「歯を抜いたその日に、すぐインプラントを入れることはできないだろうか」と考えていませんか。
岐阜で抜歯とインプラントの相談を考えている方の多くは、歯がない期間の見た目や、手術を何度も受けることへの不安を抱えています。
結論からお伝えすると、抜歯後すぐにインプラントを埋入する方法は選択肢のひとつとして存在します。
ただし、どなたにでも行える治療ではありません。
適応の可否は、抜いた部分の骨の状態や感染の有無などをCTを含む精密検査で確認したうえで診断します。
この記事では、抜歯後すぐの埋入が向いていると判断されやすい方と、待ったほうがよいと判断されやすい方を分ける考え方を順に整理します。
読み終える頃には、相談の場でご自身が何を確認すればよいかがはっきりします。
【この記事の監修者】
医療法人スマイル 理事長 尾崎 隆(歯科医師)
1989年歯科医師国家資格取得。
1999年スマイル矯正歯科(現・スマイル歯科クリニック・矯正歯科)開設。
2013年名駅歯科クリニック・矯正歯科、2018年岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科、アルティメイト栄歯科・矯正歯科を開設。
2020年医療法人スマイル設立、理事長就任。
資格・研修歴:USA OBI LEVEL4/MALO CLINIC Educationコース修了(All-on-4・インプラント)/マウスピース矯正・インビザライン認定医
歯を抜いてすぐインプラントを入れたいと考えるときによくある不安

「抜いた歯の穴に、そのままインプラントを入れられたら」と考える方は少なくありません。
ご相談で特に多いのは、抜歯の日程だけが決まった状態で、その後どうなるのかが分からないまま不安になっているケースです。
歯を失うこと自体よりも、そのあとの見た目や食事がどう変わるのかを心配してお越しになる方が目立ちます。
まずは、相談の場で実際によく聞かれる不安から整理します。
- ・歯がない期間をつくりたくないという気持ち
- ・手術を何度も受けることへの負担感
- ・抜歯してから考えましょうと言われて迷っているケース
順に見ていきましょう。
歯がない期間をつくりたくないという気持ち
通常の方法では、抜いた部分の骨と歯ぐきが落ち着くのを待ってからインプラントを埋入します。
待機の期間は一般的な目安として3〜6ヶ月ほどをみておくことが多く、ここが心理的なハードルになりやすい部分です。
特に前歯は会話や笑顔のたびに目に入るため、人前で話す仕事の方ほど空白期間を避けたいと考えます。
実務では、この期間をどう過ごすかを先に決めておくだけで不安が小さくなる方が多いと感じています。
仮歯や取り外し式の一時的な装置を使う方法もあるため、期間の長さだけで判断しないことが大切です。
手術を何度も受けることへの負担感
抜歯と埋入を別々に行う場合、麻酔・切開・縫合という一連の処置を2回受けることになります。
通院回数も増えるため、仕事の調整が難しい方や、ご高齢で通院自体が負担になる方には重く感じられます。
抜歯と同じ日に埋入できれば手術を1回にまとめられる可能性がありますが、その分だけ1回の処置に求められる精度は上がります。
こうした条件を満たすかどうかは、適応の可否を含めて精密検査による診断が必要です。
抜歯してから考えましょうと言われて迷っているケース
他の歯科医院で「まず抜歯をして、インプラントはその後で考えましょう」と説明され、迷ったままになっている方もいます。
この説明は治療を断られたという意味ではなく、感染や骨の状態を見極めてから決めたいという判断であることがほとんどです。
ただ、なぜ待つ必要があるのかまで伝わっていないと、「本当はもっと早くできるのでは」という疑問が残ります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、CT撮影と診断を含む無料カウンセリングで現在の状態を確認したうえで、診断のうえで判断します。
紹介状がなくてもセカンドオピニオンとしてご相談いただけるため、抜歯前の段階で確認しておくと選択肢を比べやすくなります。
抜歯後すぐに埋入できるかどうかを分ける4つの条件

判断のポイントは、大きく4つに絞れます。
- ・抜いた部分の骨が十分に残っているか
- ・抜歯の原因となった炎症や感染が広がっていないか
- ・埋入した直後に必要な初期固定が得られるか
- ・持病や服用中のお薬が治りに影響しないか
ひとつずつ確認していきます。
抜いた部分の骨が十分に残っているか
1つ目は、インプラントを支える骨が残っているかどうかです。
埋入に必要な骨の量は部位や術式によって異なり、高さと幅の両方をCTで確認したうえで判断されます。
抜歯と同じ日に埋入する場合は、抜いた穴の底や根の先にあたる骨で固定を確保する必要があるため、通常よりも条件が厳しくなります。
歯を支えていた骨が病気で失われていると、見た目には穴が小さくても支えが足りないことがあります。
骨が少ない場合の考え方は「骨が少なくてもインプラントはできるのか?治療方法と対策を解説」でも紹介しています。
いずれの場合も、適応の可否は精密検査による診断が必要です。
抜歯の原因となった炎症や感染が広がっていないか
2つ目は、抜歯に至った炎症や感染がどこまで広がっているかです。
重度の歯周病や根の先にできた病巣が原因の場合、細菌の影響が周囲の骨にまで及んでいることがあります。
細菌が残ったまま埋入すると、骨とインプラントが結合する過程が妨げられる可能性があります。
抜歯の際に炎症を起こした組織を丁寧に取り除き、その場で骨の状態を確かめたうえで判断する流れが一般的です。
埋入した直後に必要な初期固定が得られるか
3つ目は、埋入した直後にインプラント体がぐらつかない状態を確保できるかどうかです。
この安定を初期固定と呼び、骨とインプラントが結合していくための前提になります。
抜いた穴は歯根の形に空いているため、埋入したときにインプラント体と骨が接する面積が少なくなりやすい点に注意が必要です。
初期固定が得られないまま進めると、結合が進まずやり直しになる可能性が高まります。
現場では、初期固定の見通しが立たない場合に無理をせず待機に切り替えることが、結果的に近道になる場面が多くあります。
持病や服用中のお薬が治りに影響しないか
4つ目は、全身の状態です。
糖尿病で高血糖の状態が続いていると、術後の傷がふさがりづらく、炎症も起こりやすくなるとされています。
骨粗しょう症のお薬や血液を固まりにくくするお薬を服用中の方は、主治医と連携しながら進めるかどうかを検討します。
ご相談の際にお薬手帳をお持ちいただくと、確認がスムーズに進みます。
全身の状態を含めた適応の可否は、精密検査による診断が必要です。
抜歯後すぐの埋入で判断が難しくなる理由

結論から言うと、抜歯後すぐの埋入が難しいとされるのは技術だけの問題ではなく、抜いた直後の骨がまだ変化の途中にあるからです。
- ・抜いた穴とインプラントの形は一致しない
- ・抜歯後の骨は治る過程で幅と高さが変化する
- ・感染が残った状態では骨との結合が進みにくい
それぞれ具体的に見ていきます。
抜いた穴の形とインプラントの形は一致しない
歯の根は平たい形をしていたり、奥歯のように複数に分かれていたりします。
一方でインプラント体はねじのような円柱の形をしているため、抜いた穴にそのまま収まるわけではありません。
埋入した後に隙間が残る場合は、骨補填材や膜を併用してスペースを保つ処置を検討します。
隙間が大きいほど条件は厳しくなり、待ってから埋入したほうが安全と判断されることもあります。
どの方法を選ぶかは、抜歯した部位の形をCTと当日の所見で確認し、診断のうえで判断します。
抜歯後の骨は治る過程で幅と高さが変化する
歯を抜いた後の骨は、そのままの形で固まるわけではありません。
治癒の過程では骨が溶ける働きと新しく作られる働きが同時に進み、幅や高さが少しずつ変わっていきます。
特に頬側の骨は薄いことが多く、吸収が起こりやすい部分とされています。
通常の方法で3〜6ヶ月ほど待つのは、この変化が落ち着くのを待つためです。
抜歯と同時に埋入する方法は、変化が起こる前のスペースを保ちやすいと考えられていますが、骨の吸収をすべて防げるわけではありません。
感染が残った状態では骨との結合が進みにくい
インプラントは、埋入した後に骨と結合することで支えとして機能します。
この結合には清潔な環境が必要で、膿や強い炎症が残ったままではうまく進まない可能性があります。
見た目には落ち着いているように見えても、骨の中に炎症が残っている場合があります。
そのため、抜歯した部位を実際に確認してから最終判断を行う流れが安全です。
事前の画像だけで決めきらず、当日の所見も含めて診断することが、やり直しを避けるうえで重要になります。
抜歯の理由によって変わる即時埋入の考え方

厚生労働省のe-ヘルスネット「歯の喪失の原因」では、2018年に全国2,345の歯科医院で行われた抜歯原因の調査結果が紹介されています。
それによると、抜歯の主な原因は歯周病が37%、むし歯が29%、破折が18%でした。
原典は公益財団法人8020推進財団が2018年11月に公表した第2回 永久歯の抜歯原因調査 報告書です。
抜歯に至る理由は人によって違い、その違いが抜歯後すぐに埋入できるかどうかの判断にも関わります。
- ・歯周病が原因で抜いた場合に慎重な確認が必要になる理由
- ・むし歯や破折が原因で抜いた場合に確認するポイント
- ・前歯と奥歯で条件の見え方が変わる理由
以下で詳しく説明します。
歯周病が原因で抜いた場合に慎重な確認が必要になる理由
歯周病は、歯を支えている骨が少しずつ溶けていく病気です。
そのため、歯周病が理由で抜歯に至った場合、抜いた時点ですでに周囲の骨が減っていることが少なくありません。
さらに、原因となった細菌が歯ぐきや骨に残っていると、埋入後の炎症につながる可能性があります。
まずは歯周治療で炎症を抑え、骨と歯ぐきの状態が安定してから埋入時期を検討する流れが一般的です。
歯周病がある場合の考え方は「歯周病があってもインプラント治療はできる?成功させるための条件と注意点」でも解説しています。
いずれの場合も、抜歯と同じ日に進められるかどうかは診断のうえで判断します。
むし歯や破折が原因で抜いた場合に確認するポイント
むし歯が根の先まで進んだ場合は、根の先端に病巣ができていないかを確認します。
病巣が大きいと骨が失われている範囲も広くなり、支えが足りなくなることがあります。
歯が割れて抜歯に至ったケースでは、割れ方によって残る骨の量が変わります。
縦方向に割れて感染が根の先まで広がっている場合は、より慎重な確認が必要です。
なお、e-ヘルスネットでは破折の多くは神経を取った歯(無髄歯)とみられ、むし歯由来としてまとめると47%になるとされています。
前歯と奥歯で条件の見え方が変わる理由
前歯は唇側の骨が薄いことが多く、抜歯後の変化が見た目に出やすい部位です。
歯ぐきのラインが下がると被せ物の形で補うことが難しくなるため、骨と歯ぐきの厚みを事前に確認します。
奥歯は噛む力が大きくかかるうえ、根が複数に分かれているため、抜いた穴の形も複雑になります。
上の奥歯は上顎洞という空洞に近く、骨の高さが足りないケースも珍しくありません。
埋入した直後に仮歯を入れる方法もありますが、噛む力をどこまでかけてよいかは症例によって異なり、診断次第で変わります。
抜歯後すぐの埋入が向かないと判断されることが多いケース

ここを押さえておかないと、期待していた方法が当日になって選べないという事態になりかねません。
- ・抜いた部分に膿や強い炎症が残っているとき
- ・骨の幅や高さが足りないとき
- ・歯ぎしりや食いしばりの力が強いとき
- ・喫煙や持病のコントロールが十分でないとき
具体的なポイントは次のとおりです。
抜いた部分に膿や強い炎症が残っているとき
強い痛みや腫れ、膿が出ている状態では、まず感染を抑えることが優先されます。
炎症が続いている部位に埋入すると、結合が進まず早い段階で抜け落ちる可能性が高まります。
このような場合は抜歯を先に行い、治りの経過を確認してから埋入時期を決める流れになります。
治療が遠回りになったように感じるかもしれませんが、安全に進めるための順番と考えていただくのが正確です。
骨の幅や高さが足りないとき
骨の厚みが足りない場合は、骨を増やす処置を先に検討することがあります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、骨を増やす方法として3つの術式を症例に応じて使い分けています。
骨の厚みが3〜5mm以下と極めて薄いケースや多数の歯を失っているケースにはサイナスリフト、3〜5mm程度の厚みが残っている場合にはソケットリフトを検討します。
骨欠損が少ない場合にはGTR法という選択肢もあります。
詳しい内容は「骨が薄い方のインプラント治療法」のページにまとめています。
骨を増やす処置を併用すると治療期間や費用の考え方も変わるため、事前に説明を受けておくことが大切です。
適応の可否は、精密検査による診断が必要です。
歯ぎしりや食いしばりの力が強いとき
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、埋入した直後のインプラントに想定以上の力がかかることがあります。
結合が完成する前に強い力が繰り返し加わると、安定が損なわれる可能性があります。
そのため、噛み合わせの状態やすり減りの跡を確認し、必要に応じてナイトガードなどで力を管理してから進める判断をします。
力のかかり方は部位によって違うため、噛み合わせの評価も診断の一部として行います。
喫煙や持病のコントロールが十分でないとき
喫煙は歯ぐきの血流を妨げ、傷の治りに影響するとされています。
糖尿病で高血糖の状態が続いている場合も、術後の傷がふさがりづらく炎症が起こりやすくなります。
こうしたリスクの考え方は「インプラントの安全性とリスク」のページでも説明しています。
大切なのは、今すぐ向いていないと判断されたことが、この先ずっとできないという意味ではないという点です。
禁煙や血糖のコントロール、歯周病の治療などで条件が変われば、選べる方法も変わる可能性があります。
他の歯科医院で「今の状態では抜歯と同時は難しい」と説明された方も、状態が変わったタイミングで改めて確認する価値があります。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、CTを含む精密検査の結果をもとに、診断のうえで判断します。
「もう少し早く知っておけば、別の選択肢を選べたのに」というご相談を何度も受けてきました。
判断材料がないまま治療を進めてしまうことほど、もったいないことはありません。
ご自身が当てはまるかどうか気になる方は、3分でわかる治療適性チェックとLINEでの無料相談を検討段階のうちにご活用ください。
抜歯と同時に埋入する方法と治りを待って埋入する方法の違い

2つの方法の違いを先に整理しておくと、説明を受けたときに納得して選びやすくなります。
- ・手術の回数と通院の流れの違い
- ・治療期間の一般的な目安と個人差
- ・費用の考え方と別途かかる項目
- ・どちらを選ぶかは診断結果によって変わる
順に見ていきます。
手術の回数と通院の流れの違い
抜歯と同時に埋入する方法は、抜歯の処置に続けてインプラント体を埋入するため、外科処置を1回にまとめられる可能性があります。
一方、治りを待つ方法では抜歯と埋入で2回に分かれ、その間に治癒を確認する通院が入ります。
★ 2つの方法の違い
| 比較項目 | 抜歯と同時に埋入する方法 | 治りを待って埋入する方法 |
|---|---|---|
| 抜歯から埋入まで | 同じ日に行える場合がある | 一般的な目安として3〜6ヶ月 |
| 外科処置の回数 | 1回にまとめられる場合がある | 抜歯と埋入で2回 |
| 適応の幅 | 条件が絞られる | 比較的広い |
| 感染への備え | より慎重な管理が必要 | 治癒を確認してから進められる |
| 骨や歯ぐきの変化 | 抜歯前の形を保ちやすいとされる | 吸収が進むことがある |
術式そのものの仕組みや流れ、メリットとデメリットは「抜歯即時インプラントとは?抜歯と同時に行うメリット・デメリットと治療の流れ」で詳しく紹介しています。
どちらの流れになるかは希望だけで決まるものではなく、適応の可否は精密検査による診断が必要です。
治療期間の一般的な目安と個人差
治りを待つ方法では、抜歯からおよそ3〜6ヶ月の待機期間を経て埋入する流れが一般的です。
埋入した後は、インプラントと骨が結合するのを待ってから被せ物に進みます。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、型取りの時期を上顎で手術後4〜6ヶ月、下顎で手術後2〜3ヶ月を目安としています。
抜歯と同時に埋入した場合も、骨と結合するまでの期間そのものが短くなるわけではありません。
短縮できる可能性があるのは、主に抜歯から埋入までの待機期間にあたる部分です。
治りの早さには個人差があり、骨を増やす処置を併用する場合はさらに期間が加わることがあります。
期間はあくまで一般的な目安であり、実際のスケジュールは診断の結果によって変わります。
費用の考え方と別途かかる項目
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、インプラント埋入1本あたり29万円(税別・10年保証付き)でご案内しています。
この金額は埋入手術にあたる費用のため、被せ物にあたる上部構造や骨を増やす処置などは別途必要になります。
別途かかる費用の詳細は、初診の無料カウンセリング(CT撮影・診断)の際にあわせてご確認いただけます。
顎全体を4本のインプラントで支えるオールオン4は、片顎175万円(税別)でご案内しています。
オールオン4の場合は、月々39,000円からの分割払いプラン(初回のお支払いは43,000円)が用意されています。
料金の詳細は「岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科の料金ページ」でご確認いただけます。
費用を比べるときに注意したいのは、総額にどこまで含まれているかが医院ごとに違う点です。
「1本いくら」だけを見比べると、後から追加になる項目に気づきにくくなります。
見積もりの段階で、何が含まれていて何が別途になるのかを一つずつ確認しておくと、判断のずれを防げます。
インプラント治療の見積もりや術式の選び方は、事前にどこまで把握しているかで、あとから生じる追加費用や治療期間の見通しが変わることがあります。
見積もりを比べる前に、実際の症例と費用の目安をLINEの無料相談で確認しておくと、追加費用まで含めた判断がしやすくなります。
どちらを選ぶかは診断結果によって変わる
抜歯と同時に埋入する方法と、治りを待つ方法のどちらが適しているかは、希望だけで決められるものではありません。
★ 判断に関わる主な要素
- ・抜いた部分に残っている骨の量と形
- ・抜歯の原因となった感染の広がり
- ・埋入直後の初期固定が得られるかどうか
- ・噛み合わせと力のかかり方
- ・全身の状態と服用中のお薬
同じ方でも、部位によって結論が変わることがあります。
前歯は同時に進められても、奥歯は待ったほうがよいと判断されるようなケースです。
初めから一方に決めてしまうのではなく、診断のうえで判断していく進め方が結果的に負担を減らします。
適応かどうかを確かめるために行う検査と診断の進め方

相談の場では、「自分は適応なのか」を確かめるための検査から始まります。
- ・CT撮影で骨の幅と高さを立体的に確認する
- ・治療計画をシミュレーションして埋入位置を検討する
- ・抜歯してから改めて判断する段階的な進め方
- ・岐阜駅前で行っている検査と設備の内容
ひとつずつ見ていきます。
CT撮影で骨の幅と高さを立体的に確認する
一般的なレントゲンは平面の画像のため、骨の幅までは正確に読み取れません。
CTでは骨の高さと幅、神経や上顎洞の位置を立体的に確認できるため、埋入できる位置と方向を具体的に検討できます。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、CTによる診査で歯ぐきを切開しないフラップレス術式や、抜歯と同時に埋入するイミディエイト術式が可能かどうかの判断も行っています。
設備の詳細は「歯科用CT・インプラント手術室」のページにまとめています。
手術室は完全に隔離され、室内の気圧を陽圧に保つことで外の空気による汚染を防いでいます。
手元の影を飛ばすSKYLUX製の広光野手術用照明灯や、手術中の脈拍と血圧を確認する生体管理モニターも備えています。
設備が整っていても結論が変わらない症例もあるため、適応の可否は検査結果に沿って診断します。
治療計画をシミュレーションして埋入位置を検討する
CTのデータをもとに3D画像を作成し、埋入する位置・角度・深さをコンピューター上で検討します。
その計画に沿って作製したガイドを装着して手術を行う方法があり、岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では「ノーベルガイド」として紹介しています。
計画どおりの位置に導けるため、症例によっては歯ぐきを切開せずに進められる場合もあるとされています。
シミュレーションの段階で「この位置では固定が得られない」と分かることも珍しくありません。
手術の前に判断できれば、待ってから埋入する方針に切り替えられるため、やり直しのリスクを避けられます。
抜歯してから改めて判断する段階的な進め方
画像だけでは判断しきれない場合、抜歯を先に行い、治りの経過を見てから埋入時期を決める進め方があります。
抜歯した部位の治り方には個人差があり、想定より早く条件が整う方もいれば、時間がかかる方もいます。
抜歯の際に骨の形を保つ処置を併用し、その後の埋入をしやすくする方法を検討することもあります。
一度で決めてしまわず、段階を分けて確認していくほうが安全な症例は確実に存在します。
岐阜駅前で行っている検査と設備の内容
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、JR岐阜駅から徒歩2分の場所にあります。
初診では、CT撮影と診断を含む無料カウンセリングで現在の状態を確認できます。
インプラント治療は、カウンセリングから治療、その後のアフターケアまで同じ担当医が受け持つ体制です。
年間500本程度のインプラント埋入を行いながら、着実に症例を重ねてきました。
埋入したインプラントには最長10年の保証を設けていますが(最低半年に1度の定期検診の受診が条件・保証範囲はインプラント本体)、それでも適応の可否は精密検査による診断が必要という前提は変わりません。
インプラント治療は外科処置を伴う自由診療です。
主なリスク・副作用として、術後の腫れや痛み、細菌感染やインプラント周囲炎、骨とインプラントが結合しない可能性、神経や血管の損傷などがあります。
抜歯後すぐのインプラントでよくある質問

最後に、抜歯前後のご相談でよく寄せられる質問をまとめます。
- Q. 歯を抜いたその日にインプラントを入れられますか?
- Q. 抜歯後すぐに入れられない場合は、どれくらい待つことになりますか?
- Q. 抜歯と同時に埋入すると、痛みや腫れは強くなりますか?
- Q. 抜歯と同時に埋入した場合、その日から食事はできますか?
- Q. 前歯を抜いた場合、治療中の見た目はどうなりますか?
気になる項目からご確認ください。
Q. 歯を抜いたその日にインプラントを入れられますか?
条件が揃った場合には、抜歯と同じ日に埋入する方法が選択肢になります。
ただし、どなたにでも行える方法ではありません。
骨の量、感染の広がり、初期固定、全身の状態のいずれかに不安がある場合は、待ってから埋入する判断になります。
適応の可否は精密検査による診断が必要で、抜歯当日の所見によって方針が変わることもあります。
Q. 抜歯後すぐに入れられない場合は、どれくらい待つことになりますか?
一般的な目安は3〜6ヶ月です。
骨を増やす処置を併用する場合は、その治癒期間が加わることがあります。
治りの早さには個人差があるため、経過を確認しながら埋入時期を決めていきます。
待っている間の見た目や噛み合わせについても、仮の装置で対応する方法を含めて相談できます。
Q. 抜歯と同時に埋入すると、痛みや腫れは強くなりますか?
痛みや腫れの感じ方には個人差があります。
抜歯と埋入をまとめて行う分、処置の範囲が広くなり、腫れを強く感じる方もいます。
一方で、外科処置が1回で済むため、術後の不快な時期を一度で終えられるという受け止め方をされる方もいます。
いずれの場合も、処方されたお薬の服用と術後の指示を守ることが回復に大きく関わります。
Q. 抜歯と同時に埋入した場合、その日から食事はできますか?
埋入した当日から通常どおり噛めるとは限りません。
仮歯を入れる場合でも、噛む力をどこまでかけてよいかは症例によって異なり、診断次第で判断が変わります。
一般的には、当面は反対側で噛む、やわらかいものを選ぶといった指示を受けることが多くなります。
自己判断で硬いものを噛むと、結合が進む前のインプラントに負担がかかる可能性があります。
Q. 前歯を抜いた場合、治療中の見た目はどうなりますか?
前歯は見た目への影響が大きいため、治療中も歯の形を保てるように配慮しながら進めます。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科では、インプラントを埋入した直後に仮歯を入れる流れをご案内していますが、可否は診断によって判断します。
埋入が難しいと判断された場合も、取り外し式の一時的な装置や接着タイプの仮歯など、見た目を補う方法があります。
このほかの疑問は「インプラントお悩み相談Q&A」にもまとめていますので、あわせてご確認ください。
「聞いてよいのか分からない」と感じる内容ほど、判断を左右することが少なくありません。
気になる点は遠慮なくお持ちください。
抜歯後すぐのインプラントを岐阜で検討するときのまとめ

抜歯後すぐのインプラントは、条件が揃った方にとって負担を減らせる選択肢のひとつですが、誰にでも行える治療ではありません。
ポイントを整理すると次のとおりです。
- ・判断を分けるのは、骨の量・感染の有無・初期固定・全身の状態の4点
- ・抜いた穴とインプラントの形は一致せず、抜歯直後の骨は変化の途中にある
- ・抜歯の原因が歯周病か、むし歯や破折かで確認すべき点が変わる
- ・膿や強い炎症、骨不足、強い噛みしめ、喫煙や持病の状態では待つ判断になりやすい
- ・待って埋入する場合の目安は3〜6ヶ月で、治り方には個人差がある
- ・適応の可否は、CTを含む精密検査による診断が必要
自分がどちらに当てはまるのかは、口の中を実際に確認しなければ判断できません。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、JR岐阜駅から徒歩2分の場所にあり、完全に隔離された陽圧環境のインプラント専用手術室と歯科用CTを備えています。
CTのデータをもとに埋入位置を検討する「ノーベルガイド」による計画にも取り組み、年間500本程度の埋入を通じて着実に症例を重ねてきました。
インプラント治療を専門的に手がける歯科医師が、カウンセリングから治療後のメンテナンスまで同じ担当医として受け持ちます。
「抜歯の後、どれくらい歯がないままなのか不安」「他の歯科医院で今は難しいと言われた」「費用の内訳が分からないまま進めたくない」という段階でのご相談も歓迎しています。
岐阜市内をはじめ、岐阜駅を利用しやすい近隣エリアからのご相談もいただいています。
岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科は、名古屋の名駅・栄、そして小牧にも医院を構える医療法人スマイル公式サイトのグループとして、インプラント治療に取り組んでいます。
最終的な治療方針・費用・適応の判断は、必ず歯科医師との対面相談のうえでお決めいただくことをおすすめします。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。
ご自身の症状や治療方針については、必ず歯科医師にご相談ください。
ちなみに、これからインプラント治療を検討される方向けに、「知らないと後悔するインプラント治療の真実!」の小冊子をご用意しています。
LINEでは3分でわかる治療適性チェックのほか、実際の症例・費用例や、失敗しない医院選びのチェックリスト(確認すべき7項目)もご覧いただけます。
LINEでのご相談も受け付けていますので、以下からご活用ください。
【この記事の監修者】
医療法人スマイル 理事長 尾崎 隆(歯科医師)
1989年歯科医師国家資格取得。
1999年スマイル矯正歯科(現・スマイル歯科クリニック・矯正歯科)開設。
2013年名駅歯科クリニック・矯正歯科、2018年岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科、アルティメイト栄歯科・矯正歯科を開設。
2020年医療法人スマイル設立、理事長就任。
資格・研修歴:USA OBI LEVEL4/MALO CLINIC Educationコース修了(All-on-4・インプラント)/マウスピース矯正・インビザライン認定医

















