を起こし、失敗する可能性が高まります。

歯周病の再発を防ぐためには、2〜3ヶ月ごとの定期的なメンテナンスで歯やインプラント周囲の状態をチェックし、ケアを続けることが大切です。  

 

プラークコントロールの習慣づけ

インプラント治療を成功させるため、プラークコントロールを習慣づけることが重要です

歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を放置すると、インプラント治療後に炎症が起き、抜け落ちる可能性があります。

毎日丁寧に続けることでプラークが減り、口内環境が整えば、インプラントを長く使うことができます。

 

骨量が足りない場合は再生療法の併用も

歯周病で顎の骨の量が足りない場合でも、「再生療法」により、インプラント治療を受けることができます。

 

再生療法とは、骨の足りない部分に人工の素材を使って骨を増やし、インプラントの土台を作る治療です。

インプラントは顎の骨に固定する必要があるため、骨の質や量が重要です。

骨を足してインプラントの土台を安定させることで、治療の成功率が高くなります。  

 

重度の歯周病で歯がボロボロの方

重度の歯周病で歯がボロボロの方

歯周病が進行すると、骨が溶けてしまい、歯が抜け落ちることがあります。

重度の歯周病になると残せる歯がほとんどなくなるため、治療が難しいと感じる人が多いです。

ここでは、All-on-4というインプラント治療の選択肢について解説します。  

 

All-on-4治療という選択肢

All-on-4治療は、4本のインプラントで上下の歯全てを支える方法で、手術した当日に治療が終わるのが特徴です。

全ての歯を抜くことで歯周病の原因が取り除かれるため、一時的に歯周病の症状がなくなります。

歯のケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲に炎症が起こる可能性が高くなるため、注意しましょう。  

 

当院のAll-on-4治療については、以下の参考ページをご確認ください。  

All-on-4治療について  

 

歯周病とインプラントの関係まとめ

歯周病とインプラントの関係まとめ

本記事では、歯周病とインプラント治療の関係や、治療を成功させるための準備・注意点を解説しました

歯周病がある状態は、インプラントの成功率が下がり、治療後に炎症が起こるリスクが高くなります。

 

まずは歯周病の治療を優先に行い、骨の量が足りない場合は、再生療法を併用することで対応できる場合があります。

インプラント治療を検討する際は、300症例以上の実績(2023年1月〜12月)のある当院に相談してみてはいかがでしょうか。  

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投稿者: 岐阜駅前歯科クリニック矯正歯科

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