「歯を抜いたその日に、インプラントまで入れられると聞いたのですが本当ですか」
抜歯を控えた方から、このようなご質問をいただくことがよくあります。
抜歯からインプラントが入るまでに何ヶ月も歯のない期間があると聞き、仕事や人前に出る予定を思い浮かべて不安になる方は少なくありません。
結論からお伝えすると、抜歯と同じ日にインプラント体を埋める治療は実際にあります。抜歯即時埋入(イミディエイト術式)と呼ばれる方法です。
ただし、どなたでも受けられる治療ではありません。
骨の状態や感染の有無によっては、あえて時間をおいてから埋めたほうが良い結果に落ち着くこともあります。
この記事では、抜歯即時埋入の仕組み、埋入の時期が3つに分かれる理由、メリットとデメリット、治療の流れと期間、費用の目安までを、歯科医院の視点からお伝えします。
抜歯と同時にインプラントを入れる治療(抜歯即時埋入)とは

「歯を抜いた日にインプラントまで入れる」と聞くと、本当にそんなことができるのかと戸惑う方もいらっしゃいます。
ご相談で特に多いのは、抜歯の予約は決まったものの、その後どう治していくのかの説明を受けないまま当日を迎えそうで不安だ、という声です。
抜いてから考えようとした結果、選べる方法が減ってしまうこともあるため、抜歯の前に全体像を知っておくことをおすすめしています。
それぞれ具体的に整理します。
- ・抜歯と同じ日にインプラント体を埋める仕組み
- ・即時埋入・即時荷重・ワンデイインプラントの違い
- ・抜歯した当日はどこまで進むのか
順番に見ていきます。
抜歯と同じ日にインプラント体を埋める仕組み
抜歯即時埋入は、歯を抜いてできた穴(抜歯窩)に、そのままインプラント体(人工歯根)を埋め込む術式です。
専門的にはイミディエイト術式と呼ばれています。
従来から広く行われてきたのは、抜歯のあとに骨と歯ぐきが回復するのを3〜6ヶ月待ってから埋入する方法です。抜歯即時埋入は、この待機期間を省く考え方です。
実際の診療では、抜歯窩の形とインプラント体の形はぴったり一致しません。そのため、わずかに残る隙間を骨補填材で補いながら埋入することがあります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では歯科用CTを完備し、イミディエイト術式が可能かどうかの判断ができる体制を整えています。設備の詳しい内容は歯科用CT・インプラント手術室のページでご紹介しています。
なお、抜歯即時埋入が選べるかどうかは、適応の可否を精密検査による診断で確認したうえで決まります。
即時埋入・即時荷重・ワンデイインプラントの違い
抜歯即時埋入を調べていると似た言葉が並び、混乱しやすい部分です。整理すると次のように分かれます。
- ・即時埋入:抜歯と同じ日にインプラント体を骨に埋めること(埋めるタイミングの話)
- ・即時荷重:埋入した当日から数日のうちに仮歯を装着すること(噛む力をかけ始めるタイミングの話)
- ・ワンデイインプラント:医院ごとの呼び名で、指している範囲が異なる場合がある言葉
特に混同されやすいのが即時埋入と即時荷重ですが、この2つは別の話です。
抜歯と同じ日に埋入しても仮歯が入るのは先になることがあり、逆に時間をおいて埋入しても条件が合えば早く仮歯を入れられることがあります。
噛む力をかけ始める時期については、歯科用インプラントにいつ荷重を加えるか(コクラン・レビュー CD003878)で、即時荷重・早期荷重・従来型の荷重の間に、臨床的に重要な差があると確信できるだけの根拠は得られていないと報告されています。
抜歯した当日はどこまで進むのか
当日の一般的な流れは次のとおりです。
- ・局所麻酔
- ・問題のある歯の抜歯
- ・抜歯窩の清掃と炎症を起こした組織の除去
- ・インプラント体の埋入
- ・条件が合う場合は仮歯の装着
ここで押さえておきたいのは、最終的な被せ物は当日には入らないという点です。
インプラント体と骨が結合するのを待つ期間が必要なため、当日に入るのはあくまで仮歯です。手術当日に仮歯を装着できる場合があります、という表現が実際に近いといえます。
抜歯即時埋入は治療が1日で終わる方法ではなく、抜歯から埋入までの待ち時間を省ける方法だと理解しておくと、治療の見通しを立てやすくなります。
インプラントを埋めるタイミングは大きく3つに分かれる

ポイントは3つに絞れます。
実際に多く検索されているのも「抜歯後どれくらいでインプラントを入れられるのか」という疑問です。
埋入の時期は、同じ日か3〜6ヶ月後かという二者択一ではありません。
- ・抜歯と同時に埋める即時埋入
- ・数週間から数ヶ月あけて埋める早期埋入
- ・骨の回復を3〜6ヶ月待つ待時埋入
- ・3つの方法の違いを比較して整理
ひとつずつ確認していきます。
抜歯と同時に埋める即時埋入
1つ目は、抜歯と同じ日に埋入する即時埋入です。
抜歯から埋入までの期間は0日で、手術を1回にまとめられる点が最大の特徴になります。
その一方で、抜歯窩に感染が残っていないこと、インプラント体を支えられるだけの骨が残っていることなど、求められる条件は3つの中で最も厳しくなります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、岐阜県のみならず中部圏の歯医者で随一の最先端歯科用CTと3D診断ソフトを使い、三次元的に確認したうえで可否を判断しています。
ご自身が対象になるかどうかは、適応の可否を精密検査による診断で確認する必要があります。
数週間から数ヶ月あけて埋める早期埋入
2つ目は、抜歯から少し期間をあけて埋入する早期埋入です。
抜歯窩の歯ぐきが治り、感染が落ち着いたことを確認してから埋入するため、即時埋入よりも安全側に寄せた選択になります。
骨が大きく痩せてしまう前に埋入できるため、3〜6ヶ月待つ場合と比べて骨の変化が少ないうちに進められる可能性があります。
抜歯の原因が感染だった場合や、歯ぐきの治り方を見極めてから判断したい場合に選ばれやすい方法です。
同じ日に入れるか3〜6ヶ月待つかの2択で考えていると、この中間の選択肢を見落としてしまいます。
骨の回復を3〜6ヶ月待つ待時埋入
3つ目は、骨の回復を3〜6ヶ月待ってから埋入する待時埋入です。
最も適応が広く、感染の管理もしやすい標準的な方法といえます。
ただし、待っているあいだに抜歯した部位の骨は徐々に痩せていきます。埋入する時点で骨が足りず、骨造成を併用する流れになることもあります。
インプラント治療全体でどのくらいの期間がかかるのかは、インプラント治療にかかる期間は?手術から定着、完了までの流れと短縮方法を解説でも詳しくお伝えしています。
3つの方法の違いを比較して整理
3つの違いを一覧にすると、次のように整理できます。
| 比較項目 | 即時埋入 | 早期埋入 | 待時埋入 |
|---|---|---|---|
| 抜歯から埋入までの期間 | 同じ日(0日) | 数週間から数ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
| 手術回数 | 1回にまとめられる | 2回 | 2回 |
| 骨と歯ぐきの吸収 | 抑えやすい | 比較的抑えやすい | 進みやすい |
| 適応の広さ | 狭い | 中間 | 広い |
| 治療全体の期間 | 短くなりやすい | 中間 | 長くなりやすい |
| 向いている方の傾向 | 骨と歯ぐきの状態が良く感染がない方 | 感染の落ち着きを確認してから進めたい方 | 確実性を優先したい方 |
どの方法になるかは、口の中の状態と骨の状態を診断したうえで決まります。埋入の時期をどう考えるかについては、日本口腔インプラント学会 出版物(口腔インプラント治療指針2024)でも治療指針が公開されています。
ご自身がどれに当てはまるのか、できる場合とできない場合の分かれ目を詳しく知りたい方は、「岐阜で抜歯後すぐにインプラントは可能?適応と非適応の判断基準」【新記事URL:公開後に差し替え】もあわせてご覧ください。
抜歯と同時にインプラントを入れるメリット

結論からお伝えすると、抜歯即時埋入の価値は早く終わることだけではありません。
抜歯のあとに起こる骨と歯ぐきの変化を抑えやすい点も、見過ごせない利点です。
以下で詳しく説明します。
- ・手術が1回にまとまり治療期間を短縮できる
- ・抜歯後に起こる骨や歯ぐきの痩せを抑えやすい
- ・前歯では見た目の空白期間を作りにくい
それぞれ具体的に紐解いていきます。
手術が1回にまとまり治療期間を短縮できる
抜歯即時埋入の分かりやすい利点は、抜歯と埋入を1回の手術でまとめて行える点です。
別々に行う場合、麻酔・切開・縫合という一連の負担が2回分かかります。
1回にまとまることで、次のような変化が生まれます。
- ・通院回数と手術に伴う心理的な負担を減らせる
- ・仕事や家庭の都合で長く休めない方でもスケジュールを組みやすい
- ・抜歯から埋入までの3〜6ヶ月を省ける分、治療全体の期間が短くなりやすい
抜歯窩に埋入したインプラントの成績については、抜歯窩への即時埋入インプラントの生存率に関するシステマティックレビュー(Lang NP ら・2012年)で、46件の前向き研究をまとめた結果として、年間の失敗率0.82%、2年生存率98.4%と報告されています。
条件を満たした症例を対象とした集計値のため、どなたでも同じ結果になると断定はできませんが、診断のもとで行われた即時埋入が期間の短縮と安定性を両立しうることを示すデータです。
抜歯後に起こる骨や歯ぐきの痩せを抑えやすい
歯を抜いたあと、何もしないまま置いておくと、抜歯した部位の骨は徐々に吸収されていきます。
抜歯後の歯槽骨と軟組織の変化に関するシステマティックレビュー(Tan WL ら・2012年)では、抜歯から6ヶ月の時点で、水平方向に約3.8mm、垂直方向に約1.2mmの変化が起きたと報告されています。
数ミリと聞くと小さく感じるかもしれませんが、歯ぐきのラインの見た目や、インプラント体を支える骨の幅を考えると決して小さな差ではありません。
抜歯と同時に埋入すると、骨と歯ぐきが痩せる前に抜歯窩のスペースを保ちやすくなります。
ただし、埋入すれば骨の吸収が完全に止まるわけではありません。
すでに骨が痩せてしまっている場合の対応については、骨が少なくてもインプラントはできるのか?治療方法と対策を解説で詳しくご説明しています。
前歯では見た目の空白期間を作りにくい
前歯は目に入りやすい部位のため、歯がない期間を短くしたいというご希望は自然なものです。
条件が合えば、抜歯と埋入を行った当日に仮歯を装着できる場合があり、見た目の空白期間をほとんど作らずに過ごせることがあります。
仮歯を入れられるかどうかは、初期固定が十分に得られているか、噛み合わせの力が強くかかる位置ではないかといった条件で判断が分かれます。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、3D画像をもとにしたガイドシステムであるノーベルガイドを導入し、専用オペルームで手術を行っています。
症例によっては歯ぐきを大きく切開せずに埋入できるため、術後の腫れや痛みを抑えやすい点も、前歯の治療では大きな意味を持ちます。
前歯だから必ず即時埋入できるわけではなく、適応の可否は精密検査による診断が必要です。
抜歯と同時のインプラントで知っておきたいデメリットとリスク

ここを押さえないまま進めると、せっかくの治療が思わぬ回り道になりかねません。
抜歯即時埋入には、期間の短縮と引き換えに理解しておきたい制約があります。
1つずつ確認していきます。
- ・感染や炎症がある部位では選べないことがある
- ・初期固定が得られないと失敗のリスクが上がる
- ・抜歯と同日に行うと痛みや腫れはどうなるのか
- ・医院によって「できる」「できない」の判断が分かれる理由
まずは1つ目から見ていきます。
感染や炎症がある部位では選べないことがある
抜歯の原因そのものが、即時埋入を難しくすることがあります。
代表的なのは、重度の歯周病で歯を支える骨が大きく溶けているケースや、根の先に膿がたまる根尖病変が原因で抜歯するケースです。
抜歯窩の周囲に感染の原因が残っていると、同じ日に埋入した際に細菌の影響を受けるおそれがあります。
炎症の範囲が広いときは、感染が落ち着くのを待ってから埋入したほうが安全です。
適応の可否は精密検査による診断が必要です。
初期固定が得られないと失敗のリスクが上がる
インプラント体は、埋入した直後に骨でしっかり押さえられている状態、いわゆる初期固定が得られることが前提になります。
抜歯窩はもともと歯が入っていた穴のため、骨に開けた穴へ埋入する通常の方法と比べると、固定する力が得にくいことがあります。
初期固定が不十分なまま埋入すると、骨と結合せずに動いてしまい、結果として失敗につながる可能性が高くなります。
現場では、手術当日に抜歯窩の骨の状態を直接確認したうえで、予定していた即時埋入を取りやめ、待時埋入に切り替える判断をすることもあります。
万が一うまくいかなかった場合に何が起こるのかを知っておきたい方は、インプラント治療が失敗したらどうなる?起こる症状・原因・再治療の流れを解説もご覧ください。
抜歯と同日に行うと痛みや腫れはどうなるのか
抜歯とインプラント、どちらが痛いのかというご質問は非常に多くいただきます。
手術中は局所麻酔を使って処置を行うため、強い痛みを感じることはほとんどありません。
気をつけたいのは麻酔が切れたあとです。抜歯と埋入を同じ日に行う分、抜歯だけの場合と比べて腫れが出やすい傾向があります。
一般的なダウンタイムの目安は次のとおりです。個人差がある点はご理解ください。
- ・痛み:術後2〜3日がピークで、1週間程度で落ち着くケースが多いとされる
- ・腫れ:術後2〜3日にピークを迎え、1週間程度で目立たなくなることが多いとされる
術後しばらくは、次の点に注意して過ごしてください。
- ・激しい運動・長風呂・飲酒は控える
- ・手術した部位を舌や指で触らない
- ・強いうがいで血のかたまりを流さないようにする
腫れや痛みが2週間以上続く場合や、明らかに膿が出ている場合は、早めに担当の歯科医師へご相談ください。
医院によって「できる」「できない」の判断が分かれる理由
同じ状態なのに医院によって言われることが違うのは、抜歯即時埋入で特に起こりやすい現象です。
- ・歯科用CTがあるかどうかで、読み取れる情報量が大きく変わる
- ・ガイドシステムや専用の手術室があるかどうかで、対応できる範囲が変わる
- ・術者がどれだけ即時埋入の症例を扱ってきたかで、判断の基準が変わる
- ・そもそも即時埋入を行っていない医院もある
現場の感覚としては、断られた理由が「あなたの状態では難しい」なのか「その医院の体制では難しい」なのかで、次に取るべき行動はまったく変わります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、年間500本程度のインプラント埋入を行っており、岐阜県内ではトップクラスの症例数となっています。
手術は完全に隔離して陽圧を保った専用の手術室で行い、生体管理モニターで脈拍や血圧を確認しながら進めます。
インプラント治療は、一度進めてしまうと後戻りが効きにくい治療です。
医院によって言われることが違い、どれを信じればよいのか分からないまま決めてしまうと、あとから選べたはずの方法に気づくことになりかねません。
判断を誤りたくない方は、3分でわかる治療適性チェックと、失敗しない医院選びのチェックリスト7項目を、検討している今のうちに確認しておいてください。
抜歯と同時に行うインプラント治療の流れと期間
読み終える頃には、初診から被せ物が入るまでの道のりを具体的にイメージできるようになります。
順番に解説します。
- ・カウンセリングからCT撮影・診断まで
- ・手術当日の流れ
- ・最終的な被せ物が入るまでの期間
- ・治療後のメンテナンスで長く使うために
順に見ていきます。
カウンセリングからCT撮影・診断まで
抜歯即時埋入の治療は、カウンセリングと精密検査から始まります。
一般的な流れは次のとおりです。
- ・初診カウンセリングで、現在のお悩みとご希望をうかがう
- ・歯科用CTによる三次元的な検査と診断
- ・治療計画とお見積もりのご説明
実務では、CT画像から次のような項目を確認しています。
- ・抜歯予定の歯の周囲に残っている骨の高さと幅
- ・骨の硬さ(骨質)
- ・神経や血管が走っている位置
- ・上顎の奥歯では上顎洞との距離
- ・抜く予定の歯の根の形と本数
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、初診の無料カウンセリングでCT撮影と診断まで行い、治療を強要することはありません。
カウンセリングから診断、治療、その後のケアまで同じ担当医が受け持つため、説明の一貫性を保ちやすい体制です。
手術当日の流れ
おおまかな順序は、抜歯、抜歯窩の清掃、インプラント体の埋入、必要に応じた仮歯の装着です。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の手術室には、脳外科や整形外科でも使われるSKYLUX製の広光野手術用照明灯を設置しています。
手術中は生体管理モニターで全身の状態を確認し、器具は滅菌室を含む設備で管理しています。
また、CTのデータをもとに計画した位置と角度で埋入するために、コンピューターガイド手術を併用しています。
抜歯窩は形が一定ではないため、計画どおりの位置に埋めるという工程そのものが、通常の埋入よりも精密さを求められる作業になります。
最終的な被せ物が入るまでの期間
手術が終わってすぐに最終的な被せ物が入るわけではありません。
インプラント体と骨が結合するのを待つ必要があり、目安としては上顎で4〜6ヶ月、下顎で2〜3ヶ月とされています。
この結合を待つ期間は、抜歯即時埋入を選んでも待時埋入を選んでも同じように必要です。
つまり、抜歯即時埋入で短縮できるのは、抜歯から埋入までの3〜6ヶ月の部分だということになります。
結合を待つあいだは仮歯などで過ごし、結合が確認できたら型取りを行い、噛み合わせと見た目を調整して最終的な被せ物を装着します。
結合のスピードには骨の質や全身の状態による個人差があるため、無理に急がず進めることが結果的に近道になります。
治療後のメンテナンスで長く使うために
インプラントは入れて終わりではありません。
周囲に汚れがたまると歯ぐきや骨に炎症が起こり、進行するとインプラントを支える骨が失われていきます。
インプラントのメインテナンスに関する学会見解(日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会)でも、治療後の継続的なメンテナンスの重要性が示されています。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、インプラント周囲の炎症を防ぐことに特に力を入れ、被せ物の状態確認を含めた定期的なメンテナンスを重視しています。
治療後に起こりうるリスクとその対策については、インプラントの安全性とリスクのページでもご紹介しています。
費用の目安と、抜歯と同時の治療に対応できる医院の見分け方

費用と医院選びは、検討が進むほど気になってくる部分です。自由診療のため、金額の内訳と医院の体制をあわせて確認しておくことが失敗を避ける近道になります。
順に見ていきます。
- ・費用は通常のインプラント治療と大きく変わらない
- ・CT・ガイドシステム・専用手術室がそろっているか
- ・他院で「同時は難しい」と言われたときの次の一手
まずは費用から確認していきます。
費用は通常のインプラント治療と大きく変わらない
抜歯と同時だから高くなる、という考え方は基本的にはあてはまりません。使用するインプラント体や被せ物が同じであれば、費用の構成そのものは変わらないためです。
一般的な相場としては、1本あたり30〜50万円程度が目安とされていますが、医院や使用する製品、追加の処置によって幅があります。
埋入の費用だけを表示している場合、被せ物や検査の費用が別途必要になり、総額が想定より大きくなることがあります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、インプラント埋入1本あたり29万円(税抜・10年保証付き)でご案内しています。
この金額に加えて、上部構造(被せ物)の費用、検査料、麻酔費などが別途必要です。費用の内訳は料金のページでご確認いただけます。
デンタルローンや医療費控除を利用して、月々の負担を抑えながら進めることも可能です。他の治療法と比べたときの費用感は、インプラントの費用は本当に高すぎる?相場・内訳・他治療との比較まとめで整理しています。
インプラントの見積もりは、どこまでが含まれた金額なのかによって総額が数十万円単位で変わります。知っているか知らないかだけで差がつく部分なので、費用を比べている段階の方は、実際の症例・費用例と3分でわかる治療適性チェックを先に確認しておくのがおすすめです。
CT・ガイドシステム・専用手術室がそろっているか
相談先を検討するときは、次の点を確認してみてください。
- ・歯科用CTがあり、その場で三次元的な診断ができるか
- ・CTのデータをもとにしたガイドシステムを使っているか
- ・感染対策を行った専用の手術室があるか
- ・抜歯即時埋入の症例を実際に扱っているか
実務の話をすると、CTがない環境では抜歯窩に残る骨の形を立体的に読み取れないため、そもそも可否を判断できません。
できないと言われたのではなく、判断する材料がなかったというケースも実際にあります。
他院で「同時は難しい」と言われたときの次の一手
他院で難しいと言われた場合、まず切り分けたいのは理由です。
状態によるものであれば、埋入する時期を変える、骨造成を組み合わせるといった方法で進められる可能性があります。
設備や体制によるものであれば、診断できる環境で改めて見てもらうことで結論が変わることもあります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、セカンドオピニオンでのご相談を歓迎しており、紹介状は不要です。
骨が足りない場合には、サイナスリフト・ソケットリフト・GTR法という3つの骨造成の方法に対応しています。GTR法に使用する製品は、厚生労働省の認可を得たもののみを採用しています。
顎の骨が大きく痩せてしまっている場合には、頬骨を利用するザイゴマインプラントという選択肢もあります。
治療にあたるのは、医療法人スマイルでインプラント治療を担当する歯科医師です。
難症例への対応方針は、難症例や他院でインプラントを断られた方へのページで詳しくご紹介しています。
どの方法が適しているかは、適応の可否を含めて精密検査による診断が必要です。
抜歯と同時のインプラント治療でよくある質問

最後に、抜歯と同時のインプラント治療を検討されている方から実際によくいただく質問にお答えします。
- ・まず何をすればいいのか
- ・抜歯から何年も経っている場合はどうなるのか
- ・手術にかかる時間
- ・2本以上を同じ日に行えるのか
- ・保険が使えるのか
ひとつずつお答えします。
抜歯と同時にインプラントを入れたい場合、まず何をすればいいですか
まずは歯科用CTを含む精密検査を受け、診断してもらうことが出発点になります。
できれば抜歯をする前にご相談ください。抜いたあとでは即時埋入という選択肢が消えてしまうため、相談のタイミングで選べる方法が変わります。
抜歯してから何年も経っていてもインプラントはできますか
時間が経っていても治療を検討できるケースは多くあります。
ただし、抜歯から時間が経つほど骨は痩せていき、隣の歯が傾いたり、噛み合っていた歯が伸びてきたりする変化も起こります。
骨が大きく失われている場合は、骨造成を行ってから埋入する流れになるため、期間と費用が追加で必要になる可能性があります。
もう手遅れだと決めてしまう前に、まずはCTで現在の骨の状態を確認することをおすすめします。骨が薄い場合の治療法は骨が薄い方のインプラント治療法のページでご紹介しています。
抜歯と同時に行う手術はどのくらい時間がかかりますか
1本の場合、準備と説明を含めて1時間から2時間程度が目安ですが、抜く歯の状態によって変わるため、正確な所要時間はカウンセリング時にご案内しています。
抜く歯の根の形が複雑な場合や、骨補填材を使う場合、仮歯まで装着する場合は、その分だけ時間が長くなります。
抜歯と同時に2本以上のインプラントを入れることはできますか
複数本を同じ日に行えるケースもあります。
一方で、本数が増えるほど手術時間が長くなり、術後の腫れも出やすくなるため、体への負担を考えて数回に分けることもあります。
本数と部位の組み合わせによって判断が変わるため、精密検査による診断のうえで計画を立てていきます。
抜歯と同時のインプラント治療に保険は使えますか
インプラント治療は自由診療のため、原則として健康保険は適用されません。
ただし、1年間に支払った医療費が一定額を超えると医療費控除の対象になり、確定申告によって税金の一部が戻る場合があります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科ではデンタルローンにも対応しており、月々の支払いを抑えながら治療を進めることが可能です。
抜歯と同時のインプラント治療についてまとめ
抜歯と同時にインプラントを入れる抜歯即時埋入は、抜歯から埋入までの待ち時間を省ける治療法です。
この記事の要点を整理すると、次のとおりです。
- ・埋入の時期は即時・早期・待時の3つに分かれ、二者択一ではない
- ・手術を1回にまとめられ、抜歯後の骨や歯ぐきの痩せを抑えやすい
- ・感染がある部位や初期固定が得にくい部位では選べないことがある
- ・短縮できるのは抜歯から埋入までで、骨と結合を待つ期間は必要
- ・可否の判断にはCTによる三次元的な診断が前提になる
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、JR岐阜駅から徒歩2分の歯科医院です。
岐阜県のみならず中部圏の歯医者で随一の最先端歯科用CTと、完全に隔離して陽圧を保つインプラント専用手術室を備え、年間500本程度の埋入実績と岐阜県内トップクラスの症例数となっています。
インプラント埋入は1本29万円(税抜・10年保証付き)でご案内し、セカンドオピニオンは紹介状なしでお受けしています。
岐阜市や周辺エリアはもちろん、愛知県の名古屋・栄・名駅・小牧にも医院を構える医療法人スマイルとして、グループ全体の経験を共有しています。
「抜歯の予約は取ったけれど、その後どうなるのか分からない」
「他院で同時は難しいと言われたが、本当に諦めるしかないのか」
「費用も期間も納得したうえで決めたい」
このように感じている方は、初診の無料カウンセリング(CT撮影と診断つき)をご利用ください。
グループ全体の取り組みは医療法人スマイル公式サイトでもご紹介しています。
最終的な治療方針・費用・適応の判断は、必ず歯科医師との対面での診察のうえでお決めいただくことをおすすめします。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。ご自身の症状や治療方針については、必ず歯科医師にご相談ください。
これからインプラント治療を検討される方に向けて、3分でわかる治療適性チェック、実際の症例・費用例、失敗しない医院選びのチェックリスト7項目をLINE登録者限定でお渡ししています。LINEから気軽にご相談いただけますので、以下からご覧ください。
【この記事の監修者】
医療法人スマイル 理事長 尾崎 隆(歯科医師)
1989年歯科医師国家資格取得。1999年スマイル矯正歯科(現・スマイル歯科クリニック・矯正歯科)開設。2013年名駅歯科クリニック・矯正歯科、2018年岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科、アルティメイト栄歯科・矯正歯科を開設。2020年医療法人スマイル設立、理事長就任。
資格・研修歴:USA OBI LEVEL4/MALO CLINIC Educationコース修了(All-on-4・インプラント)/マウスピース矯正・インビザライン認定医
















